CATEGORY:S&T 三八式歩兵銃
2019年02月16日
S&T 三八式歩兵銃 エアーコッキング ライフル
S&Tのエアーコッキング、三八式歩兵銃。
2018年夏に4次ロットの予約注文。2019年2月になってやっと入荷したようで、先日届きました。
メーカーで少量ずつ生産されてるようで、6次ロットの予約も最近あったようです(すでに売り切れ)。
需要に対して供給が追い付いてない状態で、予約開始から数日で予約閉め切るショップが多い。
これ、海外ショップではほとんど見かける事無いので、完全に日本向けに生産されてるのかも?
箱に貼り付けてある、パワーチェックシート。
乾燥剤2個封入。銃本体とマガジン1個と取説&保証書。
輸入販売元のUFCの保証書&測定結果、取説は英語と日本語。
パーツリストのアップ。
価格的には、他のS&Tのエアコキライフルよりも値段が高い事もあり、パーツ点数も多い。
刻印もしっかり入ってる。
リアルウッドだけど、ウレタン塗装被膜の所為か、触った感じがフェイクウッドっぽい。
マガジンは本来の位置よりかなり前側に。
同社M1903と違い、外観が大幅に変更されてる。
リップ側を後ろにして挿し込む。
BB弾込めてる場合、ボルト引かないとちょっと入り難かったりする。
全体的に綺麗な印象。そして長い。
ご先祖様方は、これ渡されて戦場に赴いたかと思うと、感慨深いものがある(まだご存命の方もいらっしゃるようですが)。
国産メーカーの他の三八式との比較は、他ブログを参照して下さい。
私はこれ1挺しか持ってないので、違いとか分かりませんし(S&T 三八式 で検索。とあるミリブロに詳しく載ってます)。
三八式の特徴でもある、ダストカバーはスチールプレスで綺麗に仕上がってる。
金属パーツは、ボルトハンドル除いてほぼ黒染め処理されてる。海外の金属パーツは黒塗装がほとんどでS&Tの他のエアコキライフルも黒塗装ばっかりなのだが、こちらは日本製のような金属仕上げ。
ボルトハンドル通る部分はKar98kのように途中から斜めになってて
ハンドル起こすと少しボルトが後退する。そして、ダストカバーも追従する。
コッキングストロークは普通のエアコキと同じくらい。勿論、実銃よりも大分少ない。
かなり出来の良いリアサイト。黒染めなので、文字も埋まって無い。
このままでも狙えるが、ちょっと狙い難い。
基本は立てて狙う。この状態で500m用。サイト上げると下に同じようなサイトがあり、そっちは400mまで。
他の銃(Kar98k等)と比べて上への移動が大きいが、あちらに比べて弾頭重量が軽い為(7.92mmと6.5mmの違い)、大きな仰角になるようだ。
フロントサイトは、ベースとは別パーツ。但し、左右調整出来ない。
ほぼ隙間なくぴったり嵌ってる。
このマズル部分はアウターバレル(アルミ)とは別パーツだが、他の銃たちと違って簡単に外れそうにない。
亜鉛の金属パーツは黒染めだが、染めた後の管理に問題あるのか、白く錆浮いてるのが多く見受けられる。
スリングスイベルは鉄製。適度にテンションあり、勝手にプラプラしない。
マガジンボトムはトリガーガードと一体成型。こちらも白っぽいのがあちこちに。
ネジは、組み立て時の潰れが見受けられる。
ボルトエンドはセフティレバーになってて、押しながら右に回して凸部が上向くとトリガーがロックされる。
セフティONでもボルトは引ける。
リアのスリングスイベル。
スイベル自体は鉄だが、ベースは亜鉛。こちらも白錆が。
(クリック拡大)
比較。上から
S&T 三八式歩兵銃 エアコキ リアルウッド
RedFire(ZETA-LAB) モシンナガン M1891 ガス リアルウッド
S&T M1903 エアコキ リアルウッド
S&T Kar98k エアコキ フェイクウッド
長さは、モシンナガン抜いて三八式が一番長い。
ストックの質感は、モシンナガンが一番綺麗だけど、その次に三八式が来る。
(クリック拡大)
三八式は、ドラグノフよりも長い。
手持ちのライフルケースに、斜めに入れてやっと入る長さ。
(クリック拡大)
軍刀と。
日本軍組み合わせという事で(まあ、当時帯刀してたのは、一部の将校のみだろうけど)。
ボルト作動時に、ダストカバーがジャキンと鳴り、金属の操作感があって、エアコキとは思えない充実感味わえる。
摩耗の事も有り、素早い操作よりも確実にゆっくりとした操作の方が、雰囲気も楽しめる。
ホップは若干弱め。最初、ボルト前進させたら銃口から弾ポロリ。ノンホップ状態だとチャンバーパッキンで保持されて無いようだ。
かといって締め過ぎると、弾詰まりで発射されない。イモネジによる直押し式なので、強くホップ掛けると逃げ場が無くなるようだ。
0.2gでの初速は、軽くホップ掛かった状態だと約78m/s前後、0.2gで適正ホップ掛けると72m/s前後まで落ちる。
しかも、それでもホップは弱め。0.25gだと山なり弾道にしないと40m先まで届かない。
バラすつもりは無かったが、これは内部弄らないと・・・。
あと、表面の塗装被膜が厚めで、ストックの固定バンド動かしたら擦れた部分が白化した。そこも直す必要あり。
次回、分解編。
S&T 九七式狙撃銃 エアーコッキングライフル スコープ
S&T 九七式狙撃銃 エアーコッキングライフル
S&T 三八式歩兵銃 マガジンのフェイクウッド化
S&T 三八式歩兵銃 エアーコッキング ライフル 一部仕上げ直し
S&T 三八式歩兵銃 エアーコッキング ライフル 分解
S&T 九七式狙撃銃 エアーコッキングライフル
S&T 三八式歩兵銃 マガジンのフェイクウッド化
S&T 三八式歩兵銃 エアーコッキング ライフル 一部仕上げ直し
S&T 三八式歩兵銃 エアーコッキング ライフル 分解
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素敵な品物拝見しました!!
需要に供給が追い付かず、入手まで時間が掛かると
所有してるだけで、満足感が高まりますね。
この銃、販売価格がS&Tの他のエアコキよりもかなり高く、4万近い出費になるので、出た当初はちょっと躊躇してたんですよね。でも、手に入れてみて納得。価格分以上の価値あります。
この三八式の狙撃タイプの九七式狙撃銃も予約始まってます。5万オーバーとお高いですが、専用スコープ付きなので、お得とも言えます。6月発売予定。
例によって少量生産っぽいので、予約早めにしないと次回ロットに回されるかも・・・。