CATEGORY:LCT SVD AEG

2022年06月14日

LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整

LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
チャンバーパッキンとピストンスプリング交換の為に、YouTubeのLCTairsoftのチャンネルでのSVD組み立て・分解動画を参考に、ここまでバラしました。
この時点では、まだ交換パーツは届いて無いけど、交換前に確認したい事もあったので。



LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
メカボックスの取り出しは、ちょっと苦労した。動画観て、他に外すネジが無い事は確認してたので、後は思いっきり押し上げる感じで。
どうも、メカボックスとスチール削り出しフレームが、強く噛んでたみたいで・・・。



LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
モーターは、左右のスリム化の為に側面無しと言う大胆なデザインに。
磁石はえらく強力で、5センチ未満の位置に置かれた鉄製品は強烈に引っ張られてくっ付く。
モーターの深さ調整用ネジは無く、調整する場合はコード外してモーターボディを回して調整する。
外した直後のメーカー出荷状態では結構プラプラしており、ピニオンギアとベベルギアは浅く噛んでる気がする・・・。実際、後で右に一回転させて深く噛み合わせても、問題無く作動したしギアノイズも回転前と変わらず大きかった。



LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
モーター内部のコアに、少し錆浮いてた。



LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
レシーバー内側には、ボルトキャリアー用の溝も掘られてる。これ、電動では全く意味のない溝なので、将来的にGHKに卸してガスブロ化する布石なんじゃ・・・あるいは、この電動用のガスブロキット発売する予定とか。



LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
ピストンスプリングガイドは、回して外せるはずが・・・。ガイドの耳部分を溝に合わせても、全く出てくる気配無い。
また、メカボックス上部がしっかり閉じて無いのが確認出来る。



LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
閉じてない分左右に若干広がってるので、レシーバーの内側の幅と合わず、それを無理やり組んでるのでメカボックスの方が若干削れてた。
レシーバーは設計通りに削り出してても、メカボックスは設計通りの幅になって無かったという事かと。


LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
スプリングガイド取り出すには、左右留めてるネジ二本緩めて左右にちょっと開かないと取り出せない。



LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
左右のネジがっちり締めると、ガイドは全く入って行かない。
勿論、ネジ緩めると入るが、ガイドのロックする為に90度回した後、メカボックス後部の溝に入って若干後退してガイドが固定される。
まるで入らないようだと、この固定もままならないので、ガイド自体が不安定。ひいてはフリクションロス上昇と、最悪ガイドとピストンぶつかってピストンクラッシュに繋がる可能性も。なので、左右がっちり留めてもガイドが入るよう、電動ルーターでガイド通る部分をガリガリ削りました(ギアに切削粉入らないよう、内部にティッシュ詰めて)。
ペーパーヤスリ程度では全く削れなかったので、電動の力で。
結果、なんとかぎりぎり入るようになりました。削り過ぎる訳にはいかないので、何度も確認しながら。



LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
トリガーメカ。外のギア歯介してスイッチ金具を押し出す感じ。
これは待機状態。



LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
トリガー引くと内部のスイッチ金具が前進して前の金具と接触する。



LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
更にトリガー引ききると、押す部分が外れてスイッチ金具はスプリjングに戻される。
トリガー引き切ってスイッチカットするタイプのように見えるが、スイッチのオンオフがこれのみだと、トリガー半端に引いてる間はフルオートになる。
実際は、セクターギアがカットオフレバー動かして強制的にスイッチ切るので、フルオートになる事は無い(後でメカボ分解して確認)。



LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
メカボックスの、レシーバーへの組み付けはかなりぎりぎりで、実際はぶつかったり擦れたりが多い。スムースに組めるよう、メカボックスの一部を削ったり、レシーバー内側のメカボックスと干渉する部分(スイッチ金具の配線と当たる部分)を軽く削ったりしてみた。

色々削り込んだ結果、以前ほど強く押し込まなくてもレシーバーに組めるようになりました(LCTのメーカー組み立ては、少々雑)。



LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
付属しないチークパッド、メーカー純正のも国内で買えるんだけど、どうせならとヤフオクで実物チークパッド購入。
送料込みで約9000円。しかし、ベースが合わずに(幅が狭い)思いっきり削ったけど、結局金具のサイズが合わず断念。金具が短すぎ。
ベースは使い物にならなかったけど、枕の部分をWEのに移植しました。WEの枕はゴムなので。



LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
とりあえず、LCTのにはA&Kのエアコキのを取り付けておいた。WEのにも問題無く付けれたので、こっちも付けれました
若干、緩いけど・・・。その内、LCT製のを買いたいと思ってます。



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宮川ゴムのチャンバーパッキンと、電動ガン用M90スプリング。アマゾンで購入。
チャンバーパッキンは、硬度60を選択。0.2gメインなら50の方が良いけど、0.25gメインで使うつもりなので。



LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
スプリングの長さは、ほぼ同じ。上が純正。
純正スプリングも、そんなに強くなかったので、日本向けのスプリングだと思われる(中国製電動ガンだと、海外仕様の超強力なスプリングをカットしただけってのが多い)。



LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
チャンバーは金属製(ダイキャスト)。小さなイモネジが横に付いてるが、これホップを押す部分が下がり過ぎないようにとのストッパーの役目果たしてる。
ただ、もうちょっと下の方が・・・。ストッパーに当たるまで回して下げてもホップの出っ張りがちょっとしか出てこないので。
なので、外しました。まあ、回し過ぎないように注意すれば良いだけの話なので。



LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
インナーバレル組んだ後気が付いた、スリーブの前進。アウターバレル固定してるイモネジ2本緩めてから、スリーブ押し込みました(ある程度アウターバレルが自由に動かないと、インナーはスリーブに入って行かない)。



LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
ある程度組み上げてからトップカバー固定用レバー組もうとしたら、入らない。メカボックスの固定位置がほんの僅か、ずれてたようだ。
なので、レシーバーに固定されてるあちこちを緩めて、メカボックスをプラハンマーで叩いて軸穴合わせました。



LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
メカボックスを固定する前に、トップカバー固定用レバー組んだ方が良いようです。



LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
バッテリーは、ガスピストンロッド外して組み込む。上はリチウムイオンバッテリー、下はバトンのリポバッテリー。どちらも7.4V。
リポバッテリーは手持ちがどれも膨らんできてるが、一応問題無く使えてる。
リチウムイオンの方は若干太く、ぎりぎり収まる感じ。バレルの細くなってる部分にしか組めないので、前進しきれてない。
リポの方は余裕あるというか、組んだ後内部でガタガタしそう。
空撃ちした感じは、ギアノイズがめちゃ大きく、トリガーレスポンスも一世代前って感じ。海外での動画レビューはレスポンス良かったが、あちらは11.1V使ってたので、これは単純に7.4Vのパワー不足かと。
それでも、途中で止まる事は無く、普通に空撃ち出来た。
ただ、ある事をすると途中で止まります。それはトリガーの一気引き。一気に最後まで引くと、ピストン後退しきる前にトリガースイッチ切れるので、そこで止まる。再びトリガー引けばちゃんと撃てる。
なので、じっくりトリガー引くのが正しい撃ち方のようだ。



さて、チャンバーパッキンとピストンスプリング交換した後の性能チェック。バッテリーはリチウムイオン。
まずは0.2gバイオBB弾で試射。外に向かって撃って見たら、思ったより弾の速度が遅く見える。
初速測ったら、78~79m/s。M90スプリング組んでてこの結果か?初速が遅い所為もあってか、ホップの効きもイマイチ。
0.25gだと、更に飛ばない。ホップ強くしても飛距離は伸びず、さらに強くすると弾詰まり起こす。
思ったより初速が遅いのは、もしかしたら、ピストンの動きが悪いのか?


ピストンの動きについて。海外製だと、ギアグリスと同じ物をピストンにも使ってて、海外のハイパワー仕様ならともかく、国内仕様程度のスプリングパワーだと、抵抗大きくてかなりのパワーロスになる。なので、一度分解してみる事にしました。



LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
メカボックスに使われてるネジヘッドは全て六角レンチで回せるので、外すのは問題無い。シリンダー上部のクリップパーツも、ピンポンチとプラハンマーで後ろに叩き出す。左右への分割はかなりの抵抗があり、マイナスドライバー挿し込んでこじってやっと分割出来ました。

中身はこんな感じで4枚ギア構成。分割時、ギアが右側に、スイッチ類が左側に分かれた。スプリングとナットが落ちた。構造はスタンダード電動ガンそのものって感じなので、左に集中させるのが良いんだけど、ギアの軸が右のベアリングにしっかり噛み合ってて、びくともしない。回転はするけど、素手で取り外すのは不可能に近い固さ。固着されてるのかってくらいに。
ギアグリスは高粘度の乳白色タイプが使われてて、シリンダー内部やピストンにも同じのが使われてる。結構抵抗になってるので、拭き取って粘度低めのグリスをピストンOリングやピストンの左右レールに塗っておく。ピストンの歯は全歯スチールタイプ。ピストン後方のスプリング入る部分は角が立ってたので、削って面取りしておいた。



LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
スイッチは、ノーマル電動ガンの物理スイッチ。セミオートのみなので一発撃つ度にスイッチのオンオフ繰り返すので、FETかSBD(ショットキーバリアダイオード)組まないとスイッチ焼け起こしそうな気もするが、モーターの金具見た限りでは、SBD組めそうにない。ネジ留めじゃ無く、樹脂でカシメられてるので。


組み立てに際して、タペットプレートはシリンダーと一緒に右側に、タペットプレート用のスプリング受ける部分は左側にあり、そのまま組むのは地球上の誰であっても不可能という代物。というのも、タペットプレート用スプリングが左のスイッチ上部の凹みに収まる感じなので、スプリングが右にあるとどうやっても左右合わせられない。
タペットプレートを左に組むには、セクターギアを外す必要あり、セクターギアを外すにはスパーギアを外す必要ある。これらのギアの軸とボールベアリング軸受け部分の寸法公差はゼロなのか、くっ付いてるかのようにびくともしない



LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
結局、マイナスドライバー挿し込んでこじって無理やり外しました。反対方向からピンポンチで叩き出すには、腕の数が足りないので(押さえ用に)。




LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
なんとか組み上げてから気が付いた、ナットの入れ忘れ。このナット、レシーバーに固定するネジを受ける部分だが、左右のポケットに軽く入ってるだけなので、ほんのちょっとでも傾くと重力に強烈に引っ張られるがごとく、一瞬で落下する。接着しておくべきだったか・・・。
まあ、左右分割するまでもなく、前側開けて滑り込ませる事出来たけど。
軸と軸受けの公差ゼロだと、左右に分割するのが異常に困難なので・・・。

組み上げ時、モーター基部を1回転させて(コード取り付けの関係上、半回転とかだと合わないので、必ず1回転させる必要ある)ピニオンギアの嚙み込みを1段階あげてみた。いや、歯の光り方から、浅く噛みあってる気がしたので。
本体に組む前にバッテリー繋いで作動チェック。ギアノイズは以前と同じく相変わらずやかましい、作動はちょっとだけ軽くなった気がする・・・。
ピニオンギア押し込んだ事による作動の悪影響やギアノイズの増大は見られず。

あと、初速低下の原因の一つに、チャンバーパッキンとの気密の問題が。以前も、海外製電動ガンで国産チャンバーパッキンに替えたら初速が下がった事あったので、一度純正に戻しました。但し、押しゴムは宮川ゴムの面で押すタイプに(純正は、硬めのちくわ状のゴム)。



LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
(クリック拡大)
こちらもアマゾンで購入した、実物スリング。ドラグノフの実銃写真を参考に組み付けてみました。
レプリカの安物とはまるで違う、異様に固い金具を組んだら、銃側の金具取付部分にちょっと傷付きましたけど。
バレルとレシーバーがスチールで頑丈なので今回スリング組んでみたけど、アルミや亜鉛ダイキャストだと強度不足で折れそうなので、今までのにはスリング付けなかった訳です。



さて、組み上げてからの試射開始。前回と一番の違いはチャンバーパッキン。
バッテリーは、バトンのリポ。
0.2gバイオBB弾で初速測ってみたら

91~93m/s

M90スプリング組んだ甲斐があったという感じ。あと、やはりチャンバーパッキンの機密漏れが原因で下がってたようだ。
宮川ゴムは優秀なんだけど、どれにでも組める訳ではないという事ですね(1600円が無駄になった)。
外に向かって撃ったら、ホップ効いて無かった。

ホップが効くまで調整したら、遠くまですーっと飛んでいく。そうそう、これが電動の本来の弾道だよって言いたくなりますね。
その状態での初速は

87~89m/s

ホップの抵抗分、初速下がるけど飛距離は伸びますね。

ここまで、リポバッテリーで作動させてたので、リチウムイオンに換えて試射開始。

なぜかフルオートに

あれ?電圧下がったからか?カットフレバーが上手く作動して無いのか?
トリガーゆっくり引いてもガク引きしても、フルオートになる。
サバゲーだと戦力になりそうだけど・・・。ノーマルマガジンは最大55発なので、あっという間に弾切れ起こしそうだけど(90連マガジンもある)。
バッテリーをリポに換えたら、フルオートしなくなりました。うーん、今後はリポのみ使った方が良いのかも。
ちなみに、リチウムイオンの方が容量倍以上あるけど、セミオート時のトリガーレスポンスはどっちも全く同じでしたね。
ただ、メカボックス取り出してリポのミニタイプ(容量2500mAh)を繋いだ時は、他のウナギタイプよりも若干速かった気がします。ハンドガードに収まらないので、運用時はウナギタイプしか使えないですが。



LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
スリング外すのが面倒なので付けたまま重さ計測。
本体のみで3965g。



LCT SVD-Woodバージョン 電動ガン 調整
空マガジンは205g。
実銃は、約4300g(おそらく本体のみ)なので、同じスチール製とはいえ、バレルが細くなってる分やボルトが無い分、実銃よりも軽くなってるようです。
無可動実銃の重さ再現するにはバレルに鉛板巻き付けるべきだろうか・・・。バッテリー入らなくなりそうだけど。



LCTの電動ガンは今回初購入だった訳だが、同じ台湾製のVFCほどの完成度の高さは無い気がしますね。ガワは最高だけど、身が凡庸と言うか、メカボックスには今流行りの電子制御が一切使われて無いし、ボルトカバー動いたりリコイルあったりとかのギミック無いし。ガワが良いだけの旧タイプの電動ガンと言った感じですね。


スコープも注文済みなので(WEに付けてる実物スコープは、あっち専用のつもりなので)、到着したらアップします(VFCのLAR GBBはまだかな~?)。




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Posted by Timm_MK2  at 22:59 │Comments(2)LCT SVD AEG

COMMENT
初めまして。
WEのSVDにLCTのウッドストックの移植できないかと考えてます。両方お持ちと書かれてたのでご質問なのですが、構造的に可能でしょうか? 電動用のモーター穴が大きそうなので、LCTの動画見る限りは厳しいかなと思ってます。もしご存知なら、どんな感じか教えて貰えると嬉しいです^_^
よろしくお願いします。
Posted by たかたか at 2022年06月22日 21:45
たかたか さん、はじめまして。

確かに互換性は気になりますよね。記事アップしたのでご確認ください。
Posted by Timm_MK2Timm_MK2 at 2022年06月23日 19:44
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