CATEGORY:KSC Vz61 GBB
2014年10月03日
KSC Vz61スコーピオン GBB その2

さくっと通常分解。
マガジンを抜き、ストックを展開するまでが前準備。
そこから、レシーバーピンを左に抜くんだけど・・・。めちゃ固い。プラハンマーで軽く叩きながら抜いていく。
引っ張って1段目で止めるとリアルなテイクダウンになるんだけど、アッパーレシーバーを前方にずらすつもりがびくともしない。
仕方ないのでピン抜き取ると、レシーバーはスムースに外れた。

リアルテイクダウンの仕方。
ピンを引っ張り出すとカチッと止まる位置がある。その状態で

アッパーレシーバーを前方にずらす。

上下完全分離しない、リアルテイクダウン。マルゼンのは普通に出来たが、KSCのはかなり固い。

ピンは片側のみで支えてる。アッッパーレシーバー側はインナーに金属入ってるので強度ありそうだが、問題はフレーム側。
かなり浅く噛み合ってるのと、材質がHW樹脂という事で、無駄に力入っちゃうと、フレーム側が破損する可能性大。
このピンが通る部分だけでも金属にする事は出来なかったんだろうか・・・?
レシーバーピンを止めてるプランジャーはアッパーレシーバー左側に入ってるが、これがめちゃくちゃ固く、ピンを引き抜く時に苦労する原因にもなってる。もっとも、そのおかげで無駄なガタが無くなってる訳なので、一長一短か。

左のは2段目。ここまで抜くと、ピンを全部抜くのと変わらない。
右のようにちょっと出っ張った位置が一段目のクリック位置。ちょっとしか噛み合ってないし、ピンが刺さった状態ではなぜかレシーバー前進させるのが渋く、無理に力入れると勢い余ってフレーム破損に・・・。最初はピン抜き取って、何度もバラしてスムースに着脱出来るようになったら、リアルテイクダウンして悦に浸るとかw。
※追加確認事項
ハンマーダウン状態だと、軽く前進しました。
ハンマーコッキング状態だと相変わらず固かったので、テイクダウンは基本、ハンマーダウンで行うべきのようです。

実銃で言う減速装置に該当する部分はゴムバッファーになってる。形はそれっぽく再現されてるが、機構までは再現されて無い。

フレームの中のメカは金属パーツでユニット化されてる。
1は、フルオートシア。ボルトが前進しきった時に、ハンマーをリリースする。鋼板製。
2は、バルブノッカーリリース。ボルトがある程度後退したら押されて、バルブノッカーのロックを解除する。焼結金属。

マガジンフォロアーが上昇しきるとオープンプレートが押されて、ボルトが後退した時にホールドオープンする。
亜鉛合金製。

アッパーレシーバーを下から覗いた状態。
結構大口径なシステム7エンジンは、パワフルな作動を提供する。

ボルトをスリットが広くなった部分まで引き出すと、左右のコッキングノブを外せる。
後はボルトAssyが抜き出せる。
ボルト表面は削り出しのツールマークが残ってて、その部分は凸凹。なので、ボルトを前後させるとアッパーレシーバー内側と擦れて、シャリシャリした感触がある。

ボルトAssyは軽く、109gしかない。実際に動く部分にはリコイルスプリング&ガイドは含まれないので、もっと軽い(ノブ入れるの忘れたw)。

ボルトキャリアーは3ピース構造(ノズル含まず)。
1は、マグネシウム合金。軽さの秘訣。
2は、亜鉛ダイキャスト。そこそこの重さと耐久性と生産性兼ね備えてる。
3は、焼結金属。同じ焼結金属のハンマーがガツガツあたる部分なので、亜鉛ダイキャストの摩耗防止が目的か。

ただ、ハンマーメカ側のパーツ、それぞれ鋼板プレス(1:フルオートシア)と焼結金属(2:バルブノッカーリリース)が強く擦れるボルト側の部分は亜鉛ダイキャストなので、摩耗が心配。実際、似たような組み合わせのVFC MP5 GBBも、フルオートシア当たるボルト部分はかなり摩耗してたし。
1の部分だけでも、焼結金属に出来なかったんだろうか・・・。

ボルトを止めるオープンプレートが当たる部分はマグネシウム合金。インサート全く入って無いが、M4のようにレバー押して無理やり下げる構造じゃないので、そこまで心配する必要無さそう。

内部パーツは、焼結金属とスチールパーツのオンパレード。バルブノッカーも焼結金属。唯一トリガーだけは亜鉛ダイキャスト。
元の値段が高いが、内部パーツをスチールやステンレスとかにグレードアップする必要無い事を考えると、まあ妥当かと(定価でマルゼンの倍近いので)。

チャンバーは新型。結構出っ張ってるように見えるが、0.2gで丁度良い弾道描く。

アッパーレシーバー見てて気が付いた、湯口の処理跡。ちょっと宜しくないw。
まあ、ここまでボルト後退しないし、組むと隠れる部分なので特に問題視しないけどw。
リアサイトは下からネジ留め。

グリップ底のグリップナットを回して外すと、グリップ外せる。
実銃ではフルオートサイクルの調整に使われてるが、こちらは単にグリップの固定のみ。

機構が再現されて無いとはいえ、長物のガスピストンのように、それっぽいパーツが組まれてる。
スプリングはかなり強力で、それぞれのパーツはスチール削り出し。超固いスプリングワッシャーも入ってる。

トリガーガード押さえも兼ねてるグリップチューブは、アルミ削り出しっぽい。

減速装置風バッファーには、一応スプリングテンション掛かってる。スプリング無しだと左のようにしな垂れるが、グリップナット組んでスプリングテンション掛かると、右のようにビシッと。

グリップ単体でも184gある。

セフティ掛けるとこのパーツが引っ込んで、ボルトをロックする。
ボルトが後退した状態(ホールドオープン)では回す事が出来ないので、セレクターでセミとフル切り替える時は、必ずボルト前進させる事。

このように、金属パーツ(ボルトキャッチシャフト)が競り上がる。セフティ掛けた状態では、ボルトを後退させる事も出来ない。
このパーツ、下から指で押し上げても機能するので、実銃だったらサイレンサー装着時に最大の効果発揮しそう。ボルトをロックして撃つと、エジェクションポートからの音を抑える事が出来るので。
もっとも、ガスブロでやったらダメですがw。生ガス盛大に噴きだすのでw。

ストックの取り外し。
矢印の部分を押しながら左にスライドさせると

あっさり外せる。
そんなにきつくないが、組むとガタも無し。

ストック無しの軽快な感じのスコーピオン。まさしくマシンピストル!といった雰囲気。
マルゼンのは試して無かったが、あっちも簡単に外せるんだろうか・・・?(所持してる人の情報求む)
ハドソンの金属製モデルガンは、簡単には外せない構造らしいけど(持って無いのでw)。
あ、マルイの電動は?画像検索すると外してるのも見受けられるが、ワンタッチで外せるのか不明(こちらも情報求む)。
ちょっと長くなったので、実射編は次回にて。
KSC Vz61 コンシールド(HW) リコイルアップキット組み付け
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KSC Vz61 GBB アクセサリー他
KSC Vz61スコーピオン GBB ブルーイング
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Posted by Timm_MK2
at 18:51
│KSC Vz61 GBB
やっぱり、Timm_MK2さんのレポは構造に詳しいのと、画像が多いので
物凄い参考になりますよね。
ボルトは3ピース構造なんですね。
ハンマーが接する部分に焼結金属のパーツを仕込んであるとはKSCさんの
HPの製品紹介で知ってましたが、こういう構造でしたか。
マルゼンのは、ボルト後部にWAで言う所のハイスピードバッファーに
相当するパーツが付いてましたが、家にあった個体は全て大したサイクル
じゃなかったんだよなぁ...
レートリデューサーの方も、機能は再現できてないとは分かってましたが、
ダミーパーツを仕込んだという訳ではなく、バッファーにちゃんと関与する
構造なのですね。
>1の部分だけでも、焼結金属に出来なかったんだろうか・・・。
う~ん、これはメーカーの製品としては普通だと思いますね。
この部分だけ別パーツにする場合、コストとパーツ点数の上昇等もあります
から、まずやらないですね。
接するパーツが別の硬い素材で、フルオート機種だから磨耗が心配なのは
理解できますが、これは仕方ないと思います。
で、ストックですが、マルゼンのはストック部分のユニットとしては分解は
出来ないです。
マルイのは見た事ないから解らないですね。
でも、ユニットとして分解機能を再現したのは、KSCのが初だと思いますよ。
今検索してみたら、マルゼンのストックもユニットですね...
記憶違いでした。
失礼しました。m(_ _)m
マルイの方も観た感じ、ユニットですね。
ワンタッチの着脱機能かどうかの差なのかもしれないですね。
今回、無駄に写真点数多くなっちゃいましたw。
ボルトの、フルオートシアと当たる部分、フルオートで撃ちまくってたらあっという間に削れていくと思うので、ボルトキャリアーは消耗品と割り切るしか無さそうですね。ハンマー当たる部分には対策してるし、内部パーツも摩耗考慮してるのに、片手落ちな感じしたのでそう書きました。
他メーカーなら、ハンマーユニットも亜鉛なので、その点に関しても他とは違いますけどね。
まあ、摩耗してハンマー落ちなくなったら、対策考えるかメーカー送りにします。もしKWA製なら、メーカー送りは実質不可ですしw。
ストックですが、マルイ、マルゼン共にワンタッチで外せるって記事は見当たらないですね。おそらく、裏からユニットをネジ留めしてるんじゃないかと。外す事は出来るけど、分解が必要だとか。
ワンタッチ分解機能を再現したのは、KSCが初なのかも?
ブリーチは亜鉛で、ハンマー、シアー等が焼結金属の機種ってハンドガン
ですがあるんですよね。
STIとか、USP系列とか。
ただ、セミですから、フルオートでの使用が多くなるサブマシンガンで
亜鉛に触れるパーツがスチールだとやはり気になりますよね。
これは本当に仕方ないと思います。
ハンマーがぶち当たる部分は、ハンマースプリングの強力な一撃を受ける
からこその対策だと思います。
フルオートシアーとかは、そこまでの強力な抵抗は受けないですし。
私が上で書いたのはそういう意味です。
やはりある意味、消耗品扱いでしょう。
ある程度のテストをしての構造でしょうから、これは割切るしか。
ぶっちゃけ、Cz75 1stの事があるからそのテストも完全な信用はちょっと
って感じですけど(苦笑)
ストックは、少なくともマルゼンのはロウアーフレームの部分内側からは
どうなってるか見えないんですよね。
上でも書きましたが、ハイスピードバッファーに相当するパーツがあるので。
なので、そこも分解しないと固定方法は解らないですね。
マルイのは見た事もないので解りません。
フルオートシアが当たる部分にインサート入れて欲しいってのは個人的な希望みたいなものなので・・・。VFCのMP5 GBBで削れてるの見たから余計にw。
その部分に焼結金属入れてコスト高くするのは、全てのユーザーが望む事じゃ無いかも知れませんし。
それに、あまり消耗品無くなると、メーカーもパーツ販売で儲けられないでしょうしw。
同じ亜鉛同士なら、両方が等しく摩耗していくけど、片方が硬い鉄製ですからねー。まあ、摩耗し過ぎてハンマー落ちなくなった場合の対処法も、一応考えてありますので。
ボルトキャリアーをバラさない事前提なら、いくらでも方法ありますしw。
マルイの電動とは、もしかしたら比較出来るかも知れません。まあ、期待しないで待ってて下さいw。
ちなみに、KSCのハンドガンで、ハンマーやシアが焼結金属で作られてるのがいくつかあるのは知ってますので。製品自体は持って無いのが多いけどw(M945も焼結金属使ってましたねー)。
耐久性の事でちょっと思い出したんですが。
今のシステム7になる前や、焼結金属を使う前の話。KSCのガスブロはパーツやガワが壊れるのが当たり前だったので、愛用する銃のパーツを一通り揃えるのが常識でした。有名な所では、G18Cのハンマー摩耗やスライド破損。M945のユーザーは、いつ壊れても良いようにスペアのスライドを常備するのが当たり前とか。
M945はシステム7の前のブローバックエンジンですらそうだったので、今もシステム7化されないのは、スライドの耐久性の問題が解決しないからかも知れませんね。
KSCのM1911A1もシステム7化されてないけど、こっちは耐久性とは別の問題あったみたいでw。
>G18C
初期のは全部亜鉛でしたからね。
後、スライド前方の強化用スチールプレスパーツも追加されましたね。
確か、G23Fが発売された時、ハンマー、ブリーチリンクは焼結パーツに
替わってます。
それ以降のG系フルオート機種再販品も含めて、全て焼結ハンマー、
ブリーチリンクに替わってますよ~。
家のFPGは、ノーマルだと亜鉛ハンマー、ブリーチリンクですが、使ってない
G23Fから分捕って交換しちゃいました(笑)
後、初期のG26Cも所有してますが、こちらも亜鉛だったので、KSCさんに
問い合わせてパーツ購入して交換してあります。
家のG18C(ストレートフレーム)、G26C、FPGは全部焼結パーツになって
ます。
G23Fだけちょっと可哀想な事になってます(苦笑)
M945は、以前システム7化の告知はどこかのガンショーの出展で出て
ましたね。
それから音沙汰無いですが...
結構期待してるんですけどね。
メッキのフルサイズ、コンパクトも所有してますが、こちらも購入直後は弄り
ましたが、それ以降どんどん上に鉄砲の箱が積み上がってすぐ取り出せ
ないから、放置です(苦笑)
たまに弄りたい時があるのですが、箱の山を崩して発掘するのが面倒で...
ウチのFPGもハンマー亜鉛っぽいんですよねー。まあ、あんまり撃って無いのでまだそんなに摩耗してませんがw。
その点、 KRISS VECTORは焼結金属なので、安心して撃ちまくれますw。
M945、告知はあったんですね。耐久テストで満足な結果が得られないとかw。今はユーザーの目が肥えてきたし、情報はネットですぐ流れるので、ヘタな事出来ませんからね。海外勢に押され気味の昨今の事情もあるし。
>鉄砲の箱が積み上がって
まあ、私も似たような境遇ですw。長物は出しっぱなしなので、埃まみれですがw。
塔四朗さんのように、部屋中に綺麗にディスプレイしたいものですねー。