CATEGORY:S&T Kar98k Another
2020年05月14日
S&T Kar98k Another Ver. 分解 及び動画
数年前にビクトリーショーで見かけたブローニングM2重機関銃の電動ガン、RWAから発売されましたね。
トライポッドとのセット価格で最安値が約70万。さすがに無理ですね・・・。まあ、造りを見れば、納得できる価格ではありますが・・・。
重さと大きさの関係で、フィールドへの運搬は軽トラが必要になりそうです(カバーしないと道中注目の的に。職質もされそう)。
さて、Kar98kの分解編説明開始。
フロンドバンドスプリング及びフロントバンドを外す。
マズルパーツは外し方が分からないのでそのまま。
バヨネットラグの固定ピンを抜いて、バヨネットラグを外す。
ストックとレシーバーを固定してる左右のネジ(リコイルラグ)を外す。
専用工具が無いのでラジオペンチで回したが、最初固かったので、ピンポンチ併用して回す。
ラジオペンチのみだと、傷が大きくなる場合あるので。
トリガーガード後ろの大きなネジ外した後、他に外から固定してるネジ見当たらなかったので、そのまま引き上げてみた。
トリガーガード付いたままだが、組み立てもこんな感じで無理やりだったのだろうか?と思いながら、無理やり上げていく。
レシーバー後部の凸部が引っ掛かって抜けにくかったのだが、実はこの方法は間違ったやり方でした。
正解はこちら。トリガーガードとレシーバーは内側のネジ2本で固定されており、このネジ外せば上下に分離出来る。
このネジ2本。
最初に外すべきだった。M1903は左右のネジと後ろの大きなネジのみだったし、この部分で固定されてるのは初だったもので。
セットピンはかなり固く無理すると周りに傷付きそうだったので、トリガーボックスごと外してみた。
シリンダーAssy取り出し。
レシーバー内側の前後に樹脂リングが組まれてて、シリンダーの前後動がスムースになるよう補助してある。
シリンダーヘッドはラジオペンチで回せる。
ピストンヘッドには、赤いグリスがべったりと。
ピストンスプリングは細径タイプ、ピストン及びスプリングガイドは樹脂製。
組み付け時に、スプリングが擦れる部分にグリス塗布。ピストンヘッドとOリングにも、適度に塗布。
チャンバー下にBB弾残ってた。当然、分解前に空撃ちして発射しない事は確認済み。
マガジンとチャンバーの間は結構なスペースがあるので、発射されなくなっても3発残るようだ。
マガジンが空になったからといって、人に向かって撃つのは止めた方が良い。万一、この残った弾がチャンバーに入った場合、発射される恐れがあるので(ボルト前進時に逆さにすると、残弾が送り込まれるので、残弾処理はそのように)。
ネジ外してチャンバー取り出し。
ホップレバーは、金属製の凸部がチャンバーパッキン上部を直接押す感じ。
チャンバー分解。これもネジ外すのみ。
インナーバレルのホップ用切り欠きは、電動用のような感じに見えるが
チャンバーパッキンの長さはVSRやハンドガンと同じサイズ。
ホップの出っ張りは、フラットな長掛けタイプ。ゴム質は硬め。
ホップレバーの、押す部分を削って少し平らにしてみた。まあ、削った分、押し込む量が増えるけど。
試しにPDI Wチャンバーパッキン(VSR、マルイハンドガン用)を組んで見たら、問題無く組めた。
まともに発射出来るかは、全体を組み上げてみないと判断できないけど。
トリガーの感触改善の為、バラす。
構造は同社M1903と同じで、マルイVSR-10のコピー。
擦れる部分を磨いてグリス塗る。
M1903と違い、トリガーのガタは少なめ。
シリンダー表面に擦れた傷が多く付いてたので、レシーバー内側のバリをペーパーやすりで均す。
そして、シリンダー表面を磨いてブルーイング。スーパーブルー液で普通に染めれた。
0.2gBB弾用にホップ調整後、初速測定。箱出し直後よりは上がった。
やはり、あの赤いべったりグリスが抵抗になってたのかも・・・。
色々弄ったおかげで、ボルトシリンダー前後動やトリガーの感触は、かなり改善された。
チャンバーパッキンはVSR用で問題無いようだ。ただ、30m超えたあたりの弾道が不安定。金属パーツで直押しなので、クッションラバー介するようにすれば、改善されるかも?
後日、山の中に移動し、ターゲット設置して弾道チェック。
距離は、20.7m。
動画では、正しい分解手順を説明してます。ちょっと文字数多いですが。
1マグ撃った辺りで雨が強く降り出したので、ターゲット回収。その後、止んだので車内から撃ってます。
カメラが顔のすぐ近くなので、呼吸音が入ってますね。なるべく静かになるようしたつもりですが、さすがに長時間呼吸止める訳にはいかないので・・・(ガスマスクすべきだった?)。
雨が強く降ってきたのでTantoのバックドア跳ね上げて傘代わりにしてたんですが、隙間から水が落ちてきたので、ちょっと開けてみました。
内部から水がどばーっと。このバックドア、長時間傘代わりに使うのは良く無いようです。
S&TのKar98k Another Ver.、前作がKar98kの形をしたエアーコッキングガンだとしたら今回のはエアーコッキング機能が付いたモデルガン、といった感じですね。仕上げや形状の見直しで、よりモデルガンに近くなってます。
まあ、モールドで済ませてる部分が増えたり内部にバリがあったりするのは、いつもの事ですが。
それでも、木製ストック付きで実売価格3万切ってますし、コストパフォーマンスはめちゃ高いです。
現状、最もお勧めなKar98kのエアーコッキングガンですね。自分で弄れる方なら、最高のパフォーマンスを発揮出来るでしょう。
専用スコープも揃えないと・・・。
バットプレート。ダイキャストだけど、一見してスチールに見えるくらい、仕上げは良い。
外してみたら、分厚い造りだった。重さもかなりあり、全体の重量増に一役買ってる。
前作のバットプレートはスチールプレスだが、ちょっと薄い。
また、表面処理もメタル調の塗装。
ネジ穴の位置が合わないので
前作のバットプレートは今作には合わない。
今作のバットプレート、確かにスチールプレスじゃないので残念感はあるが、見た目は悪く無いし、なにより重さアップに貢献してる。個人的には、このままでも良い気もしますね。
※05/15 追加記事
Kar98k Another のシリンダー、磁石が強力にくっ付いた事と、スーパーブルー液(鉄・亜鉛用)で綺麗に染め上った事を考えると、スチール製のようです。レシーバーと色合い合わせる為に黒染め処理のスチール製のシリンダー採用したのかも?
ちなみに、前作のKar98kと三八式歩兵銃のシリンダーは、磁石が全く反応しませんでした。
S&T Kar98k ZF39タイプスコープ 他
S&T Kar98k Another Ver. トリガー加工後の動作映像
S&T Kar98k Another Ver. ホップ及びトリガー加工
S&T Kar98k Another Ver. CMCとの比較
S&T Kar98k Another Ver. エアーコッキング リアルウッド
S&T Kar98k Another Ver. トリガー加工後の動作映像
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チャンバーやトリガーボックスも1903よりかっちりしていて弄った分だけ素直によくなりそうないい銃ですね。外観も十分よさそうだし、いずれほしくなりました。レビューありがとうございました。
トリガーボックスは内部のバリとかで最初動き渋いですね。使ってる内に滑らかになると思いますが、磨いてグリスアップすれば見違えます。
セットピンはVSRのが使えそうな気がするのえ、スチールのに換えたい所です。
シリンダーの材質ですが、スーパーブルー液で素早く反応しました。磁石は、がっちりくっ付いたので、スチール製と思われます。
ちなみに、前作のKar98kと三八式歩兵銃のシリンダーは全くくっ付かなったので、アルミかも。
PPSのモシンナガンは弱くくっ付きました。おそらくステンレス。
今作のS&T Kar98k、メーカー発表されてる部分以外でも色々改善されてますね。インナーバレルとチャンバーパッキンはVSR用のがそのまま使えるので、弄ると化けますよ。
スチールとはますますほしくなりますね。
前作のKar98kと三八式歩兵銃のシリンダーは真鍮製の可能性もありますよ。
構造や規格を真似るなら材質も日本のものに寄せてくるかも?
なるほど、真鍮製シリンダーというのが普通ですよね。さすがにアルミは無いですよね(安物は別として)。
三八式歩兵銃のシリンダーも表は黒いですが、メッキ処理のようで、この98k Anotherのような薄っすら青っぽい黒とは違ってました。ネジ切り部分は金色でしたし(今思い出した)。
ただ、三八式のピストンはアルミ、スプリングガイドは金属だったので、その辺は金かけてますね。98k Anotherはピストンとスプリングガイドを樹脂にしてコストダウン図ってるのかも?
S&Tって、B品多い・・・。新品予約するより、B品待った方が良かったかも。