CATEGORY:WE M84 動画
2015年03月08日
WE Cheetah M84FS GBB(Silver) その3

WEの最近のシルバーメッキの質感は素晴らしく、リアルな金属感がある。
マルシンのステンレスメッキをちょっと黒っぽくしたような感じ。
セレーションのエッジも立ってるし、エキストラクターは別パーツ(磨いて黒染め)。
リアサイトも金属製で別パーツだが、こちらは塗装。

アウターバレルはスライドとは違う質感で、円周に沿ってヘアラインも入ってる。
まるで削り出した鉄のような(おそらく亜鉛ダイキャスト。スライドはアルミダイキャストだから質感違うのかも)。
ちなみに、ブラックモデルだといずれも黒塗装。

フロントサイトは金属製で黒染めの別パーツで、前方から挿し込まれてる。
マズルのネジはWEって感じ。
スライドのマズル付近、ちょっとバリ残っててアウターバレル下に傷付いてたので、ペーパーで入念に磨いて滑らかに(その後グリス塗り)。

WEマーキングのグリップ。ちょっと萎える。

マガジン。
WAと比べて前後・左右共に大きく、上下はほぼ同じ。
装弾数は16発。17発入るが、それだとスライド閉鎖状態でマガジンキャッチ掛からない。
リップは樹脂で、フォロアー下げてリップから1発ずつ込める。フォロアースリットは広がってる部分が無く、途中から込める事は出来ない。
あ、注入バルブは国内ガス対応に交換済みでガス入り易いが、吹き戻しが無いのでオーバーチャージされる事も。
当然、生ガス吹きながらブローバックする。
放出バルブは上方向を拡張済み。

WAのベレッタマークのグリップも無加工で装着出来る。
ただ、WEほど錘貼り付け出来なかったので、ちょっと軽くなる。
この重さは、ガスを生ガス吹かない程度まで入れた状態。

やはり、ベレッタマークだと見た目が全然違う。各部の形状もシャープで、少し前のWEとは大違い、
スライドに刻印あったら、もっと素晴らしい物になりそう。

WEグリップよりは軽くなるが、バランス的にこっちの方が良い感じ。
なにより、このマークがあるってだけでテンション上がる。

スライドの質感に近づけるべく塗装した結果。
反射率は、まあこの程度。

分解は、普通に行える。
何度も(何百回も)擦り合わせして、作動も滑らかになってる。

ブリーチがスライドレールの一部を賄ってるのは、マルイではよくある方式。

可変ホップダイヤル。

バルブノッカー。リターンスプリングが組まれてる。
ハンマーのファイアリングピン打撃痕がリアル。

トリガーバーのすぐ内側にバルブノッカーロックがあり、スライドの同じ部分で下げられる仕組み。

セフティ上げてONにするとデコッキング。仕組みはWAとほぼ同じ。

付属の六角レンチはコイツ用か?右セフティはイモネジで留められてる(WAはロールピン)。
ハンマーのセレーションはWAよりも細かい。

ほぼ同じサイズのPX4サブコンパクトと。
全高は同じだが全長はPX4の方が短い。でも、PX4の方が大きく感じる。M84はかなりスリム。

同じ樹脂フレーム同士で。
まあ、ソードカトラスの方はそんなに苦労してないけど。




縦構図で。
WEのM84FS、もしマルイで出したらこうなりますよってくらい、マルイテイストに溢れてる。
いや、実際マルイで出して貰いたいですけどね。
気温は22℃くらいで、空撃ちはその気温のまま行ってる。マガジン特に温めてない。
それでもご覧の通りの作動性。
BB弾発射してる所では、マガジンちょっと温めてる。でも、国産GBBと同じ程度で、海外製を動かす時ほど強く温めてない。
リコイルスプリング、ハンマースプリング(WA)共に少々カットしてある。特にリコイルスプリングのカットは効果的で、純正のままだとこれほどの作動性は発揮されない(マガジン強めに温めれば別)。
リコイルスプリング、後ろ側をカットしたが、スプリング圧縮時の捻じれに抵抗ありそうだったので

樹脂ワッシャーを追加。いや、金属ワッシャーは削らないと丁度良いサイズに出来なかったもので。

ハンマーストラットをWAのに替えたからか、バルブノッカーに当たる直前でハンマースプリングから解放されて、ハンマーは慣性でバルブノッカー叩く。
画像の上がハーフコックで、下が完全にハンマーダウンした状態。
それぞれ線で示した部分がストラットのハンマースプリングが当たる位置。
ハンマーダウンするとスプリングから解放されて慣性力のみでバルブを叩く。
WAの場合はハンマーが前に倒れる量がもっと多く、こちらWEはノッカーに当たるのであんまり倒れない。
リアシャーシはWAに近い形状してるが、WE純正ではもっと下でハンマースプリング受けてるので、これは正規の状態じゃないと言える。最後までスプリングテンション掛かってるのが、WE方式。
WAのフレームにはハウジングの関係でWEのリコイルスプリングが組めないので、WA方式になったが、S/Aなら十分な慣性力があるがD/Aでは不十分。ちょっとしかブローバックしなかったりする。
そこで

シャーシの、スプリング受ける部分を削って、ストラットに最後までスプリングのテンションが掛かるようにした。
その結果、室温20℃に長時間放置(つまり室温とマガジン温度同じ)でも、強烈なブローバック。マルイのG18Cと変わらない作動性に。海外製GBB(WE含む)は、この温度だと調整してもそんなにブローバック強く無いので(未調整だとホールドオープンすらしない)、国産並みになったと言える。勿論、D/Aでも問題無し。バルブノッカーロックの関係で、必ずハーフコックからD/Aしないといけないし、ハンマーを完全にダウンするとバルブノッカーがロックされるので、一度スライド引いて、セフティ掛けるかハーフコックまでゆっくり戻してからじゃないとD/Aで撃てないが。
ちなみに動画は、この加工行う前に撮影。動画でもD/Aスタートで空撃ちしてるが、右手に持ち替えてるのが分かるだろうか?実は左手でD/Aで撃つと、ちょっとしかブローバックしない。右手だと上手くタイミング合うみたいで、しっかりブローバックする。BB弾発射時は左手で撮影したので、S/Aでスタートしてる。

WEはバルブノッカーがあるので、ハンマーはWAほど深く落ちない。まあ、WAもリバウンド機構(ハーフコックから先はハンマースプリング掛かって無いので、勝手に戻る)があるので、普段はハーフコック位置だけど。

セフティレバー外す際の注意事項として、ハンマーはコッキング状態で行う事。こうしないとセフティの軸が引っ掛かって抜けて来ない。これはWAのも同じ。
セフティレバー抜き取る際に、プランジャーがスプリングの力で飛び出すので注意。
実射
最大値を探るべく、マガジンを直射日光下に暫く放置。
・・・熱くなりすぎた。
更に日陰に放置(気温22℃)し、ほぼ人肌の温度になったあたりで測定開始。
G&G 0.2gバイオBB弾使っての初速は
69~66m/s(14発計測)
ホップは弄って無く、0.2gバイオでちょっと弱めだが、20mほどフラットに飛んで緩やかに落ちる感じ。弾道は安定してて、マルイと比べても遜色ないレベル。ちなみにホップパッキンもそのまま。

ガス入れて203gからスタート。もっと入るが、生ガス吹きまくりだったので、吹かなくなるまで空撃ちした結果の重さ。
で、1マグ16発撃った後は、202g。ただ、この秤が1g単位でしか表示されないのと、たまに201gと表示されたりしたので、実質201.5gで、1.5gの消費か。マルイのグロックとかと変わらない燃費。
このWE M84FS、ノーマルでTOPガス使うとかなり強烈らしく、スライド破損するって話も。まあ、スライド・フレーム共に金属だから起こりうる事態で、私のように樹脂フレームにするとクッションの役割果たすので、スライドの割れは心配無さそう(あと、TOPガスも使う気ないし)。
このWE M84FS、外観良し、作動良好で弾道も素直とくれば、気に入らない訳がない。
その内外でも撃ってみたいと思う(その時に動画撮影も)。