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2015年07月20日
Panasonic DMC-FS7 ジャンク品分解

ズームエラー起こしてまともに起動しないPanasonic DMC-FS7、ジャンクセットの中の一つだしメーカー修理に出すほどの価値も無いので、試しに分解してみました。
まずは見えるネジ外して、横のカバーを外す。

反対側の横のカバーも外すと前後のカバーが外せるようになる。
まずは後ろから。

フロントカバーもそのまま外れる。

電源スイッチ・シャッター及びフラッシュユニット取り外し。
大きなコンデンサはフラッシュ用。

なんか欠けたパーツ落ちてきたと思ったら、内部のネジ留め部分が欠けてた。

液晶ユニットをマウントごと引っ張り出す。
マウント自体はネジ留めされてるが、ネジが全く効いてない。

マウントから液晶取り外し。

フレキケーブル繋がったままだと作業し辛いので、黒い部分を起こしてロック解除して抜き取る。
フレキケーブルの取り外し、以前ノートPCのキーボード交換した時の経験が生かされてる(でないと気付かなかった)。

レンズユニット取り外し。
液晶のマウント取り付け部分、3ヶ所とも割れたり欠けたりで全く効かなくなってた。

レンズユニット分解。
ネジ5本外すとカパッと開き、映像素子ユニット取り外せる。

更に内部レンズ(とフィルターらしきモノ)取り外し。

フロントレンズ。特に傷・汚れ無し。
レンズカバーは内側から押すと閉じるタイプなので、分解状態だと開きっ放し。

ズームボディ、特にギヤの欠けは無し。
ただ、動きがかなり渋く

ギヤ回した程度ではここまで動かない。手で引っ張り出してやっと。
内部はそんなに汚れて無いし、破損等も見当たらない。
外部衝撃でズーム効かなくなったとかじゃなく、内部の動きが段々悪くなって効かなくなったような感じ。

モーター側にもギヤの欠けは見当たらず。モーターの軸にはウォームギヤが嵌め込まれてるので、モーターユニット組んだ状態で無理に動かずのは危険。
一応、モーターユニットをレンズユニットから外した状態でケーブル繋いでバッテリー入れて作動確認してみたが、普通にモーター動いてたしギヤも動いてた。

ズーム部分を更に分解。中に入るガイドパーツ(左のスカスカのパーツ)、樹脂製でかなり薄く成型されてる。
各パーツはエッジが効いてるのと、樹脂という事で歪みが生じて抵抗になりやすい。
エッジ(バリ?)を削ろうとペーパー掛けたら、ガイドパーツがあちこち折れたorz。

3ヶ所ある爪も、何度も動かしてる内に折れた。
というか、内部に樹脂パーツ多過ぎ。強度不足でもあるし、使ってる内に動きが渋くなる原因でもある。
製造はMade in China。内部パーツでコストダウン図ってるのだろうか?ズームボディの銀色に見える部分も、樹脂に塗装されたモノだし。これがアルミ製とかだったら、もっと精度高めて故障確率も減ったはず。使い捨て感覚で製造してるのかも?
いずれにしろ、レンズユニットは使い物にならなくなった。まあ、どうせタダ同然のジャンク品だし、今回は勉強の意味も込めて分解したようなものなので。
ヤフオクでジャンク品買ってレンズユニット交換しても良いかも。10Mピクセルなので、実用としては現在でも十分使える訳だし(スマホの方が画素数多いから綺麗に写ると思うのは素人考え。画質ってのは画素数だけでは決まらず、レンズが重要になってくる。スマホに搭載されてるサイズのレンズだと、CCDの画素数に対して解像度が追いついてないので、パソコン等で等倍表示すると細かい部分が潰れてたりする)。
ちなみに、今回アップした写真は全てカシオのEX-ZR300(ジャンクセットの中の一つ)で撮影。バッテリーが新しい事もあって、かなり使いやすい。ソニーのは、最近バッテリーの減りが早くて・・・。
Posted by Timm_MK2
at 21:10
│その他
いや~懐かしい(^O^)
レンズの調整のお仕事でしたがLEICAのレンズは調整が凄くシビアでした(^_^;)
不良品かって位合わせにくかった(-_-;)
今回の記事でソニーのデジカメンのレンズ分解してみましたが、パナソニックのとは随分違いますねー。
まあ、素人にも分解組み立て出来るくらいだから(このカメラもChina製)、nozoponさんが携わってた部門のレンズとは違うみたいですが。