CATEGORY:マルイ M45A1 GBB
2018年02月26日
マルイ M45A1 CQBピストル ガスブローバック 続き
フレームのスライドと噛み合うレール部分は同社MEUと同様、左の前側が小さくなってるタイプ。
ハイキャパやミリガバとは互換性無いが、MEU系スライドなら載せ換え出来るのかな?
・・・持ってないから確認できないけど。
今までの同社ハイキャパ&ガバ系とはかなり違う、ブローバックエンジン。シリンダーがかなり延長してて、同社XDMに近い。
XDMはブローバックリコイルの重さが印象的だったので、こちらも期待出来そう。
ノズルシリンダー引いた状態。
ピストンカップの後ろにローラーっぽいのが見える。
ブリーチは、左にあるネジでスライドに固定されてる。
ファイアリングピンモールドの部分は単に塞がってるだけなので、可動するダミーファイアリングピンとか組めそう。
スライド引いた時の引っ掛かり検証。この状態でチャンバー押さえながらスライド引いても、引っ掛かりがある。
アウターバレルがある程度後退すると、アウターチャンバーがスコンと落ちる。
この、スコンと落ちるのが上手くいかないと、スライド下がらない。
バレル取り出すべく、ブッシング回す。
ブッシングはかなり固く、付属のブッシングレンチ使ってなんとか回せる。
レンチは先端開いてるので、押さえながら回す必要あるけど。
この固さは、WA製品のよう・・・。
回した後は引きぬけるはずだが、きつくて抜けて来ない。WAの場合、回すのはきついが、回して固定用突起から外れれば後は軽く抜けて来る。
こちら、固定用突起のみじゃなく、ブッシング自体がスライドに対してきつく嵌ってるようだ。
引っ掛かる部分が少ないのでそのままでは抜き出せず
アウターバレル毎、前方に押し出す。
ブッシングは金属製で、塗装処理。内側には樹脂製のカラーが仕込まれてて、アウターバレルとのフィッティングと滑らかな作動を両立させてる。
アウターバレルとスライドのロッキングは浅めだが、それでもロッキング解除されないとスライド後退出来ない。
アウターバレルの前のロッキングには小さな突起があり、更に小さな傾斜も付いてる。滑らか作動の為か?
スライド内側には、必要十分なグリスが塗られてる。
ノズル先端のBB弾掬う部分は新規形状になっており、右に寄った形状。
別角度から。
新規の、アウターバレルのショートリコイルシステム。
前方へはチャンバー固定兼用したネジヘッドで止められてて、後退時はストレートに下がり、ストンと直角に落ちる。それも2ヶ所で。
従来だと、下がるのは真っ直ぐだが落ちるのは斜めになってた。しかも1ヶ所のみの形状で。
反対側でも同様の形状で、真っ直ぐ下がってストンと落ちる。
これが、マルイが考案した新方式のショートリコイルシステムのようだ。
前進時に引っ掛かりそうな気もするが、引いた時と違って閉鎖時は全く引っ掛からなかった。
アウターバレルが軽いってのもあるのかも?
ホップダイヤルは弄って無いので、出荷状態できつめになってる感じ。
かなり出っ張った状態。出荷前検査で試射した時に気温が低かったので、ホップを強めにしておいたのかも?
チャンバー後退時の引っ掛かりの原因として、この部分がぶつかってる感じがする。
アウター側は内側結構鋭角で、チャンバー側も段差がくっきりしてる。
チャンバー固定兼アウター移動制限用のネジ外して、アウターバレル外す。
それぞれ、滑らかに接するよう、削る。
アウター側は、角をちょっと丸める程度にし、大きく削らない(削り過ぎると別の不具合発生する可能性も)。
それぞれグリス塗って元通りに組み付け。
ブッシングとスライドの関係。
ブッシングは、スライドを僅かに広げながら無理やり入って行く感じ。樹脂の弾力があるからこそで、もし金属スライドなら全く入らない。寸法公差がマイナス側になってる。
これはおそらく、設計段階でぴったりになるよう調整してたが、ブッシングの塗装被膜の分、きつくなってる気がする(海外製品だとよくある現象)。また、金型の分割線も若干盛り上がってる。外観は綺麗に仕上げてても、内部はそのままでコストダウン図ってるようだ。
分割線削り落とし、更に400番のペーパーで接触部分の塗装落とす。
大分きつさが緩和され、あんまり力込めなくても最後まで押し込めるようになった。勿論、ガタは無し。
これやろうとしてる方へ。ペーパーやすりで表面塗装落とすのみで十分なので、グラインダー等でガリガリ削し過ぎないように。
回すのは若干きつめなので、最後の位置決めはブッシングレンチで。
プラグも、リコイルスプリング入る部分の角が立ってたので、ペーパーで滑らかにし、内側にグリス塗っておく。
組み立てて検証。
スライドゆっくり引いても軽くスコンと後退し、以前の引っ掛かりが無事解消されました。
他ブログのレビューだと、引っ掛かりに関して全く言及されてないので、おそらく個体差と思われる。
まあ、仮に引っ掛かりあったとしても、無理やり動かしてれば、当たってる部分が削れて滑らかになるだろうけど。海外製品ならともかく、マルイ製品という事で絶対の信頼置いてる方も多いでしょうし。
ただ、私に言わせると、マルイだからといって絶対の信頼置いて、箱出し直後からメンテ一切せずに使い続けるのは間違ってるかと。特にガスブロは作動部分も多く、それぞれのパーツのバランスが大事。玩具銃なのでパーツ強度もそんなに高く無い。実銃ほどの耐久性は無いので、構造を把握した上でしっかりメンテする事が大切かと。
道具と言うのは、愛情を持って接すれば、調子良いまま長く使えますので。
ハンマーをゆっくり手で戻すとハーフコックで止まる。マルイのハイキャパ・ガバ系には必ず備わってる、安全機構。
箱に入れたり長期保存時にハンマー完全に落としたい時には、邪魔な機構。マガジン抜いてバチンと空撃ちするのは、パーツ痛める原因にもなるので、あまり頻繁にやるべきじゃない。実銃のように、スチールパーツで構成されてる訳じゃないのだから。
弄ってて気が付いた、ハンマーを安全にダウンさせる方法。まずマガジン抜き、トリガー引きながらハンマーを素早く2回前後に動かす。
タイミング合えば、このようにしっかりハンマー落とせます。
ちょっとしたコツが要るので、掴むまで何度か練習必要かも。
バチンと空撃ちするよりは、パーツの痛みも少なくなります。
右グリップの下にゲート跡ちょっと残ってたので、グリップ取り外し。
グリップスクリューは真鍮からの削り出しで、ヘッド部分のみ塗装されてる。
グリップ内側は、ほとんどの体積を錘が占めてる。
ハウジング分解時、ハウジングピンは、必ずこちら側に抜く事。
ハンマースプリングにグリス塗ろうと分解してみたが、必要無かった。可動部分のほとんどに、必要十分なグリスが塗られてる。
さすがマルイ(海外製品だと、潤滑剤塗られて無い部分が多い)。
実射。
マガジンが若干冷えた状態でもしっかり作動する。
ただ、それだと本来のポテンシャルが発揮出来ないので、手で触って冷たく感じない程度まで温める。
SⅡS 0.2gBB弾使っての初速は
気温自体は低めで、大体20℃くらい。マガジンを若干温めた程度だが、初速は結構安定してる。
マガジンには15発ほど込めてて、8発まで計測したら、残りは速射で消費。最後は勢い落ちたが、しっかりホールドオープンした。マガジン取り出したら、かなり冷たくなってたが、ここまで冷えててもしっかり作動するのはさすがとしか。
マガジンを十分温めた状態だと、ズドン!と迫力あるブローバックを堪能出来る。同社のハイキャパはスライドスピード重視でシャープでキレの良いリコイルだったが、こちら重めでガツンと来る。WAのマグナブローバックに近い感触。
あちらのHWスライドほど重さは無いので、リコイルの質は若干違うが、ガツンとくる重めのブローバックリコイルは、今までのマルイのブローバックハンドガンのイメージ(スライドスピード重視)を覆す感触。ダブルカアラム系の太いマガジンじゃなく、シングル系の細いマガジンでこれだけのリコイル出せるのは、驚愕とも言える。
おそらく、V10の開発が遅れてるのも、このブローバックエンジンをM45A1に搭載させて、その完成度を高める為じゃないかと。
V10には、確実に同じブローバックエンジンと小型ながら気化スペースの大きいマガジンが付属するはずなので、発売されるのが楽しみですね。
遠距離でのホップについて。
出荷状態では強すぎる気がしたので若干戻し、0.2gBB弾で、遠くの林に向かって撃って見る。
レーザー距離計で測ってみたら、約40mだった。そこまでほぼフラットに飛んで行き、ホップの安定さはさすがマルイと思わせる。サバゲーでも十分戦力として使える感じ。まあ、アンダーレイルの分、入るホルスターが限られそうだけど・・・。
マルイのM45A1 CQB、はっきり言ってお勧めです。撃ち応え十分だし命中精度も高い。
若干個体差あるようだけど、それもちょっと弄る程度で解決。この辺は、海外製品とは段違いですね。
サバゲー、シューティングマッチ、お座敷シューティングと、オールラウンドで楽しめる銃です。
※ちなみにトリガープルは軽めなので、暴発注意。弾速測定時に、最初何発かやらかしました・・・。
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自分も届きましたが、特に初期不良等は無かったですね。
なまじ仕上げも悪くないだけに余計マルイ刻印が気になっています。
ただ、間違いなく人気モデルになるだろうと思いますから、フレーム・スライド等もアフターパーツで出るだろうし、しばらくはノーマルで楽しもうかと…
他ブログ見ても不具合報告無い事を考えると、コンマ数パーセントの不良率で、たまたまそれが当たった感じですね。
スライドとバレルは完全新規なので対応パーツが出回るまでは時間掛かりそうですが、フレームのパーツに関してはMEUやナイトウォーリア等、派生ガバ系のパーツが使えそうですね。
ハンマーとシアをスチールのに替えたいけど、高い・・・。
このマルイM45A1はとにかくレビューされてる方が多く、その中でちょっと気になった記事が。
ホールドオープン状態でリチャージしたマガジン挿すと、勝手にスライドストップ解除するっていう。
まあ、考えようによっては、わざわざ解除する必要無くなるので便利とも言えるけど、ウチの個体では何度やってもその症状出ませんでした・・・。ゆっくりやっても、素早くやっても。
壊れるくらい強く叩き込む必要あるのかとも思ったけど、その動画見る限り、あんまり強く叩き込んでないし。
これも個体差なのかな?
私の個体も最初同じような引っ掛かりがありましたが1マグ分ほど作動させるとまったく引っかからなくなりました。
初期不良と言うには軽微すぎたので当方のブログでは書かなかった次第です。
スライドストップの方は思いっきり叩き込んだらリリースされますが、通常のマグチェン程度では問題無しです。
グアムで実銃(S70)を撃った時も同様の症状はでたのでガバ系に関してはあまり気にしていません。
ご参考までに。
やはり、他にも引っ掛かる個体あったんですね。話を聞く限り、アウターチャンバーとインナーチャンバーの角の引っ掛かりっぽいですね。動かす内に削れて滑らかになるみたいですので。
スライド引っ掛かるのは海外製ではたまにあるんですが、マルイでは初めてだったので、ビビッて慎重になり過ぎました。
スライドストップは、マルイの場合プランジャーでの固定が甘いみたいですね。WAだと結構固く、ガツッと押し下げないとスライドストップ解除出来ませんので(BB弾ロードしたマガジン入れてスライド引くだけで解除出来るマルイと違って、WAは引いただけでは解除されない。必ずスライドストップ下げる必要ある)。
実銃の方は、元からそういう設計なのか、それとも使い込んでる内に解除されやすくなったのか分かりませんが・・・。レンジの銃は、酷使されてますし。
海外在住で、長年ガバ撃ち込んでる人なら分かるかも?まあ、M1911A1オリジナルと、最新のカスタムガバでも、また違うかも知れませんが。