CATEGORY:PPS モシン・ナガン
2020年01月07日
PPS モシン・ナガン エアーコッキングボルトアクション チャンバー

ホップの効きが悪いのを解消する為、再び分解してみました。。
まず、ストックからレシーバー分離した後、給弾機構を取り外し、レシーバーからアウターバレル&チャンバー一式を外す。
アウターバレルとチャンバー部分はそのままで(リアサイト外す必要無し)、ホップ用イモネジと、インナーチャンバー固定用イモネジ外して、インナー一式引き出す。

上から押して見ても、ホップの出っ張りが確認出来ない。

インナーバレルを固定してるイモネジ3本外して、インナー取り出す。
ちなみに、チャンバーはアルミ製。

チャンバーパッキンのホップの出っ張りは少なめ。
しかもV型や長掛けタイプじゃなく、昔からのただの凸。

ついでに、ボルトシリンダーもバラしてみた。
シリンダーヘッドの樹脂を無理に寄せてラジオペンチで回す。
シア付けた状態でも分解出来る。

ピストンはアルミ製で、後ろの細い部分はスチール製。
Oリングは2本で、ピストンヘッドには穴は開いてない。
潤滑剤は塗られてたが、ちょっと汚い。
スプリングは電動用が使えるらしい。見た感じ、電動用そのままだった。
ただ、組まれてる方向が、ピッチ狭い方が前になってる。普通、ピッチ広い方が前なのでは?

シリンダー内部は結構汚れてたので、清掃する為に結局シリンダーをレシーバーから取り外した。
ピストンストロークを調べる為に、シアとピストン合わせてメジャーで測る。
大体、68mm。

シリンダー内径は、19.8mm。
ここから計算すると、シリンダー容量は20.9377㎤。
インナーバレル内径が6.04mmだと仮定して(そこまで正確に測れる器具を持って無い)、約73cm分の容量がある。

インナーバレル長は67cm。容量的には問題無い。

理論的には問題無いのだが、実際のロスとかも考慮して、7cmほどカット。それでも600mmなので、電動用としても最も長い部類に入る。
ただ、このインナーバレルカットが一番苦労した。通常はパイプカッターで切断するのだが、真鍮は勿論、薄いステンレスパイプでも切断出来てたパイプカッターで傷しか付けられなかった。
このインナーバレル、真鍮でもアルミでもなく、ステンレス。それも、かなり硬い部類の。
外径8.5mmでほとんどの真鍮製電動用インナーバレルとほぼ同じ。
パイプカッターでは切断出来ないと判断し、ミニルーターにダイヤモンドカッター付けてみたが、あまり削れない。
切断砥石付けてかなりの時間費やし、やっと切断出来た。ルーターはかなり熱くなってたが・・・。
切断面は金属ヤスリや回転砥石で仕上げて、ペーパーやすりで滑らかにしておく。

ホップ用切り欠きも浅い感じがしてたので、金属ヤスリで削って下げておく。
内部にバリが出るので、内側もしっかり削っておく必要ある(でないとBB弾が引っ掛かる)。

シリンダーへのボルトハンドルの取り付けは、内側からのネジ留め。
ただ、ネジが1本足りないような・・・?2本でも十分だからと減らしたのか?(実際、十分な気もするが)
M4のかなり短い皿ネジなので、その内ホームセンターで買ってこようと思う。

チャンバーパッキン、純正はノズルとの隙間がかなり大きい。
PDIのWチャンバーパッキンも純正ほどじゃないけど隙間あり、どっかの電動ガンから取り外したノーマルホップパッキンが一番隙間少なかった。

とりあえず、ホップ改善の為に、PDIの電動用Wチャンバーパッキンを組み付ける。
ホップの出っ張りは上々。
そして全て組み上げていざ外に向かって撃ってみたら・・・。ポスッと音してBB弾発射されない。
次弾送り込んでも、ポスッと音して銃口から弾がポロリと落ちるだけ。
シリンダー組んだ後の作動テストでは、勢いよくピストン前進してたのに、BB弾込めて撃ってみたらまるでノズル詰まってるかのような音に。

再び分解。BB弾詰まってた。
ノズルで押して止まる位置で、BB弾が止まってる感じ。

ストックに組まずに実射テスト。ボルト引いてシアを押し上げるだけで発射可能な構造なので、レシーバーとインナー一式のみで発射テストが出来る。BB弾は給弾口から1発ずつ。ホップはイモネジ外した状態なので、掛かって無いのと同じ。
やはりポスッと音する程度で発射出来ない。
やはり、Wチャンバーーパッキンが合わないのか?

電動用ノーマルパッキンに換えてみた。
・・・が、やはり結果は同じ。
チャンバーパッキンはノズルとの気密には関係なく、BB弾の保持のみに使われてるようだ。ノズルとの気密は、チャンバー内部のOリングが担当してる。

結局、元の赤いチャンバーパッキンに戻した。
ストックに組む前に、レシーバーとインナー一式のみで試射。しっかり発射出来た。
そして、元通りに組んでいく。
組み上がってからも、発射出来るのを確認後、外に向かって撃ってみる(近所の林に向かって)。
まずは0.2gで。ホップのイモネジはあまり強く掛けて無いが、すーっと遠くまで、ちょっと強く掛かってる感じで飛んで行った。
パッキン元のままなのに今度は効いてる。どうやら、ホップ用切り欠きを広げた効果が出たのかも?あと、イモネジが当たりやすいよう、ホップレバーに薄い鉛板(防振用に使われてる、0.5mm厚くらいの板)張り付けたのも良かったのかも知れない。
若干ホップ緩めて0.2gで撃つ。かなりホップ弾道が安定し、40mほどフラットに飛んで行く。
やっとボルトアクションらしくなりました。マルイのVSRには及ばないけど、サバゲーでも十分使えるレベルにはなったんじゃないかと。

0.2gBB弾での初速。以前より初速が安定してる。ボルトアクションとしては低めの数値だが、弾道はかなり安定したので、結果は以前より良くなってる。
そのままで0.25g使ってみたが、30mはフラットに飛んでゆっくり下降する感じ。0.2gの時はフラついた感じもあったが、0.25gだと安定感が増した(まあ、外で風吹いてた所為もあったけど)。
スプリングをもっと強いのに替えれば、初速はアップすると思う。ただ、発射機構への負荷が増えるし、トリガーも重くなる。
そこまでシビアな結果出したいなら、VSRでも使った方が良い。モシンナガンの雰囲気味わうなら、これで十分とも言える。
私は室内メインでたまに外で撃つ程度なので、これで満足です。
やっと普段使い出来るモシンナガンになりました(ゼータラボのはストック綺麗すぎ&実射性能低すぎなので)。
PPS モシン・ナガン エアーコッキングボルトアクション 分解
PPS モシン・ナガン エアーコッキングボルトアクション スコープ付き
PPS Mosin-Nagant M1891/30 Spring Bolt Action with Scope
PPS モシン・ナガン エアーコッキングボルトアクション スコープ付き
PPS Mosin-Nagant M1891/30 Spring Bolt Action with Scope
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