CATEGORY:VFC BCM MCMR GBB
2022年03月20日
VFC BCM CQB 11 MCMR GBB 作動調整
ブローバックの勢い弱い原因の一つに、ローディングノズル内部のフローティングバルブの動きの悪さが挙げられる。
ボルトキャリアーからローディングノズル兼ガスピストン取り出し。
方法としては、ボルトキャリアー後部のノズルリターンスプリング留めてるEリング外し、ボルトキャリアーキーを留めてるネジ二本外してキャリアーキー外す。
すると、カムピン模したノズルストッパーが外せるので、それ外したらローディングノズル引き出せる。
ローディンングノズルの分解は、後端上部のイモネジと下部のロールピン外すと後ろが分割し、中身ごそっと取り出せる。
フローティングバルブは、ノズル先端から細い棒挿し込んで後ろに押し出す。
フローティングバルブは単なる樹脂のパーツで、下からのガスが効率よく銃口側に流れる形状になってる。
但し、SR25には付いてた初速調整用のパーツは、こちらには無い。
国内仕様と違う点発見。動画レビューでは見かけなかったノズル先端のシルバーのパーツ、おそらく銃口側への吐出量を制限してるパーツではないかと。
TOPガスでパワー出過ぎないように制限かけてるのか?
銃口側への流れが悪いように見えるので、2mmドリルで拡張(1.5mmが軽く通り、2mmは通らなかった)。
ブローバック側への通り道も、ちょっとだけ削って拡張しておいた。
また、ローディングノズル押し込んだ時、途中で引っ掛かる感触あり、何百回と手動で前後させて均しを行ったが、一向に引っ掛かりが改善されない。
改めて内部を見ると、キャリアーキー留めてるネジ穴の下のシリンダー内側部分がちょっと盛り上がってた。ネジ穴は内部まで貫通しておらず、そのバリの可能性は無い。内側も塗装されてたので、塗装垂れの可能性も考慮し、その部分をペーパーやすりでシコシコする。大分滑らかになったが、完全には消せなかった。これ、塗装垂れだけじゃ無くね?
高価なモデルでボルトキャリアーはCNC削り出しを謳ってるのに、手落ちじゃないでしょうかね・・・?
ある程度削って磨いた後、ブルー液で軽く染めて、ピストンのOリングにセラミックグリス塗って組み付け。
最初よりは引っ掛かりが無くなった。
組み上げてから、再び計測。マガジン温度は手で触って熱いくらいで、40℃ちょいくらい。
初速は上がったしサイクルも上がったが、マガジン温度下がるとやはり作動悪い。他のガスブロ、例えばVFC SR25の場合、マガジン温度は手で軽く温めた程度(20~25℃)でもしっかりブローバックする。ガツンとリコイル来る。せめてこれくらいの作動性はあって欲しい。
更に拡張すべく、再びバラしてノズル先端をドリルでグリグリしてたら、パーツが奥まっていく。ドリルに引っ掛かってる感じだったので、そのまま手前に引き抜いたら、スポッと取れた。単に圧入してるだけだったらしい。
この流量制限してるパーツ、後ろ内部から見ると、銃口側に壁作ってるように見えてた。多分、このパーツで流速が遅くなり、ノズルの作動が悪かったんじゃないかと(穴の周りが壁になってて、そこで流れが乱れる)。マルイと同様、負圧作動なので、負圧が低いと動きも悪い(WAのようなBB弾によるスプリング切り替え式なら、流速関係ない)。
あと、分解に関係ないけど、ピンのモールドがあまりにリアルで、フローティングバルブ押さえてるのかと思い、ピンポンチで叩いたりもした。当然、びくともしなかったけど。実銃の場合、エジェクターとエキストラクターのピンに該当する。
さて、今度こそはどうか・・・。
空撃ちしてみたら、ドカッと強めのリコイル。マガジン温度は25℃程度(室温20℃程度)。
やっと本調子になりやがりました。なんて手のかかる子・・・。
ま、国内仕様なら、ここまで苦労する事無かったと思うけど。
銃口側への流れが正常化されたので、フローティングバルブも本来の調子を取り戻した感じ。で、銃口側へのガスの量が増えた事による初速の変化はと言うと・・・。
後ほど述べます。
VFCのM4マガジンには、空撃ちモードが存在しない。(コピー元だったかも知れない)WAマガジンにも、同社SR25やG3A3マガジン等にも備わってたのに。
そこで、ボルトストップ押し上げるパーツを押さえるようにピン通しました。マガジンのこの部分は樹脂なので、穴あけ簡単に出来る。
2.5mmドリルで穴開けて、ほぼ同じ径の真鍮釘を長さに合わせてカット。外すにはピンポンチ必要だけど、空撃ちモードになりました。
真鍮釘買うの面倒と言う場合は、エアーダスターのノズル挿し込んで丁度の長さにカットしても可。
マガジン分解。正確には、フォロアー取り出し。
VFC M4用マガジンは外装と内部タンクの2重構造。SR25マガジンのように一体型なら、内部スペース増やせるし熱効率も良いのに・・・。
しかも、外装はアルミ。実銃がスチールプレスなので、リアルでもない。ブローバックエンジンは改良されてきたけど、マガジンは昔の設計そのままって感じですね。
マガジンボトムプレートもアルミの板。ここでは分解してないけど、ボトムプレートの取り外しは、凹んでる部分を精密マイナスドライバー等で持ち上げてロック外してから後ろに引き抜く。凹んでる部分にピンポンチ当ててガシガシ叩いても、変形こそすれ絶対に外れないので(←やった人)。
あと、組み立て時の注意事項。
フォロアースプリングが無駄に長く、抑えながら入れるのに一苦労。指だと太すぎるので精密ドライバーで押さえながらリップ挿し込んでたら、ちょっとドライバー滑ってフォロアーとスプリングが勢いよく二方向に飛び出し、部屋の隅に消えて行った。よりによって、ごちゃっとしてるとこ目掛けて。
翌日、数時間かけて片付けながら捜索。なんとか発掘出来ました。
フォロアー押さえるのに、ドライバーだと滑る。そこで、フォロアーに小さな穴開けて、細いピンポンチ挿し込んで押さえてみた。
結果、飛び出さずに無事組み付け出来ました。
あと、長すぎるフォロアースプリングを下5巻ほどカット。BB弾込めるのがちょっと楽に。空状態でちょっとだけテンション下がったけど、ボルトストップは正常に作動したので問題無い。
なんで、無駄に長いスプリング使ってるのやら・・・。
ブローバックエンジンやファイアリングシステムの改良に伴い、チャンバーのロッキングリセスが樹脂化されてたようで、ちょっと残念。
ブルーのチャンバーパッキンは目立つ。
ホップについては、出荷状態だと0.2gで強過ぎてて、遥か彼方に上昇していく。適正ホップまで調整したら、すごく安定した弾道描くように。
具体的には、30mほどフラットで、そこから緩やかに落ちる感じ(若干弱めに調整)。暫くは、チャンバーパッキン交換しなくても良いかも。
最近のVFC製品は良く当たるって話聞くので、良い傾向ですね。チャンバーパッキンの交換は、熟練度高くないと厳しいので。
BCMのリアストックは、良いんだけど替えたいって場合。
前後スライドさせる部分押し込むと穴の位置が内側の押さえと一致するので、その状態で細い金属の棒(長い六角レンチ等)を挿し込んで、下に押し下げながら後ろにずらすと外せます。
ネットで調べても外し方載って無かったので、自力で解決しました。
M4系と言えば、トリガーガードがワンタッチで外せるのが多いけど、こちらは無理。
まず、前側がイモネジで留められてて、そのイモネジ外してもグリップの出っ張りがトリガーガード後ろまで及んでるので、トリガーガード外すには、まずグリップ外す必要ある。
まあ、外す必要性無さそうだけど。
トリガーガードは樹脂だが、エアソフトガン用途では十分かと。これで戦場に行く訳じゃないし。
M4系のテイクダウンで傷つき易い部分として、マグウェルとハンドガード下がぶつかる点。樹脂ハンドガードやレイル付きならともかく、こちらは薄いM-LOK用ハンドガード。ガツガツぶつかりました。保護シート貼ってからテイクダウンすべきか?
マグウェル前方下側には、PLの残りが(銀色の下地見えてるすぐ下)。高価な製品なんだから、しっかり処理して欲しかったですね。
CNC加工といっても、上下レシーバーは基本金型使ったアルミダイキャストで、後加工にCNC使ってるだけって話なので。
初速に関して。
実は初速オーバーを危惧し、下げる方法試してみました。ガスルート塞ぐ方法は作動悪くなるので却下、インナー切り詰めも考えたけど、その前に試したい事あって。
具体策は、割愛します。NPASのように調整出来れば楽だったんだけど、結局何度もバラして組み立ててを繰り返す羽目に。
数ミリ動かすと、10m/s以下まで落ちるので、0.3mmだけ動かしてみた結果
0.2gバイオBB弾、適正ホップ、マガジン温度40℃くらい。
安全マージン大きめに取ったけど、まあ夏場の猛暑でもこれ以上上がる事ないだろうし、法規制値余裕でクリアです。
そのマガジン温度だとフルオートは暴れまくるので、弾速計壊さないように押さえるのがやっとでした(片手で撃ったら、弾速計の画面淵に当たった)。
フルオートサイクル、夏場ならハードのスプリング使えるので、もっと上がると思いますけどね。今の時期はこれで。
あと、ハンマースプリングに関して。
無理に曲げたり戻したり繰り返したので、ちょっとヤバい。AMGのハンマースプリング (Winter Use)が良いんだけど、国内ショップはどこにも在庫無い。
海外ショップで見かけたので注文。一週間経過したけど、未だ発送連絡来ない・・(CRW Airsoft。何度も取引した事あるので、大丈夫のはず)。
この銃には、サイトという物が付属しない。なので、似合いそうなショートスコープ物色。
どうせなら、安物じゃ無く、少し良いのにしたい。
Vector Optics Forester 1-5x24 GenII SCOC-03II
Vector Optics SCTM-24B 30mm One Piece Offset Long Picatinny Mount
Vectorのスコープは2つめ。SR25用に購入したのが高品質で、かなり気に入ってたので。
付属のマウントだとM4系に付けた時高さが足りないと判断し、同じメーカーのワンピースタイプを選択。
(クリック拡大)
超恰好良い!まるで、この銃の為に準備されたスコープのようだ。
高さも丁度良く、100点満点!
このスコープは淵が薄い事で有名。1倍時はごく僅かに歪みあるけど、5倍まで上げてもあまり視野が狭くならない。
視界もクリアで、お値段以上って感じです。
ズームリングはちょい固め。でもまあ、ガスブロの激しい衝撃にも動かないと考えれば。実銃にも使える設計らしいので(電動で、サバゲーユースの場合は、もうちょっと軽くスムースに動く方が良いらしいです)。
ここで重さ計測。
銃本体の重さ:2201g。
ガスがほんのちょっと入ったマガジンの重さ:366g。
ちなみに、チャージバルブは国産ガス対応のに交換済み(スペアも含む)。ガスは、大体20gくらい入れるのが丁度良い。入れ過ぎると、かえって作動悪くなるので。
マウント込みのスコープの重さ:630g。
2201+366+630=3197g。なんとか片手で振り回せる重さ。銃身短めでフロント軽いので、取り回しは楽。
今後増える予定のアクセサリーは・・・。バイポッドは、なんか違う気がするので、M-LOK用の軽量フォアグリップと、フラッシュライト等かな。
気になってるのが、新規多機能光学システム。あまりゴテゴテさせたくないけど、気になる・・・。せっかくの軽量ボディが、着飾ってヘビーウェイトにならないよう注意しないと。
(クリック拡大)
質感は素晴らしく、国内で7万前後するだけの価値はありますね。今回、スコープ揃えた事で、更に2万追加した感ありますが・・・。
どこまで増えるかな?(あまり増やさないで欲しいものですが)
今回、作動向上した(というか本来の動き)事もあって、かなりお気に入り度が高まりました。寝る時も一緒・・・とはいきませんが、すぐ手が届く範囲には置いてます。
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BCMMCMRガスブロを外部ソース化をしました、
ですが前からの症状で、初速が前後15のばらつきがあります、原因と思えるのは何だと思いますか?
VFCのガスブロの初速が安定しない件ですが、X(ツイッター)に対策載ってましたよ。ローディングノズル内のフローティングバルブの上下の向きを反転させて、開いてる方を上に向けると初速安定するようです。詳しくはX(ツイッター)で探してみて下さい。