CATEGORY:S&T DSR-1
2018年06月12日
S&T DSR-1 エアーコッキングライフル Grey インナーバレルカット
※前回の記事に追加で記入した内容は、今回の記事内容を一通り行った後で書いた物です。

DSR-1、シリンダーは簡単に取り出せるが、インナーバレル取り出すのにほぼ完全分解が必要。
まずは、リアストック外した後にアンダーレイル外す(ネジ2本)。
グリップを外すと、トリガーガードもそのまま抜き取れる。

グリップとトリガーガードに隠れてる2本のネジを外す。

すると、レシーバーが上下に分割出来る。
この状態だと、トリガーのリンク機構が良く分かる。

トリガーバーにはリターンスプリングが2本組まれてるが、同じ形状のスプリングに対してトリガーバーは左右で組む向きが違う為、右側が捻じれた感じで組まれてる。
このリターンスプリングは結構強力で、これもトリガー重い一因になってる。
片側外しても作動に問題無いので、右側外しておく。

ハンドガードの取り外し。
ハイダーと前側のネジ2本外してハンドガード先端のパーツを外す。
そしてトップレイルをネジ緩めて外すと、ハンドガードが外れる。
ハンドガードはレシーバーにしっかり組まれてる訳では無く、トップレイルと先端パーツによって固められてるだけ。

アウターバレルは左回しで外せる。

インナーバレル先端には溝があるが、特にOリングが組まれてた訳では無い。

セフティレバー取り外し。
まずは左セフティの六角ボルト緩めるが、手で簡単に緩む。

左右のセフティ外した状態。内部にプランジャーあるので、右セフティ外す時は下に回した方が抜けやすい。
プランジャー自体は内部で留められてるので、飛び出す心配無し。

セフティ外したら、左右貫通してるネジ2本外す。

更に2本のピンも外す。
このピンには向きがあるので、必ずこちら側に抜く事。

ここまでやって、やっとインナーシャーシ取り出せる。
材質は驚きの樹脂製。外は硬くて内部は柔らかい、まるで外骨格のような造り。

チャンバーは金属製(亜鉛ダイキャスト)。後ろに延びてる部分も別パーツで同様の材質。
チャンバーはインナーシャーシにネジ2本で固定されてるが、このネジ外しても取り出せない。

左右モナカ構造のインナーシャーシを分割して、やっとインナーバレル&チャンバー取り出せる。
下からのネジ固定される部分には六角ナットがそれぞれ入ってて、アウターバレル捩じ込む部分には金属製の高ナットのようなパーツが入ってる。

インナーバレルはチャンバー左右のイモネジで固定されてる。ネジ緩めるとそのまま抜き出せる。
イモネジはインナーの左右の切り欠きに当たるようになってるが、傾いててもネジ留め出来るので、組む際はホップ用の切り欠きがしっかり真上に来るよう、見ながら締め込む必要ある。

インナーバレルはマルイスタンダード電動ガンと同じ構造で、チャンバーパッキンも同様。
マルイ電動用のがそのまま使える。

インナーバレル長は550mm。M16A1&A2やAUG用(509mm)と比べて長い。

ホップレバー外す。この部分は外す必要無いのだが、クッションラバーの確認の為、あえてバラした。
クッションラバーは中空の円柱状で、柔らかい(WEの硬いのとは違う)。
チャンバーパッキンも柔らかめな材質だが、出っ張りが普通の形状なので

先端150mmカットしてインナーバレル長400mmにするついでに、PDI Wホールドチャンバーパッキン(マルイ電動用)に替えてみた。
こんな事もあろうかと、以前何かのついでに買っておいた物。

元通りに組んでいくが、完成状態だと重過ぎて量れなかったので、この機会に。
まずは、上下レシーバー(トップレイル含む)やアウターバレル組んだ状態。
2892g。

先端周り。
175g。

バイポッド一式。
548g。

カウンターウェイト。
250g。

ハンドガード。
228g。

シリンダーボルト。
338g。

リアストック。
612g。
ここまでの本体一式の重量。
2892+175+548+250+228+338+612=5043g。

マガジン2本で1626g。
本体5043+マガジン2本1626=6669g。
マガジンさえ軽ければ、アクセサリーフル装備のアサルトライフルと変わらない
エアコキ用の軽いマガジンとか、出ないものだろうか・・・。

ハンドガード組む時、トップレイルのネジをがっちり締め込むと

アウターバレルがセンターから下がった状態になる為、先端パーツ組む時苦労する。

アウターバレルはフルフロートでは無く、先端のブロック状のパーツにがっちり固定されてる。
これと、ハイダー締め込む事でアウターバレルががっちりと固定される仕組み。
なので、外部剛性が高い。
先にこの部分を組んでからトップレイルのネジを締め込むと組み立てが楽に行える。
分解する時も同様、先にトップレイル外した方が良い。でないと、この先端パーツ外すのにえらく苦労する羽目に・・・。
トップレイルだが、組み付けて後ろから通しで見ると、歪んでるのが分かる。実際、マウントリング前後に離して組むスコープ取り付けると、場所によっては銃のセンターとスコープのセンターがずれる。ワンピースタイプのマウントのスコープだと、後ろ寄りに付ければ、なんとかセンター一致する。
おそらく個体差だろうけど、トップレイルが別パーツだという事で不具合起きてるみたいで・・・。レシーバーと一体型だと、ここまで歪んだレイルはお目に掛かった事無いので。

組み上がってから初速測定。
G&G 0.2gバイオBB弾使った結果は、インナーバレルカット前より落ちた・・・orz。
で、改めてシリンダー計測してみたら、内径が約23mm(ノギス入らないので大体値)。ストロークが57mm(コッキングして計測)。計算しやすいように、シリンダー内径22mm、インナーバレル内径6mmで計算すると、インナーバレル長約76cmで丁度になる。実際はインナー内径ちょっとだけ広いが、それでも55cmに対して十分過ぎるくらい、余裕がある。
なので、カットはしない方が良い。
まあ、室内お座敷なら、このパワーでも十分なので・・・という風に、自分を慰めてみる。
チャンバーパッキン替えたからか、弾道はかなり素直になった。それでもちょっとホップは弱めだが・・・。
あと、トリガーバーのスプリングを1本にしたら、トリガープルが更に減って引きやすくなった。これなら、スナイパーライフルとして及第点与えられるかも。
3DプリンターでのDSR-1用マガジンの中身製作 その2
3DプリンターでのDSR-1用マガジンの中身製作
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記事の中に重量級の銃の計量がいくつも出ていましたが体重計を使ってみても良いのでは?と思いました。(細かい錘も用意すればグラムの誤差も消せるかと)
体重計ですが、ウチにあるのは古いアナログ式なので、正確な数値が出ません。1~3kgくらい誤差ありますので。
かといって新しい体重計買う余裕というか余計な出費に回す予算がありませんので、これからも重いのは分割計測していきます。
まあ、大体メーカー公称値通りですけどね。