CATEGORY:WE M712 GBB
2016年07月07日
WE M712 GBB + マルシンABS樹脂フレーム その2

まず最初に断っておくと、このマルシンABS樹脂フレームは固定ガスガンの物。
なぜ固定ガスのを使用したかというと、実はマルシンM712のガスブロを持ってないから。唯一持ってるのはカービンのみ。
で、固定ガスガンはマガジンが亜鉛崩壊(この時期のマルシン製品は亜鉛の品質が悪く、数年で亜鉛パーツが崩壊してた)起こして使い物にならなくなってて、リアサイトもピン挿し込まれてる部分が崩壊。なので、完全にジャンクと化してた。この機会に活用しようかと。
ガスブロのを使用する場合は、この写真のような(面倒な)加工をする必要無い。
固定ガスガンのインナーシャーシは、セレクターの軸で固定されてて、下のロック機構は無い。
また、放出バルブを叩く位置も違うので、そこを大幅にカットする必要ある。

こちら、WEのフレーム。アルミダイキャストらしく、結構軽め。
この内側の形状を参考に加工施していく。

インナーシャーシのロック機構、ブローバック時にかなりの負荷が掛かるので(ボルトのブローバックの衝撃は、アッパーレシーバーに伝わって、インナーシャーシに伝達。そしてインナーシャーシの後退を阻止してるのがロックパーツ)アルミ板を加工して製作。本当は真鍮とか使いたかったが、薄いのしか無いので・・・。このアルミ板でも厚さは足りず、下に1.2mmのプラ板を貼り付けた、という次第。
4mm厚が丁度良いが、1.2mmプラ板で厚くなった分はやすりで削る。仮組みして、ちゃんとシャーシが入る事を確認。

WEのシャーシ入れる為に必要な加工。ここからは、マルシンのガスブロフレームでも同様に行う。
レールの内側を削り、シャーシが通るように。

なぜか厚ぼったく成型されてる左右のダボ、これらもマルシンフレームを削って対処。
右内側の溝は、広げる必要無し。

仮組み。
最初、フレームの幅に合わせて左のダボを削ってたが、途中でルーター壊れて断念。まあ、右は長さが短いので、どっちにしろフレーム加工しなきゃいけないんだけど。
あと、シャーシの亜鉛を削るよりも、ABS樹脂フレーム削った方が楽ってのも。

今までかなり酷使してきたミニルーター。スイッチ回してもウンともスンとも言わなくなった。
ついに寿命かと諦めかけたが、どうせならと分解。
通電調べたら、回路入口までは電気来てたので、ACアダプターは問題無い。で、スイッチ回してもモーターまで電流来て無い。
基盤の部品は、特に焼損とかは見受けられない。

スイッチの接点調べたら、ONにしても接触してなかった。金具をちょっと曲げて、ONにした時に接触するのを確認。
で、電源繋いだら無事復活しました。
・・・新しいルーター買わずに済みました。今は、あまり余計な予算に回す余裕無いもので。
まあ、フレーム加工は手工具のみで終えてるので、今回ルーターの出番は無しですが。

刻印比較。
WEでは、Mauser刻印は版権の都合で使えなかったらしく、中国がコピーした「中華民国32年式拳銃」の刻印になってます。
ちなみに、マルシンフレームは以前キャロムのブルースチールで塗装してたので、新たに塗装する為にペーパーやすりで表面を削っておいた。あとまあ、セレクターの接触防ぐ出っ張り部分が出過ぎてて、WEのセレクターが回らなかったので、それ削って低くする意味も。

右比較。
WEのフレームは艶有り黒塗装で表面滑らか。中央の肉抜き部分も、ツールマーク無し(マルシンフレームには、肉抜き部分にツールマークが入っててリアル)。
グリップは共に樹脂製。マルシンが錘入りで、WEは空洞。

WEフレームのグリップ込みの重さ。かなり軽い。

マルシンフレームの、グリップ込みの重さ。
グリップ内部のウェイトの分、こちらが重い。
ちなみに、フレーム単体だとWE側が100gちょい重いが、グリップの互換性は無いし、わざわざ軽いグリップ付ける意味も無いので、グリップ込みでマルシンのを使用する事に。
他のパーツ、トリガーやマガジンキャッチ等は、全てWEのを使用。マルシン製で使うのは、フレームとグリップとランヤードリングのみ。

マルシンフレームとWEのストックホルスターとの相性確認。先端しか入らない。

肉厚が違うらしいので、ちょっとだけ削ってみると

すんなり装着。内側の寸法は問題無く、上面のみ削るだけで大丈夫だった。
まあ、これは固定ガスガンだから起きた問題かも知れないので、ガスブロフレームなら削る必要無いかも?

仮組み。問題無く組み込めた。
アッパーレシーバーはアルミダイキャストなので、ハーフメタルのM712。

WEマガジンも、無加工でマルシンフレームに挿し込める。
この状態で、WEの元の重量よりもアップ。これでも実銃よりは軽いので、マルシンフレームをHW樹脂に替えれば、更に重量感アップするかも?ABSフレームは僅かに歪みがあるので、HWフレームなら歪みが目立たないし、更にリアルにもなる。
その分、投資がきついけど・・・(HWのガスブロ高いので)。
※実は、マルシンのHW樹脂のガスブロの方が重かったりする。

ボルトの塗装剥ぎ落す為、まずは分解。
ノズルはWAのようなピストン方式で、シリンダーはボルト側になる。
ノズルのストッパーは、先端左右の2個のネジと、上のエキストラクターの計3ヶ所。
ネジは精密ドライバーのマイナスで回し、エキストラクターは細いピンを抜き出す。
更に、ノズルリターンスプリングのピンも抜くと、ノズルが取り出せる。

スプリング用のピンは、リコイルスプリング受け兼樹脂バッファーの固定も兼ねてる。
引っ掛かってる部分を外すと取り出せる。
次回、仕上げ直したボルトや、各部チェック。
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Posted by Timm_MK2
at 12:21
│WE M712 GBB
マルシンのジャンクガスガンをうまく再利用できましたね。
刻印もリアルで、重量アップならば満足ですね。
それでも、改修作業が大変そうです。知識と技術が無いと
出来ません。羨ましいです!
どうせなら、マルシンM712GBBのHW版で試したかったんですけどね。安く入手するのは無理だったので・・・。
前回のコメントの返信の意味が理解出来たかと思います。カービンフレームとは交換したくないですし。
わざわざ固定ガスのフレーム選ぶ人もそうそう居ないと思いますけどね。ガスブロ用フレーム使うなら、簡単な加工で済みますので。
ただ、WE M712の入手難易度が少々高めと言うか・・・。ヤフオクだと、マルシンのガスブロとあまり変わらない価格になりますし(それでも、ストックホルスター付きのメリットは大きい)。