CATEGORY:S&T Kar98k Another
2020年06月03日
S&T Kar98k Another Ver. ホップ及びトリガー加工

直押しの緩衝用として、イモネジとホップレバーの間にスプリング仕込んでみた。
イモネジは短いのを用意して。
結果は、ちょっと締め過ぎてスプリングが中に入り込んでしまった。チャンバー分解しないと取り出せないので、再びバラす。

スプリングは止めて、宮川ゴムの余ったクッションラバーを少々加工して組み込む。

押す部分はゴムの形状に合わせて形状整える。

クッションラバー仕込んだ分ホップレバーが上に上がるので、元のネジより短いネジを組み込む。
ホップの弾道は、かなり安定しました。チャンバーパッキンも宮川ゴムに換えるべきなんだけど、その内に。

リコイルラグの仕上げは黒塗装で一見スチールに見えないのが気に入らないので、表面磨いてブルーイング。
鉄っぽさが増しました。

バンドスプリングは亜鉛ダイキャスト。前後の角が立ってるので、スチールのに形状似せて加工し、表面磨いてブルーイング。

この銃のトリガー位置、ほぼ真ん中にあるので、他の98kと比べてトリガーが遠く感じてた。

上はS&Tの旧型、下はDOUBLE BELLのカート式エアコキ。
S&Tの旧型のトリガーはかなり後方にあり、実銃に近い。

上は同じく旧型。
下は、PPSのガス(タナカのKar98kガスタイプのコピー)。
このように、S&Tの新型以外は全てトリガー後方に位置してる。
最新型のはずなのに、なんであんな位置にしたのやら。

PPSのガスタイプはリアルで良いんだけど、金属パーツの表面処理が黒塗装一択。
日本製のような黒染めはコストかかるからだろうか?(あと、黒塗装だと、素の状態での表面仕上げ悪いのも誤魔化せる)
さて、トリガー取り出すには、分解する必要ある。
リコイルラグ回すのにラジオペンチ使うと、傷付く恐れがあるので

回す工具自作しました。材料は、もはや現代の万能素材と化してるペットボトル、そのキャップ。
そして、M3ネジとナット。キャップの内側にはプラ板積層して、よれないようにしてある。
ネジの先のネジ山は少し削って丸めておいてる。
実銃ほど強く締めつけられてる訳ではないので、これで十分緩めたり締め付け出来る。
ちなみに、幅の関係上、CMCのモデルガンには使えない。

加工手順省略。
トリガーを上に深くカットし、間に3mm厚のアルミ板挟んで接着。強度確保の為、A&Kのウィンチェスターパーツ修理でも行った、M2ネジによる締め付け併用してある。後ろの隙間にはプラ板。
位置的には、後ろに約2mm、下に約4mmほど移動してる(3mmアルミ板挟んでるけど、カットや加工で1mmほど削れてるので)。
また、トリガー重い原因の一つの、強過ぎるトリガーリターンスプリングを、比較的弱い物に交換。

また、元のトリガーストロークも長く感じたので、若干引いた状態にして遊びを少なくする為、1.2mmプラ板接着。

組み上がった状態は、元のより大分下がった位置に。
元のトリガーは、ストロークの関係もあって、引き切るとかなり短く見えてたが、こちらは遊びの少ないショートストローク。
また、トリガープルも軽くなり、競技銃並みになりました。

上のCMC製モデルガンと比較するとまだ前寄りだが、トリガーの形状自体違うので、同じにしようとしたらトリガー自体、新規に作り直さないといけない。今回は元の形状そのままで延長しただけ。

また、加工は全て手作業なので、固定用のM2ネジも正中線から僅かにずれてる。なので、組み上がった物はちょっと右に擦れてたので、トリガーガードのトリガー通る部分も削ってある(後ろにも拡張)。

トリガー先端は角ばってたので、丸く加工し、表面磨いて黒染め。
トリガー位置が改善されて、お気に入り度が増しました。モデルガンのような外観で競技銃並みの命中精度。気に入らないはずがありません。撃つ度にファイアリングピンが前進するのもモデルガンっぽくて良いですし。無駄に空撃ちしてます・・・。
これ、中身はマルイVSR用のカスタムパーツが使えるので、本格的な競技銃並みに仕上げる事が可能です。
シアをスチールに換えたりホップパッキン替えたりインナーバレル高精度のに換えたりピストン換えたり。
私が持ってる中ではMSR-338が競技用として最も優秀ですが、弄り方次第ではそれを超える事も出来る。
なにより、クラシカルな外観で最新型に勝てたら、面白いと思いませんか?(エアソフトガンだからこそ出来る芸当)
S&T Kar98k ZF39タイプスコープ 他
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S&T Kar98k Another Ver. 分解 及び動画
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S&T Kar98k Another Ver. エアーコッキング リアルウッド
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VSR用なので、単にS&Tと相性悪い可能性高いですね。海外製品は国内メーカーの機構をコピーしてるのが多いけど、微妙にパーツ寸法違ってたりして完全互換とは言えませんので。
パーツ取り寄せても原因究明しないとまた同じ事の繰り返しになるので、まずはなぜ動きが固くなったのか、そこから解明してみましょう。無理やり動かしてればその内馴染むだろうって考え方は、破損しにくい丈夫なパーツが組まれてるのに限りますので。エアソフトガンの金属パーツはほとんどが亜鉛ダイキャストなので、金属と言っても脆いですし。
新しいパーツ組み付けても無理に動かさず、強く擦れてる部分を見付け出して加工してみて下さい。
VSRの中身に関しては色んなブログ記事とかで取り上げられてると思うので、探して事前チェックするのも良いですよ。
カスタムパーツ組むのは大変だけど、上手く組めて性能が向上した時の喜びは、苦労した分大きいですよね。上手くいく事を祈ってます。
カスタム、頑張って下さい。
当方では、基本的にお金かけない方向でのカスタム多いですが、今後とも続ける予定です。