CATEGORY:マルイ M870 ガスショットガン
2022年03月30日
マルイ M870 Wood ガスショットガン 分解
前回記事のコメントで、チャンバーパッキンかノズルの変形の可能性指摘されたので、分解してみる事にしました。
ちなみに、見た目は綺麗だけど、よく見るとかなり使い込んだ跡があり、マズル先端も砂利に落としたかのように何ヶ所か傷付いてました(アルミブラックで染めておいた)。
分解に際して、ネットで調べた所、詳しく解説してる個人ブログ様の記事を参考にしました。
改めてお礼申し上げますm(__)m。
まずはストックの取り外し。ストックをレシーバーに固定してる長いネジを外す。
画像ではめちゃくちゃ長いドライバー使ってるが、実際は半分以下の長さで充分届く。
この記事内のパーツ名称に関して。メーカーでのパーツ名称だと手元にパーツリスト無いと分かりにくいと判断し、一部分かり易い名称に置き換えてます。
レシーバーとトリガーガードを留めてるピン2本外す。
レシーバーレイル付属のネジを入れて、右に引き抜く。ネジが無い場合は、左からピンポンチで叩き出す。
左右どちらでも抜けるが、右の方が抜き易い。理由は後ほど。
ピン2本抜くと、トリガーガードアッセンブリが取り出せる。
その後、レシーバーを後ろに引き抜ける。
細いスプリング2本あるので、紛失に注意。
(一度分解してから仮組みして写真撮ったので、ストッパーステーに乗ってるロックストッパーの向きは間違ってます。実際は上下逆)
ピン2本抜いただけではトリガーガードアッセンブリが外せない場合。
このように、引っ掛かってどうやっても外せない場合がたまに起きます。実はこれ、最初に分解した時にどうやっても外せず、ネットで調べたけど、そっちではあっさり外れたようで、特に注意事項は書かれてませんでした。この時も、なんか色々やってたらあっさり外れた記憶があるので、その時は気が付かなかったんですが・・・。
再び組んで外そうとしたら、また引っ掛かってた。その時、ある事をしたら引っ掛かりなく外せる事に気付きました。
フォアエンドをちょっとだけ引くと引っ掛かりなくトリガーガード外せる。
構造上の理由としては、トリガーとシアーの間にレバー状のパーツが挟まり、その部分が引っ掛かってトリガーガードが外せない。
フォアエンド引いてレバー状のパーツを下げると引っ掛かりが外れるので、トリガーガードがあっさり外せる。
この内部レシーバーはアッセンブリ化されてて、取説のパーツリストにも内部パーツは一切書かれてない。なので、パーツリスト見ただけだとどこが引っ掛かってるか理解しにくい。
パーツリストは個人でパーツ注文する為のものなので、分解できない部分はアッセンブリにしてるようです(ちなみに、内部シャーシとも言える樹脂製大型パーツは、メカボックスアッシーという名称で、12000円)。
左側を下向きにして外装大型パーツのレシーバー外すと、コイルスプリングの一部のようなスプリングワッシャーがポロリと落ちる。
これはピンが簡単に抜けないように固定してるパーツなのだが、実はパーツリストに載ってない。
紛失したらピンが簡単に抜けるようになるので、このパーツもリストに載せて欲しいものですね(近い径の押しバネをカットする手も)。
あと、組み立て時の注意事項として。組んだ直度にフォアエンドが全く引けない時は、アクションレバー左の後端がメカボックスアッシーの銀色のパーツ(写真で見えてる部分)の前側に引っ掛かってる場合があるので、アクションレバー左の後端が銀色のパーツの上に乗り上げる感じで組む事。
分解続き。
アクションレバーを外すには、フォアエンドを分解する必要ある。
フォアエンドを引くとマガジンリング下に穴が見えるので、そこから細いドライバー挿し込んでネジ外す。
この時、マガジンキャップ外した方がやり易い。
どちらにしろ、マガジンリング外すにはマガジンキャップ邪魔なので。
マガジンリング外すには、力技で無理やり下に開いてバレルとの嵌め込みを外し、そのまま前に引き抜く。
マガジンリング外した状態。まだマガジンフォロアーは外れない。
バレルを下に向けると銀色のパーツが落ちてくるので、紛失しないように注意。
フォアエンドチューブナットの取り外し。
専用の工具が必要なように見えるが、長くて細い金属の棒(長い六角レンチ等)を凹みに当てて左に回すとあっさり回転する。特に強く締め付けられてる訳では無いらしい。
フォアエンドを外した状態。
フォアエンドチューブから、左右のアクションレバーを外す。
その後、フォアエンドチューブを前に引き抜く。
マガジンチューブを固定してるネジを外す。
マガジンチューブ外すとマガジンフォロアースプリングが外せる。
後端を引っ掛けてるだけなので、簡単に外せる。
バレル下に大きく突き出してるパーツのアウターバレルサドルセット、これとメカボックスアッシー先端を固定してる左右貫通してるネジを外すと、アウターバレル全体が前に抜き出せる。
インナーバレルベースを固定してる左右のネジ2本外すと、バレルベースが外れる。インナーバレルはアルミ製。
真鍮だと高いのかな・・・?
このM870、外観は金属だけど内部の大まかな構造体は樹脂のみ。アウターバレルとレシーバーは樹脂を介して繋がってるのみなので、力加えると撓む。
レシーバーは亜鉛ダイキャストで厚みもあるので重い。アウターバレルはアルミ。サドルセットは亜鉛ダイキャスト。
おそらく、エアーコッキングの構造そのままでパワーソスをガスに替えただけなんじゃないかと(元になったエアコキは所持してない)。
・・・と思ったけど、M3スーパーやスパス12の分解記事見たら、全く違う構造でした。まあ、BB弾を送り込む機構は似通った感じでしたが、内部シャーシの構造が大分違ってたので。
これ、強度上げるには内部構造材を金属にすれば良いけど、その分かなり重くなりそうですね。外装のレシーバーを樹脂にするかアルミダイキャスト(亜鉛よりもかなり高い)で軽量化しないと、実銃よりも重くなりそう・・・。
実銃よりも複雑なメカを搭載してる分(実銃には3発同時発射機構とか無い)、コストも掛かりそうだし、中古の実銃よりも高くなったりしたら玩具の意味無いですね。
でも、せめてチャンバー周りは金属にして欲しかった。
さて、コメントで指摘されてた部分チェック。
チャンバーパッキンやノズルの変形は見られない。
チャンバー分解してみると、チャンバーパッキンは簡単に外れる。インナーバレルの後端に浅く乗っかってるだけ。
ダブルホップアップチャンバーという名称通り、ホップ用の突起が2つある。
このチャンバーパッキン、ノズルで押された時に変形しやすいらしく、インナーバレルと接着してる所もある。というか、参考にしたブログ記事では前側が接着されてた。ウチの個体は経年劣化か完全に分離してたけど。
なので、3面に瞬接薄く塗って接着しておきました(脱脂後に)。
組み立て時にちょっと面倒な部分が。
マガジンリングセットをアウターバレル下部に取り付ける際、アウターバレル内側から固定金具(パーツリストに名称無し)を挿し込んで下からネジ留めするのだが、動き回って非常に困難。バレル下にすると金具は当然下に落ちるし、バレル上にして下から覗き込むようにネジ回さないといけない。マガジンチューブ挿した状態だと非常に困難。これ、メーカーで組み立てる時、バレルに差し込んで金具を固定する専用の治具とかあるんじゃ・・・。
この金具の向きも、凸を上に、角丸い方を後ろにする必要ある。ネジを締め込む時も、微妙な位置をキープする必要あるので自然と曲芸のような体勢で組む事になり、メーカーではどう組んでるのか興味湧きますね。
マガジンチューブは薄いアルミの筒。ネジで固定した後、マガジンリングセットを組む時に無理に開いてる事もあって、ネジ穴が変形してる。いや、これはメーカーで最初から設定してる事なのかも・・・。しかしこの位置。
フォアエンド組むと完全に隠れるので、後からネジ込む事は物理的に不可能。メーカーでは外観重視した結果、このようにしたのかも知れないが、フォアエンド組んでもぎりぎりドライバーで回せる位置にしてくれれば、力づくで無理やり開いて組んだり分解したりしなくて済むのに。
もしかすると、ユーザーにあまり分解して欲しくないので、このような設計にしたのかも知れない。何度も分解組み立て繰り返すと、マガジンチューブが大きく変形して元に戻らなくなるので。
で、私は無理な力加わらない組み立て方を提案します。
まずは、マガジンチューブのネジ留めを行わずにフォアエンド組み立てる。マガジンチューブが無い分、チューブナットが回しやすい(指が入るので)。
その後、マガジンリング組み立てる。こちらもチューブが無い分、少しは組み立てやすい(でも体勢はちょっと捻る必要ある)。
マガジンチューブ挿し込む。その後、フォロアー入れる。
フォロアースプリングの後端は引っ掛けられないが、このマガジンチューブ自体、飾りのようなものなので。フォアエンドのガイドの役目しか果たしてないし(スペアのシェル型マガジンは外にホルダー確保した方が使いやすい)。
そのままだとマガジンチューブが前に抜けるので、マガジンリングの穴から6mm径の物体挿し込んで固定する。
本当は短いイモネジ組みたいけど、応急処置として割り箸にビニールテープ巻いて太らせた物を挿し込んでる。
フォアエンド前後させてもマガジンチューブ抜けてくる事は無いが、現状では根元に隙間が出来る。
これは、マガジンリングの穴径(6mm)よりもマガジンチューブの穴径の方が大きい為。なんで同じ径にしなかったんだろう・・・。
マガジンリングの穴径は6mmなので、M6のイモネジだとネジタップが切れない。M7のネジというのは無いので、インチかM8にするか・・・。いずれにしろ、この辺はその内やってみる予定です(ネジ加工だけなので、記事にしないかも)。
気になってたトリガーガードのガタ。レシーバーは亜鉛ダイキャストでトリガーガードとの接触面がお世辞にも綺麗とは言えない。
大量生産とコストカットの関係で後加工も無くしてるので、トリガーガードの出っ張りで対処してるようだが、ガタは多少残ってる。
接触部分は一番狭い部分で0.2mmほど隙間空いてるのと、上側が広くなってるので、この部分に薄い板入れても解決しない気がする。
そこで、厚めのゴム板をカットしてこの部分の隙間に埋め込み、ストック取り付けた時に軽く押されるようにした(ストックとの組み付けがあまりきついと、ガスタンクとの接触悪くなる恐れあり)。
ストック組むと、トリガーガードの左右のガタはほとんど無くなりました。
あと、切り替えツマミのモールドにホワイト入れて目立つように。
ホワイト入れる段階で、矢印あったのやっと気付きましたよ。矢印モールド、目立たな過ぎ・・・。
組んだ後に弾道チェック。ガスタンクちょっと温めてから遠くに撃って見たが、3発とも綺麗なデルタ状をキープして飛ぶようになりました。
6発は上下に散らばりますね。初速落ちるし。6発が綺麗なデルタ形状キープしながら飛ぶのも見ものだと思うけど、それ6発の意味無い気がしますね。
弾数増やすのは、1射当たりの面制圧を増やすのが目的だろうし、スナイパーのように綺麗に遠くまで飛ぶのはショットガン用途とは違う気がするので。
まあ、至近距離での面制圧は、グレネードがありますからね。1射毎に弾交換必要だけど。
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まだそんなに安価な多弾カートリッジがやっと出始めの頃だったし、でもサンプロ(JAC)の発砲スチロール弾頭のカートリッジはショルダー弾帯埋める為に12個は購入したっけ無論弾頭はゴールドに塗ってT2仕様、勿論CAWのM76ランチャーも購入済みだった
マルイM870ノバットプレート、ネットの情報だと固定用の爪が折れやすいみたいで、前のオーナーはその所為で紛失した可能性もありますね。でも、丁寧に扱えば簡単に折れる事無いので、叩き込んで固定してたのかも知れませんね。道具と言うのは、扱う人によって調子の良し悪しが決まるものですし。
リボルバーランチャーは欲しい気持ちはありますが、未だに買えないでいます。海外製カートだとそんなに高くないし、色々混ぜると6発は持ってますね。
回転する度に腕の前で暴れるのでシッカリフロントグリップ握って!
側面のレイルにザクマシンガンみたいにグリップ着ければ格好いい?
あとバルブ押すだけのハンマーと言うよりプッシャーの先端すぐへたる ただシリンダーの肉厚が薄いところが割れそうでコワい グリーンやベージュの方ショートモデルは肉抜きしてるから取り回しは良さそう
リボルバーランチャー持ってないので的確な返答は出来かねますが・・・。シリンダーが樹脂だと、強度とか心配になりますね。