CATEGORY:Hogwards G42

2015年10月25日

Hogwards G42 GBB その3

Hogwards G42 GBB その3
ハンマーユニット分解。
ユニット取り出しは、フレームのピン1本抜き取るだけでOK。
但し、バルブノッカーリターンスプリングがバラで落ちてくるのと、バルブノッカーロック及びスプリングも外れやすいので、紛失に注意。



Hogwards G42 GBB その3
矢印で示したパーツ、全て磁石がくっ付く(当然、スプリングやネジも含まれる)
ハンマーやメッキパーツは金型から出した跡があるので、おそらく焼結金属かと(KSCお得意)
内部パーツの摩耗を気にする必要性ないので、メンテは楽。



Hogwards G42 GBB その3
ハンマースプリングが掛かるシャーシ側、最初から凹んでる。ここを削ってハンマースプリングのテンション下げる予定だったが、あまり効果無さそう・・・。



Hogwards G42 GBB その3
それでも一応、削ってみた。かなり小さいパーツなので、他のグロックよりも加工し辛い。
ハンマースプリングの掛かる部分が短いので、削り過ぎるとスプリング掛からなくなる。
ハンマースプリング、ちょっと曲げがきついので、テンション下げる事も含めて外側に曲げてみた。
この曲げ加工も、根本から無理に曲げるとスプリングが折れる(過去折った事あり)。中間あたりからちょっとずつ曲げる感じで。



Hogwards G42 GBB その3
シャーシ削ったりスプリング曲げたりしたが、あまりテンション変わらなかった。
そこで、ハンマーに組んでオーバーコッキングして一晩放置。ようするに、スプリングをヘタらせる作戦。



Hogwards G42 GBB その3
おかげで、ハンマー起き始めは大分軽くなった。
ただ、シャーシ削った弊害か、一つ前の写真より更に強く押し下げるとスプリングが外れる。
なので、ここを削るのは止めておいた方が無難だ。オーバーコッキングで長時間放置するだけでも、スプリング弱体化の効果は望めるので。



Hogwards G42 GBB その3
さて、組み込み時に問題となるのがバルブノッカーリターンスプリング。フレームとシャーシを留めるピンで組むが、フレームにシャーシ組んだ状態からスプリング組むのは不可能。ピン挿したままフレームに入れるのも不可能。
そこで、シャーシの幅丁度に切り取った3mm径のプラスチックの棒(写真のは、プラモデルのランナー)を使い、スプリング組んでおく。



Hogwards G42 GBB その3
フレームにシャーシ組み込んでから、固定ピンを挿し込んでプラ棒押し出すと完了。
メーカーにはおそらく組み立て治具があると思われるが、ユーザーサイドでもこのように可。



さて、組み立て完了してから作動確認してみる。
マガジンを手で温めて空撃ち。1発目バスッ(まともに後退しない)、2発目ブシュー(ガスが抜ける音)
ハンマーダウンからスライド引いた感触では、最初よりは大分軽くなってるが、なんか調子悪い。
ガス圧が圧倒的に足りない感じ。
箱出し直後、空撃ちでしっかりホールドオープンしたのは、あちらのガスが入ってたからかも?
この時期、手で温めた程度だと、国産でもダブルカアラムマガジンの銃じゃないとまともにブローバックしない。
ましてやこの小さなマガジンとスライド、この気温(15℃前後)で国内ガスで動く方がおかしい。
かといってTOPガスは使えない。いや、入手出来ないとかそういう問題じゃなく、万一他のガスガンに使えば破損(国内ガスブロ)又はパワーオーバー(海外製ガスブロ)といった感じで、リスクしかない。
そういう訳で、なんとか152aでも作動するよう、マガジンを熱風で温めてみた。
結果、バンッ!と勢いよくブローバックし、しっかりホールドオープン。ガス圧さえ十分なら、しっかり作動する事が確認出来た。



Hogwards G42 GBB その3
改めて燃費と初速測定。
キッチンスケールで測定時、129と130交互に表示されてたので、129.5gと断定。
そこからG&G 0.2gバイオBB弾を10発入れる。
12発まで入るが、フォロアースプリングがかなりきつめで、BB弾フルロードだとノズルの動きを阻害しそうだったので。ストライクアームズで購入したので、ショップからのアドバイスにフルロードは止めた方が良いような事も書かれてた。
まあ、実銃は6発だし、10発でも十分かと。KSCのマカロフなんかフルで10発だし、マルゼンのP38も12発止まりなので。

マガジンめっちゃ温めてからの初速測定。

62
62
61
60
61
60
57
64
63
61(m/s)

かなりゆっくり撃ったが、段々ブローバックの勢いが衰えてきたので、8発目(64m/s)撃つ前に再び温め直し。
若干ホップ効かせた状態で測定。弾道はかなり素直で、変にドロップしたりしない。
途中、空撃ち1発あったので計11発分撃ってる。
それで重さ測定したら、キッチンスケールは127と128交互に表示。127.5gとすると、11発(約1マグ分)で約2g消費した計算。
気温さえ十分高ければ、131gまで入れて約2マグ分。まあまあ及第点かと。
注入バルブの位置の関係で外部エアーソースも使えない(底面に穴開ければ別)。シューティングマッチには使いづらいかも?・・・使おうとする猛者がいるかどうかも怪しいですがw。

夏場限定でサバゲーのバックアップ用には良いかも。小さくて軽いので。



Hogwards G42 GBB その3
初速測定はスペアマガジン使ったが、なぜかホールドオープンしない。どうやらスライドストップとリップが干渉してるようなので、軽く削ってみた。



Hogwards G42 GBB その3
付属のマガジンは問題ないが、やはりスペアマガジンはスライドストップの上がりが悪い。
そこで、干渉する部分を彫刻刀で削り落としてみた。



Hogwards G42 GBB その3
結果、スペアマガジンでも問題なく上昇。しっかりホールドオープンするように。



Hogwards G42 GBB その3Hogwards G42 GBB その3Hogwards G42 GBB その3(クリック拡大)
フレーム右側のシール剥がすと真の刻印がコンニチハ。
ノズルとインナーバレルさえなければ、実銃と見間違うレベル。
2重のリコイルスプリングも実銃をリアルに再現してるし、なによりこの大きさでもしっかり造られてる。内部パーツも、ほとんど専用の摩耗に強い金属多用で、全体的に最高レベルの出来栄え。グロック好き、あるいはコンパクトオート好きの方なら迷わず「買い」です。

まあ、ガス圧によって作動にバラつきあるのはマガジンの小ささもあって仕方ないかと。元々海外ガス用に設計されてる物だし。
もしマルイで出すとしたら樹脂スライドになるだろうが、ピストン径を稼ぐのが難しい&スライドの薄さをABS樹脂で再現出来るのかって点が。かといって分厚いスライドのG42は欲しいと思わないので、もし企画されてるのなら出来るだけリアルサイズにして欲しい(その前にマルイにはG19を出して貰いたい)



Hogwards G42 GBB その3(クリック拡大)
最後に、G19とのツーショットのPC用壁紙。1920x1080なので、PC環境に合わせて加工して下さい(ウチのは1680x1050なので、縦1050に解像度変更してから横1680になるように切り取ってます)



一応アフェリ貼っておきます。
ただ、現状ショップ最安値は、M.I.U AIRSOFTだったりしますが(左のカテゴリ欄から、StarkArms ハンドガン 4ページ目)




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Posted by Timm_MK2  at 17:59 │Hogwards G42

COMMENT
早速の分解レビュー、
ありがたいです!

この価格で最初から耐久性のあるパーツを
こんなに多く使ってるトイガンは他に無いのでは。
Posted by soulsoul at 2015年10月25日 18:24
レビュー、毎度お世話になります。

私の個体はトリガーが左右にぐらつきますがTimm_MK2さんのトリガーはいかがですか?
Posted by ドックマッコイ at 2015年10月25日 18:35
soulさん、こんばんは。

そちらでは早めに入手されたようですね。そして、仕上げ直しが素晴らしい。
スライド後部の処理、後で真似させて頂きます。仕上げ、どうしよう・・・?

この価格で内部パーツがカスタム並というのも素晴らしいですよね。海外製が国産に追いついた!?
Posted by Timm_MK2Timm_MK2 at 2015年10月25日 19:27
ドックマッコイさん、こんばんは。

トリガー、言われて気が付きました。確かに左右のガタ多めですね。他のStarkの個体と比べてもガタ多め。
また、トリガー自体、手持ちのStarkの他の銃と比べても微妙に違うんですよね。
ただ、ピンからトリガーガードまでの長さが、G42はG19よりも短いので、コレがガタが大きな原因じゃないかと。
後で分解して調べてみますね。
Posted by Timm_MK2Timm_MK2 at 2015年10月25日 19:34
どうもこんばんわ。
これまで記事を見させてもらっていました。
書き込みは初めてです。
さてG42ですが、いいですね!
ただ、やはり個体差はありまして、私のはノズルの戻りが非常に悪かったです。
スライド閉鎖不良で初弾しか撃てないという…
同じ症状の方は、コックした状態でハンマー表面をシリンダーに干渉しない
程度まで削り込むと良いです。
マガジンからのガス流入口周辺と干渉していたようです。

その他
・ハンマースプリングをマルイG17用に交換
・マガジンキャッチスプリング(堅い!)を1mmSUS棒に交換
・プラバンでトリガー左右のガタ調整
・バルブの吐出口拡大
をやりました。
グルーピングは、お座敷撃でマルイ製品と遜色無く、良く当たります。
Posted by へいぞう at 2015年10月25日 23:59
へいぞうさん、こんばんは。

もしかして「平蔵」さんだったりします?他のミリブロの方にコメントしてたり、以前長物ガスブローバック普及委員会(だったかな?)を運営してた人。

さて、アドバイスありがとうございます。早速記事に反映してみました。
ハンマースプリングはマルイ純正のに替えるのがベストなんですが、マルイってパーツ注文面倒なので・・・。以前注文した時に、纏めて10個くらいグロック用ハンマースプリング買っておけば良かったかも?

放出バルブはWEのように簡単にバラせそうにないのと、放出量増やしたら冷えやすくなる&たたでさえ容量少ないマガジンなので撃てる数が減る、という理由で弄ってません。まあ、お金あったらカスタムバルブに替えるのも良いかもしれませんね。
Posted by Timm_MK2Timm_MK2 at 2015年10月26日 23:03
Timm MK2さん、こんばんわ。
その「平蔵」さんとは別人です~。中村吉右衛門さんの火付け盗賊改め方長官から頂きました。好きなんですよ、鬼平。
このG42に関しては、シリンダーとハンマーの干渉, 強すぎるハンマースプリングをなんとかしてやれば、作動の問題は解消するっぽいです。

ご指摘の点、舌足らずだったので補足です。
・マルイハンマースプリング
 ラッキーにもジャンクパーツにありました。マルイは注文面倒ですよね。

・バルブ
 これは、側面に4つある穴の内、真上を向く2つの間をリューターで切り飛ばして、一つの大きな穴にしてます。リフト量を変えるとなると、ご指摘の通り、やっかいなので。メタルやHWスライドだと、これでも後退スピードが上がります。が、やはり冷えやすくはなりますね。G42も加工すると連射は厳しいです。一呼吸置いて撃つと大丈夫なんですが。

あと、マガジンリップ直下の角を丸めてやると、マガジンキャッチ下面エッジとの干渉が無くなるのでマガジン挿入が格段に良くなりますよ。
Posted by へいぞう at 2015年10月27日 00:28
へいぞうさん、おはようございます。

あ、別人でしたか。カスタムに慣れてらっしゃるので、同一人物かと勘違いしてました。申し訳ありません。

バルブの穴広げる加工はWEのM92やM84でやりました。WEはバルブを簡単にバラせるので、切り屑の掃除が楽なんですよ。G42はそれが出来ないのでやらないというだけで、切り屑掃除さえ面倒がらなければマルイのようなバラせないバルブでも出来そうですね。

マルイのハンマースプリング、ヤフオクにもジャンクとして出品される事は滅多にないので、海外製グロックシリーズはシャーシ削って対応してます。

マガジンリップ加工、アドバイスありがとうございます。確かに引っ掛かりますよね。毎回、固いマガジンキャッチ思いっきり押しながらマガジン入れてます。
Posted by Timm_MK2Timm_MK2 at 2015年10月27日 06:40
最近購入した者です
近所の店で最後の1丁だったためノーマルの動作が分からないので書き込みさせて頂きます、クレクレになることをご容赦ください

スライドがホールドオープンの状態でマガジンキャッチを押した時マガジンは自然落下するのでしょうか?
本体にマガジンを差し込む際残り数ミリのところでカチっとクリック感がして固定されますがこれで正常でしょうか?
(どの部品がマガジンにカチンと当ってるのか分かりません)

購入前にこのページを見て購入を決めたのですが入手後に即バラした時にパーツをポロポロ落としまして殆ど勘で組んだので元通りなのか不安です
特にマガジンのバルブを叩く部品につけるスプリングの組み込みが間違っている気がしてなりません

組み方を文字で説明するのは限界があると思いますがアドバイスをお願い致します
Posted by G42 at 2015年12月31日 23:10
G42さん、はじめまして。

マガジンの自然落下ですが、スライド閉鎖時だとあっさり落ちますが、ホールドオープンだと渋くなりますね。マガジンキャッチ押しただけでは落下しないです。
ただ、これも個体差あるので・・・。
マガジン挿して残り数ミリというのは、グリップ底とマガジンボトムの隙間でしょうか?ぴったりじゃないけど、1mmほど隙間は空いてます。マガジンキャッチがしっかり掛かってるなら(右側が出っ張らずにグリップと面一)問題無いと思いますが。

>マガジンのバルブを叩く部品につけるスプリング

バルブノッカーリターンスプリングの事でしょうかね?上の写真で解説してますけど。
それぞれのパーツの役割を理解出来れば、正しい組み方出来るはずです。
後は、パーツリストでパーツの向きや組み合わせを確認するとか。
今の時期は、手で多少温めた程度ではブローバックの勢い弱いので(特にG42はマガジン小さいので)、他のガスブロに比べて勢い弱く感じても異常ではありませんので、しっかり温めてから撃つようにして下さい。
Posted by Timm_MK2Timm_MK2 at 2015年12月31日 23:44
こんなに早く返信頂けるとは思いませんでした
お忙しい中お時間を割いて頂きまして恐縮です

スプリングはお写真を参考に組みました
発射に関する一連の動作は問題無いので良しとします

マガジンの隙間ですがマガジンキャッチを押したまま挿れると抵抗無く入っていきますが固定される一歩手前で止まり、その先押し込むとカチンという感触がして固定されるという意味です、上手く表現できなくてすみませんでした

ホールドオープン時のマガジンは自然落下しない仕様と考えていいんですね
同社製のG19はオープン時も自然落下しますから組み込みに失敗したのでわと不安でした

ご丁寧なアドバイス頂きましてありがとうございます
Posted by G42 at 2016年01月01日 01:19
G42さん、おはようございます。

発射が問題無いなら、特に心配する必要は無さそうですね。

>固定される一歩手前で止まり

こちらも、内部で引っ掛かってるみたいですが、個体差もありますし、しっかりロックされるなら問題無いと思います。使い込む内にスムースになる場合もありますし。
マガジン落下に関しては、やはり隙間と重量の関係が大きい気がします。

それでは、良いトイガンライフを!
Posted by Timm_MK2Timm_MK2 at 2016年01月01日 07:34