CATEGORY:CYMA MDT LSS-XL
2021年01月11日
CYMA MDT LSS-XL SCS 分解

樹脂シャーシからレシーバー分離するには、固定用ネジを外す必要ある。
付属の六角レンチでも回せるが、場所によってはかなり奥まってるので、長いのを準備した方が効率良い。

計4本のネジ外すと分離出来る。
ダミーマガジン前のネジは長いレンチじゃなくても届くが、マガジン邪魔でレンチを回しにくいので、出来れば長いレンチ使った方が良い。
前から2番目のネジは浅く噛んでて、すぐ外れる。一番前のはハリスタイプ対応バイポッド用アダプターだが、アウターバレル下の出っ張りにしっかりネジ込まれてるので、外す必要ある。

セットピン抜くと、シリンダーアッセンブリが抜き出せる。セットピンは、ドライバー使わなくても爪で引っ掛けるだけで抜ける。
セフティは、トリガーをロックするタイプ。
トリガーボックスは、ネジ2本外すと取り外せる。
トリガーボックスは、留めてるネジ全て外すと左右に分割出来るが、組むのに苦労する。分割出来なくても、上下の隙間から潤滑剤塗れるので、破損時以外は分解しない方が良い。

トリガーボックスのメカニズム解説。
(ピン支点は省略されてます)

トリガー引くとL字型のパーツの下を後方に押し、L字型パーツの前方は下に下がる。すると、ピストンシアとの接続が断たれるので、ピストン前進する。
メカニズム的には、マルゼンのAPS-2のコピー。
トリガーは軽く、シアが切れる感触が分かりやすい。

先が曲がったラジオペンチでシリンダーヘッドを回して外す(正ネジ)。
ピストン、スプリングガイド共に樹脂製。

ピストンヘッド。写真だと見えにくいが、後方吸気用の細長い穴が数個開いてる。
シリンダーヘッドの凹みに合わせた凸形状してる。パッケージにリアルショックバージョンと書かれてたので、撃つとそこそこ衝撃伝わる。
まあ、ピストン自体軽いので、ちょっと振動感じる程度だけど。

ピストンスプリングガイドのスプリング受ける部分には、金属製ワッシャーが付いてる。
ただ、ガイドの径よりワッシャー内径の方がかなり広く、左右に動きまくる。コッキング時、ガイドの一番下までピストン内部に入るが、このワッシャーがずれて入口に引っ掛かるので、勢いよく引かないと入りきらないのではないかと推測。

そこで、内径がガイドとほぼ同じサイズのワッシャーを組ませてみた。手元にあった、昔ダイソーで買ったワッシャーセット(今は見かけない)。そのM6用のスプリングワッシャーを加工して組み付け。

スプリング先端も、曲げて終わりって仕上がりだったので、平らになるようミニルーターとダイヤモンドカッターで成形(金属やすりでの手作業だと削るのが困難)。

組み付け時、シアが通る溝にトリガーロック(ボルトハンドルを起こすとトリガーがロックされるパーツ)が入らないよう注意。もし入ってしまった場合、トリガーボックスを外さないとシリンダー抜き取れない。

トリガーを引いた状態だとトリガーロックが下がりきらないので、ボルトシリンダー組み込み時は、シリンダーヘッドに当たるシアを長い金属の棒(マイナスドライバーか六角レンチ)で後ろに押しながらシリンダーを通す感じで。
まあ、トリガーボックス外せば楽に組めるんだけど、何度もネジ外すのが面倒な方向けに。
ボルトシリンダー組んだら、セットピン組み付け。
ちなみに、内部パーツもセットピンも亜鉛ダイキャストなので、耐久性アップを望む方は、APS-2用アフターパーツを組んでみるのも良いかも。
今回は載せてないが、バレル周りも一度分解してある。チャンバーパッキンは、マルイ電動用が使えそうな形状。インナーバレルには2ヶ所、APS-2にも使われてるようなバレルスペーサーが組まれてた。

ダミーマガジンは、底部が簡単に外せる。
小物入れとして使えそうだが、奥行きの関係上、この銃用のマガジンは入りきらなかった。

ダミーマガジンは、このように固定されてる。マガジンキャッチは動くけどそれだけ。
ダミーマガジン外すには、この引っ掛かりを内側から外す必要ある(なので、外から外すのは不可能)。

樹脂シャーシに、レシーバー組む際の注意事項。
先にこの部分(ダミーマガジン前)のネジを締め付けると、シリンダーが途中から前進しなくなる。中でごりごりと引っ掛かる。
レシーバーの、シリンダー通る部分には2ヶ所樹脂リングが入ってて、スムースに前後できるようになってる。最初、この樹脂リングのバリか何かでゴリゴリ感があると思ってたのだが、このネジ締め付けない状態だと、スムースに前後できる。
なので、まずはココ以外のネジ3本をしっかり締め付ける。
その後、このネジをちょっとずつ締め付けていったら、強めに締め付けてもスムースにシリンダーが動かせた。どうやら、締め付ける順番が重要だったようだ。
この製品買ってボルトシリンダーの動きが渋いと思った方は、まずダミーマガジン前のネジを緩めてみて欲しい。他3か所のネジしっかり締めたら(この銃用のマガジンの前のネジ:前から2番目のネジは嚙み込みが浅めなので、締め過ぎないよう注意)、この部分を締め込む前にボルトの前後操作を。軽く動くはず。その後、徐々に締め込んでいって、動きが阻害されないようならそのまま締め込んで良いかと。
他でしっかり留めてるのでこの部分は緩いままでも問題ないが、外で撃ってていつのまにかネジが無くなってたって可能性もあるので、ある程度締めておいた方が良い。
スプリングガイド下のスプリング受ける部分のワッシャー変えたおかげか、コッキング時にゆっくり引いてもチークパッド手前で止まる事は無く、シアが掛かる位置までスムースに引けるようになりました。現在、ウチの個体は、指1本で軽くコッキングと装填出来ます。

トリガー引いて気になった点として、トリガー短いのではないかと。トリガーは他と共通らしいので、単にシャーシに合ってない気が。
トリガー引き切ると、こんな感じで極端に短くなる。
また、グリップも大きすぎる感じ。

グリップの角が当たって素手だと痛いので、カッターで角落としておいた。
M4ガスブロ用グリップが使えそうな気もするので、その内試してみようと思う。

ボルトハンドルの握りの部分は簡単に外せる。好みに応じて交換するのも良いかも。
ボルトハンドル自体は磁石がくっ付く素材だった(それ以外はアルミや亜鉛ダイキャスト)。

ボルトハンドルのガタが大きめに感じた際は、ボルトエンドのネジを締め込めば、ある程度抑えられる。

ホップ調整は、シリンダーコッキングして後ろに引いた状態で、2本の小さなイモネジで調整する。付属の六角レンチだと短くて回しにくいので、これも長いレンチ使った方が良い。
出荷状態だと最弱設定らしく、一番奥までネジ込まれてた(ネジ込むとホップ弱く、緩めるとホップ強くなる)。
実はチャンバー分解した時にホップレバー押さえるOリング外したら、イモネジ取れた。ネジ山から外れるくらい、ネジ込んでたらしい。
ホップ調整する際は、ネジ締め込み過ぎないよう注意が必要(ネジ外れると、チャンバー分解しないと直せない)。
色々弄ったおかげで、かなり調子よくなりました。購入価格以上の価値は出たと思います(実売価格21K円くらい)。
ただ、ホップの具合を見たくても、今の時期は連日吹雪で、窓も凍って開かない。外は最高気温がマイナス5℃。春になったら、外で撃ってみようと思う(チャンバーパッキンを交換しての検証も)。
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CYMAのボルトアクションは、M24出ていましたね。
ホップ調整がスライドレバー式で、撃つたびに動いてしまう
残念仕様でしたが、今回はよさそうですね!!
改修も丁寧なので、性能アップでしょう!!
春が待ちどおしいです。
こちらのホップ調整は、ちょっと面倒ですね。チャンバーパッキンも、国産の別なのを付けた方が良さそうです。まあ、それも雪解け以降ですが。
室内で撃つ分には、操作軽いし当たりまくって楽しいですよ。
今年はリーエンフィールドが楽しみですね。写真で見る限りエキストラクターがボルト側(シリンダー)に付くみたいで一層リアルさが向上してますね。
FALも楽しみですね~。是非とも木ストにしたいです。
それでは、ブログ楽しみに拝見させて頂きます。頑張ってください。
ブログ再開と言ってもネタ切れたらまた数ヶ月更新止まったりしますので、生温かい目で見てやって下さい。
リーエンフィールドは5月予定となってますが、たぶん7月まで延びるんじゃないかと予想してます。それでも、早めに予約しとかないと、1stロットに間に合わなくなる可能性あるので、近日中に予約する予定です(入荷後じゃないと請求されないので、早い分には問題ない)。
FALは、電動用の木ストだと合わないでしょうね(特にグリップが)。樹脂ストックの方が印象強いんですが(昔のGun誌)、木製ストックの方が質感良いので、悩む所です。実銃用木製ストックとか、入手困難そうですが(ヨーロッパのショップに在庫あっても、EUの規制で圏外への輸出が出来ない)。