CATEGORY:S&T 64式小銃

2020年04月04日

S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解

S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
ハンドガードは、下が前後左右のネジ4本、上が前左右2本の計6本のネジで固定されてるが、上のを外すには、フロントサイトから伸びてる長いピンも外す必要がある。これはフロントサイト自体を外さないと引っ込める事は出来ないので、サイトの軸にあたるピン抜いてフロントサイト外す。ピンは、この個体だと左に抜くようになってた。



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
実はこのハンドガード、一度外してから組んで、記事用に再び外し始めたのだが、組んだ時にちょっときつめにネジ締めたら、六角の穴がなめってしまった・・・。中華の鉄は材質が悪いので、ネジ山やネジヘッドはすぐ潰れる。これも例外じゃ無かった・・・。



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
ミニルーターの切断砥石でマイナスヘッドを刻み、マイナスドライバーで回す。



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
上の樹脂製ハンドガードは裏に板金仕込まれてて、耐久度は上がってるが、穴が小さめなのか、ネジが切られてる。



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
その為、組み付け時に下までちゃんと穴が合わないままネジ締め込むと、ハンドガードのメタル部分のネジ山のみで回されてしまい、下のブロック部分から浮き上がり、このようにブロックがガリガリ削れる。ブロック部分はアルミなので、ネジ山も潰れやすい。
なので、この後、ハンドガードのメタル部分を3mmドリルで削って拡張、ネジが干渉しないようにした。固定用のネジは今の所そのままだが、近い内にM3のステンレスボルトでも買って付け替えようと思ってる。



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
リアストック基部は、ネジ2本外すと取り外せる。



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
アッパーレシーバーとロアレシーバーを固定してるピンを抜く。
このピンは右側に抜く仕様になってた。



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
上下分離するとメカボックスが見える。
単に上下分離するだけなら、ハンドガードは外す必要無い。



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
メカボックス後端のマイナスネジはカバーで、それ外すと大きな六角の穴が見える。
六角レンチ挿し込んで押し込みながら回してロック解除すると



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
ピストンスプリング&ガイドが取り出せる。スピリング交換が簡単に出来るのは良い。
ピストンスプリング交換だけなら、上下分離する必要は無く、リアストックベース外すだけなので、メンテは楽。



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
ロアフレームからメカボックス取り出す場合、マガジンキャッチ近くにあるピンを抜き取る。
このピンは左右どちらにも抜ける。というか、固定がちょっと甘めで、軽く叩いただけで抜き取れた。
セレクターをセフティの位置にするだけで、セフティレバー自体は付けたままでも問題無い。



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
ある程度上げたらトリガー引っ掛からないよう、メカボックスのつまみをセミ位置まで回す。
ただ、トリガーは良いとして、モーターが引っ掛かってる。ロアレシーバー内側にガツガツ当たってる。



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
そのままだと抜き取れそうに無いので、グリップ外すべく、ロアレシーバーと木製グリップ固定してる木ネジ2本外す。後ろは問題無いが、前側のトリガーガード後方の留めネジがメカボ被さってるおかげでアクセスしにくく、斜めの状態でなんとか回す。



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
グリップ外せれば、前後に余裕出来るので、ロアレシーバーからメカボックス取り出せる。
モーターは配線ごとブリスター状ので覆われてるが、ロアレシーバー内側の角と盛大に擦れた跡があり、裂けてた。
組み付け時は、かなり無理やり押し込んだのかと。



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
取り出したメカボックス。
ちょっとモーター太めで、海外仕様の高トルクタイプなんじゃないかと。
こちらから見ただけだと、普通のVer.3メカボックスに見える。軸受はボールベアリングが装着されてる。



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
左側には、基盤が見える。これが新電子基盤かな?



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
組み付け時に引っ掛かる、ロアレシーバー内側の角。
設計段階では組み付け時の不具合は分かり難いかも知れないが、設計ミスと言わざるをえない。
モーターが直角に組まれてるならともかく、斜めに組まれてる時点で察するべきなのに。



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
なので、内側の角を金属ヤスリでゴリゴリ削ってたら、なぜかトリガーガードが外れた。
トリガーガードはスチールプレスで、ロアレシーバーにリベットでカシメられてるが、穴の位置も1本おかしな開け方になってるし、固定も甘い。この後、瞬接でくっ付けておいたけど、大丈夫かな・・・?

内側の角を十分削った後、ロアレシーバーに木製グリップ付けてメカボックス組み付け。角を削ったおかげで、無理しなくても組めるようになりました。





S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
お次はバレル周り。
アッパーレシーバーは左右分割のモナカ構造で、後ろ1前2の計3本のビスで留められてる。



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
更に、バレルナットで固定されてるので、ビス外しても、このバレルナット外さないと左右分割出来ない。
M4系のナット外す工具だと無理で、特殊な工具を買うか、工具を自作する必要あるのかと思ってたが



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
素手で簡単に回った・・・。



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
ナット外すだけでバレル一式は取り外せるので、左右分割はマガジンからのBB弾のガイド部分(シルバーのブロック状のパーツ)を外そうとしない限りは必要無い。
しかし、この構造を九六式軽機関銃に採用出来なかったんだろうか・・・?まあ、九六式はKTWのコピーで、この64式はTOPの64式にマルイのメカボを組んだ場合を参考にしたと言われれば、仕方ないと言わざるを得ないのかも・・・。



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
樹脂のEリング外すとホップダイヤルを前方にずらせる。クッションラバーは硬い樹脂で、クッション性は皆無。
ちょっと回すだけで弾詰まり起こすのは、このパーツに弾力無いのが原因かと。



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
イモネジ外して、アウターからインナー一式抜き出す。



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
固定具外してチャンバーからインナー抜き取る。
チャンバーパッキンは、普通の黒いゴム。成型不良も無し。
九六式のは何だったんだろうか・・・?



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
ホップ押す樹脂パーツの中央部分を削ってみたが、ゴムに替えた方が良かったと後で気が付いたので、電動用チャンバーパッキン新たに購入したら、その時にでも替えようと思う。


組んでみて試し撃ち。特に問題無く撃てる。ホップは少し回すだけで弾詰まり起こすのは変わらないので、ほんのちょっとだけ。
なので、今の所0.2gしか試して無い。
外に向かってフルで撃ってたら、足元にピン落ちてる。
どこか、組み忘れた部分があったのかと思ったら



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
メカボックスを固定するピンが抜けてた。このピン、穴の位置が合ってれば結構緩くなるので、フルオートの振動で抜けてきたらしい。
外で撃つ場合は注意。いつの間にかピンが抜けてたって場合があるので。
脱落防止措置が必要。一応、ピンに薄く瞬接塗って、乾いてたら組み付けたが・・・。ネジロックでも良いかも知れない。
しかし、場所が違うとは言え、実銃と同じく脱落防止措置が必要とか、そこまで忠実に再現しなくても良い気もするが・・・(64式小銃は、どこかのパーツが脱落しないようにビニールテープで固定してるって話を聞いた事があるので)。



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
リアサイトは上下左右に調整出来る。左右はクリック付き、上下は無し。
箱出し状態で上に動かすと、勝手に斜めになる。



S&T 64式小銃 G3 電動ガン 分解
このガイドのネジが緩んでる時に起こるので、動かなくなるまで締め込んでから、ほんのちょっと戻す。
がっつり締め込むと、上下調整出来なくなるので。



元が古い機種という事もあって、分解はちょっと面倒。特に、ハンドガード外すのに、ネジ6本とフロントサイトまで外す必要あるってのはどうかと。まあ、そこまで面倒にしないと、紛失する恐れあるからかな?空薬莢1発無くなっただけで、総出で探すお国柄だし。
今は、89式がメインで、次期正式小銃も視野に入れてる状態。画像見たけど、日本らしさがほとんど無くなってる。
そういう意味では、64式小銃は日本らしさがあって良いんじゃないかと思ってます。
出来ればガスブロで出て欲しいけど・・・(まあ、まずはVFCのFALかな?)。



※ホビーフィックス製モデルガンの分解記事見かけたので、ハンドガードの固定方法について訂正。
実銃の場合、ハンドガード留めてるネジは本体との固定用じゃなく、内側の固定具を留めてるようです。ハンドガードは弾力で保持。また、フロントサイト後方に伸びてるハンドガード上部を押さえてるピンもここまで細長く無く、押し込む事が出来るようです。
TOPの電動ガンでは、そこまで再現して無かったって事なのかな?(そのコピーであるS&Tも同様に。G&Gのはリアルに作られてるのだろうか・・・?)




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Posted by Timm_MK2  at 13:16 │Comments(0)S&T 64式小銃

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