CATEGORY:KSC TT33 GBB

2015年01月11日

KSC TT33(HW) GBB その1

KSC TT33(HW) GBB その1
マカロフ出る前になんとか入手しました、KSCのトカレフTT33。
ヤフオク落札品。ジャンクで、7770円即決。
ジャンクで、かなり安かった理由はというと・・・。



KSC TT33(HW) GBB その1
まずは順番にパッケージから。



KSC TT33(HW) GBB その1
中身。
一見、美品良品状態。特に目立った傷・汚れ等は無く、外観(だけは)新品同然。
マガジンも特に問題無し(ガス漏れも無し)



KSC TT33(HW) GBB その1
付属品は未開封。ホップアジャスターと、戦後タイプのマガジンベースとBB弾。



KSC TT33(HW) GBB その1
これは通常の状態。
ここから



KSC TT33(HW) GBB その1
スライド引いて



KSC TT33(HW) GBB その1
戻すと不完全閉鎖。



KSC TT33(HW) GBB その1
アウターバレルが上昇してない。
また、アウターのチャンバー横に深い傷が付いてる。



KSC TT33(HW) GBB その1
分解して確認。
スライド内部の一部が破損した状態(オークションでしっかり説明されてた)。左右共に破損。
この部分は



KSC TT33(HW) GBB その1
アウターの後端に当たって、チャンバーを押し上げてる部分。
破損した部分の厚さは約1.5mm。チャンバー閉鎖時に最も負荷が掛かる部分でもあるし、HW樹脂という事もあり、度重なる衝撃に耐えられなかったようだ。



KSC TT33(HW) GBB その1
アウターのチャンバー横、こちら側にも深い傷が。



KSC TT33(HW) GBB その1
チャンバーの傷の原因はこちら。
スライド内側の加工跡。
エッジがそのまま残ってて、硬いHW樹脂によって柔らか目のABS樹脂(アウターバレル)が一方的に削れてたようだ。



KSC TT33(HW) GBB その1
他にも気になった点として。
ここは一番目立ってた湯皺。KSC製のHWのハンドガンは初だが、ABSでは全く見られなかった。HW特有のものか?
これだけ目立ってても製品として出荷してるという事は、この程度は普通なのだろうか?
HWなので、表面はザラザラ。



KSC TT33(HW) GBB その1
エジェクションポートのバリも残ってる。



KSC TT33(HW) GBB その1
スライドのレールは機械で後加工されてるが、左右で仕上げが違う。
右のレールが大きく削られてる。



KSC TT33(HW) GBB その1
角度を変えて。
右のレールは噛み込み浅くならないのか?
KSC製品と言えば、スライドのガタもほとんど無くて慣らしが必要だが、こちらHWだからか、結構ガタあった。
まあ、中古でかなり撃ち込んでる感じはあるが、機械加工跡はそのまま残ってるので、HW樹脂自体は耐久性高そう。
HWは最初からガタ多めにして作動優先してるとか?WA並みにレールのガタがある。
スライドストップノッチには金属埋め込まれて無いが、前のオーナーが丁寧に扱ってたのか、ほとんど摩耗や捲れ無し。



KSC TT33(HW) GBB その1
アウターバレルのシリアル番号は、普段は見えない場所に。こちら、スライド上部のシリアル番号と一致してる。



KSC TT33(HW) GBB その1
ハンマーは焼結金属で、シアも同様の素材。鉄を含んでるからか、磁石がくっ付く。



KSC TT33(HW) GBB その1
それに対するブリーチは亜鉛ダイキャスト。度重なる作動で摩耗してた。
一番凹んでる部分は、ブローバック後退時にハンマーが接触する部分。
亜鉛同士が接触する部分はそんなに摩耗してない。



KSC TT33(HW) GBB その1
こちらも、度重なるハンマーの打撃で凹んでる。ファイアリングピンも下1/3ほど潰れてた。


まるでメーカーに代わって耐久テストしたかのような感じ。その結果、アウターと当たる部分が一番最初に折れたようで。
他には大きな傷も破損も無いので、丁寧に扱ってたのが良く分かる。
スライド単品交換した場合、パーツ代だけで5000円(税別)必要。なので、手放したようだ。


さて、普通はメーカー送りにする所だが、新品購入じゃないし、この銃自体販売開始から1年半近く経ってる。まあ、普通にスライド交換代まともに取られる。
交換しても、おそらく同じ個所が真っ先に破損するのは目に見えてる。その度にメーカー送り&スライド代まともに払うのはバカらしいので、自分でなんとかして見る事に。





KSC TT33(HW) GBB その1
で、早速なんとかしてみた。
2mm厚のアルミ板を瞬接とプラリペア粉末で接着。ブリーチ先端が干渉するので、そこも削る。

他にも、チャンバーのバリ除去やスライド内側のエッジを削る、湯皺を埋めたり塗装等を行って仕上げ直します。




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Posted by Timm_MK2  at 21:15 │KSC TT33 GBB

COMMENT
お疲れ様です今年もしっかり拝見させて頂きますね。
トカレフTT33ですか惜しいですね実に惜しい、KSCの高い質感で秀作と言える機種ですが今一歩ツメて欲しかったですね。
マ○イのパクリみたいですが破損が予想される箇所には金属板を入れ込んで成型するとか。
それからいっその事、時々オクにでているメタルスライドに換装するのもアリかと存じます。
まースライド代が余計に発生しますが、とにかく最終的なツメを発売前に徹底してもらうとKSCは名実共に世界№1になると思うんですが。
大好きなメーカーだけに惜しい、ホント惜しいですね。
KSCの今後の奮起に期待したいと思います。
それでは、また。
p.s
国内版でМ945やソーコムМK23のシステム7仕様を今年あたりソロソロ発表してほしいですね。
Posted by mightyshrikes at 2015年01月12日 18:48
mightyshrikesさん、はじめまして(でしたっけ?)。
いつもご訪問、ありがとうございます。

過去に発売されたトイガンの中では、KSCのが一番出来良さそうな気がするんですが(外観だけじゃなく、作動面でも)。
ハドソンの持って無いので、比較できませんけどね。

KSCのハンドガンは、スライドストップノッチの欠け対策されてないのがほとんどですよね。ただ、同じ金型でKWAブランドでも作ってるので、入れられないのかも。
オクに出回ってるメ○ルスライドのは、フレームも一緒のが多いですね。安く無い・・・orz。まあ、この銃見ても分かる通り、所有者が気を付ければノッチの欠けは防げるかと(私は最近のマルイ製品でも、スライド引いてホールドオープン解除してます)。

M945のシステム7化は期待してますが、やっぱりスライドの強度がネックですね。HWの方が強度高そうだけど、そうするとシルバーメッキ版が出せないとか・・・。
同じくシステム7化されてないのに、M1911A1があります。海外向けにKWA版では出てるけど、国内向けのKSC版は永遠に出なさそう・・・。
KWA版で良いからM945出してくれれば、旧型フレームに換装してハーフメ○ル化出来るんですけどね(Cz75で実証済み)。
Posted by Timm_MK2Timm_MK2 at 2015年01月12日 19:09