CATEGORY:アンティーク・トイガン
2015年05月19日
MGC オートマグ 比較
マルシンの金属モデルガン、オートマグM180との比較。
MGCの方はレシーバー、バレル長共に短い。
当時のモデルガンの設計は、写真から起こしたのがほとんどだったようだが、MGCのは更に日本人の手の大きさに合わせたかのように、小さめにデフォルメされてる。
グリップの長さも、MGCは短い。
レシーバー右側比較。
リアサイト、マルシンは上下左右調整可。
ただ、このオートマグに使われてた各種スクリューは六角レンチ用だが、後のクリント1ではマイナスネジに改悪されてる。
ボルト比較。
マルシンは逆U字型。これはコピー元のコクサイ製も同様。
MGCの方は下に向かって丸み帯びてるので、実銃の形状に近いと言える。
ボルトヘッド、マルシンはのっぺら。
ボルト上面比較。
コッキングピース比較。なぜか似たような形状。
ハンマーメカ部分、マルシンにはサブシャーシが入ってる(実銃には無い)。
バレル・ラッチを前方に回してテイクダウン出来るマルシンに対し、MGCのバレル・ラッチは付いてるだけ。
MGCのテイクダウンはちょっと面倒。
マガジン比較。
MGCの方が小さめだが、マルシンの方も実銃よりは小さい。
比較用の.44AMP弾と比べてマルシンのカートリッジは短い。マガジンにも、.44AMP弾は全く入らない。
マルシンのモデルガンは金属製なので、重い。この重さだけは、例えHW樹脂でも再現出来ない。
さて、以下は3DCGソフト「Shade」で作成したオートマグの3DCG。内部パーツまで全てモデリングしてあります。
採寸自体はマルシンのオートマグを参考にしたが、内部パーツや各部形状は実銃写真を食い入るように凝視してほぼ完璧に再現(本館の3DCGページの44オートマグ参照)。
コッキングピース後部の形状はこのようになってる。この形状を再現したトイガンは、後にも先にもLSのプラモデルのみ。
マルシンでクリント1を発売した時、若干ながら金型に修正が加えられてる。ルガーP.08なんかは、元のMGCの金型から比べて別物のような製品に仕上がってる。クリント1でももっと金型修正出来たんじゃないだろうか・・・?それとも、上の指示であまり手間掛けれなかったとか?クリント1発売当時は、昔と違ってネットでもオートマグの写真をかなり集めれたし、有名なオートマグコレクターの方と連絡取って実銃採寸だって出来たはず。それなのに、お茶を濁す程度のリファインで製品化したのは、残念でならない・・・。その後の固定ガス化に伴う金型大幅改修、そして固定ガスの形状のままガスブローバック化。マルシンには、オートマグに対する情熱が全く感じられない。
このコッキングピースの形状は、オートマグのモデリング終えてから大分後になって修正した物。
その記事はこちら。
内部構造を分かりやすくする為に、ガワを透明素材化した、オートマグ。
ちなみに、内部パーツの動きは本館のガンメカページに載せてます(オートマグ以降、全く追加してないけど・・・)。
10年以上前に作成した物だけど、今じゃここまでのモノを新たに作成する情熱も暇も無い・・・orz。
昔、MGCではオートマグのクリアーモデルも出してたが、その後はタナカがルガーP.08で出したっきりで、透明なトイガンは出て無い。
MGCのような遊び心を持ったメーカーが今現在無い事は、ほんと寂しい。こういうクリアー素材は海外のようなメタルじゃ不可能なので、国内メーカーで出して貰いたいのだが・・・。
このShadeで作成した形状データは実銃に限りなく近い寸法だが、これを3Dプリンターで出力したからといって実銃になる訳じゃない(当然)。強度が圧倒的に不足してるので、もし実弾撃ったら射手が大怪我する。
一時、3Dプリンターで銃が作れるって話題になったが、あれは比較的簡単に実弾が入手出来るアメリカ等だから可能なだけで、日本じゃ意味が無い。構造も、通常の実銃と比べて無駄に大きい。あれくらいないと、実弾のプレッシャーに耐えられない。
データと3Dプリンターさえあれば世界中で作成可能だが、テロリストだってあんな実用度外視したモノを使うよりは、普通に実銃購入した方が良い(例のテロ国家が3Dプリンターで出力した銃を使ってるシーンを一度でも目にした事があるだろうか?)。
勿論、実弾発射可能とあらば、それがどんなに非実用的でも発射の瞬間に射手が死ぬような大怪我負おうとも、1発弾が撃てるというだけで実銃認定するのが我が国のK察。なので、データあっても絶対出力しないように。弾の有無は、国家権力には関係ないので。
このオートマグの形状データ、実銃から採寸した訳じゃないので実際にパーツとして出力した場合(勿論、全て樹脂で)、きちんと動くかどうかは疑問。一応、作動部分は0.1mmくらいはクリアランスとってモデリングしてるが、かなりタイトな事は確か。
トイガンメーカーで、オートマグの完全版を出したいってとこあったら無料でデータ提供する意思はあるけど、Shadeデータなので3DCADに起こせるかどうか・・・。まあ、コレ参考に3DCADソフトで作成すれば良いだけの話ですが。
ま、私が3Dプリンター購入して作成してみたら良いだけの話ですが(その頃には、銃の形を検知して出力を止めるソフトが開発されてる気も)。
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Posted by Timm_MK2
at 21:14
│アンティーク・トイガン
海外メーカーの電動ガンとガスブロのM4のクリアパーツならありましたね。
ガスブロなら作動が見れて良いかと。
懐かしいですね小生もこの二つとコクサイのオートマグも持っていました、
もうだいぶ前に後輩とかにあげちゃいましたけど。
MGCは御臨終されましたしコクサイも縮小傾向ですし、あとはマルシンにガンバッテもらうしか無いですが、二代目社長が無能らしいですから期待は出来ないかもしれませんね。
ガスブロでもやっぱり基本は6.5インチのスタンダードサイズを中心にラインナップし直した方がベストですね8.5インチは長すぎて扱いにくいです。
もちろん6mm化はマスト用件です、っていうかテッパンですね。
オートマグ6mmガスブロ6.5インチで発売すれば大ヒット間違いナシのハズなんですが今のマルシンでは無理かも知れませんね~。
とにかくトップの人の求心力や牽引力が無いと会社って発展しないんですよね~、設計者や開発担当者を辞めさせている会社に未来なんか無いですよね。
とにかくオートマグ6mmガスブロはエンジンは全く8mmのまんまでコンバート出来ますから超オススメなんですが、二代目社長がこの記事読んでいるとは思えませんし期待せずに様子見ですね。
それでは、また。
電動ガンは樹脂レシーバー(ガンダム系のカラーリング等)が海外から出てたのでクリアーも出来そうですが、メカボックスまでクリアー樹脂で作る訳にはいかないので、イマイチつまらなそうですね。
ガスブロM4用、G&PからAM4用のスケルトンロアレシーバーが出てますね。なぜかアッパーは出て無いようですが、強度的に無理なのかな?まあ、首の強度足りないとあっさり折れますし。
ハンマー機構の動きがはっきり分かるので、その内手を出すかも知れないですw。
デザートイーグルは結構出来良いガスブロ出てるのに、なぜかオートマグは不遇ですね。昔ながらのガンマニアには、デザートイーグルよりもオートマグの方が受けは良いはずなんですが・・・。
現在の状況だとマルシンには期待できそうにないし、KSCあたりでいきなり出してくれるとか・・・。アンケートの結果にもよりそうですが(私はハガキにオートマグ出してくれって必ず書いてるw)。
マルイだとロッキングラグ省略しそうだし(ガスブロM4のように)、やはりKSCに僅かでも期待してみたいですね。
おっしゃる通りです!!小生もソノ意見に乗ります。
マルイだとディティール省略しそうで刻印も確実にインチキ刻印になるでしょうし。
そうなるともうKSCくらいしかリアル志向でモデルアップ出来ないでしょうねー。
ガスブロなんで実物みたいにロータリーボルトをそのまま再現する必要も無いですし外見を再現してくれさえすれば良いのですが。
しかしキッチリとアンケートハガキでリクエストされていらっしゃるとはTimm_MK2さんは流石ですね。
それでは、また。
KSCの新品買う事自体少ないですが、新品買ったら同封のアンケートハガキは必ず出してます。毎年4月の抽選プレゼントには一度も当たった事無いですがw。
もしKSCで出すとなると、必ずKWAからも出るでしょうね。そして、オートマグはルガーP.08やマウザー同様、コレクター心を擽る銃なので、世界的に見ても売れると思います。KWAから出たら、銃口塞いで金色に塗って、ガスブローバックするモデルガンとして愛でたいと思ってますw。
さすがにロータリーロッキングをガスブロで再現するのは不可能なので、形状だけでも真似てくれれば。出来ればショートリコイルも・・・。
下請けでモデルガンを造った過去により自己生産、設計を始めたは良いが片手間仕事と業界(他社や販売店《から酷評なのだから。
元々はそうでしょうけど、私がモデルガンに興味を持ち始めた頃にはすでに自社生産のを販売してたので。
私がこの趣味にハマるきっかけになったのが、マルシンのワルサーP38です(カタログで見かけて)。なので、もしマルシンがモデルガンを自社生産してなかったら、このブログも存在してなかった事になります(そういう世界線もあるかも)。
そういう訳で、特に思い入れのあるメーカーなので期待せずにはいられなかったりしますので・・・。まあ、色んな事情知って、少しはふっきれましたが。
わたしの、きっかけもマルシンンです。
最初はベレッタ92Fのダミーカート仕様のキットでした。ガスガンに比べ価格が安かった(当時は)事もあり、今では、92Fコレクターに成ってしまいました。(他にも少しありますが)
数が減りつつあるマニアのためにも、頑張って頂きたいと願います。
内部事情より、目の前にある製品が大事ですからね。
マルシンのベレッタM92Fはほんと出来良いですよね。独占契約してる会社の製品よりも出来良いですから。
マルシンって、出来不出来が極端というか、デフォルメしてる製品もあれば、実銃に忠実なのもあったりと(デフォルメの代表:Cz75)。
昔ながらのガンマニアは減りつつありますね。タニオコバのように出来の良い発火式モデルガン作ってるとこもあるし、ダミーカート式ではCAW等ありますので、モデルガン自体はそんなに廃れてる訳では無さそうですが。
まあ、市場規模からすると、かなり縮小してますけどね。
昔ながらのモデルガンメーカーとしても、マルシンには頑張って貰いたいものですが・・・。
昔からのガンマニアの方でしたか。当時は通販は一般的じゃなかったので、地元の模型店で取り扱ってるのしか入手出来ませんでした(しかも学生なので予算も無し)。
昔のモデルガン、今の技術でガスブロ化して販売して貰いたいですよね。
マルイのはどれも命中精度高いですから、撃つのが楽しいですよね。昔は今ほどパーツ充実してないし命中精度のノウハウもあまり無い時代でしたから、皆さん苦労したみたいで(その頃、この趣味から離れてた)。
山の中で眠ってるって、ロマンがありますね。実物発見したら、朽ち果ててそうですが。