CATEGORY:モデルガン

2016年01月15日

CAW コルト.32オート 初期型モデルHW

CAW コルト.32オート 初期型モデルHW (クリック拡大)
スライド側面は軽く研磨してます。
元は全体がマットブラック。



CAW コルト.32オート 初期型モデルHW(クリック拡大)
アウターバレルは塗装しました。



CAW コルト.32オート 初期型モデルHW
2016新春ブラックホール会場にて。
あるブースでふと目に留まったCAWのコルト.32オート。存在自体は以前からネットで知ってたし写真も拝見してたが、現物を目の当たりにしてぐっと惹かれてしまって。やはり、写真と現物は違いますね。
この.32オートは2種類置いてて、MGCリバイバル(グリップも当時のと同じ)と、このタイプ。
ぶっちゃけ、グリップの好みで決定。販売価格も16Kと安かったし。
HWのCP式ブローバックモデルガン。カートリッジは7発付属。



CAW コルト.32オート 初期型モデルHWCAW コルト.32オート 初期型モデルHW(クリック拡大)
取説は、当時のMGCテイスト溢れた構成で、分かりやすいイラストで詳しく解説されてる。



CAW コルト.32オート 初期型モデルHW
バレルはABS樹脂の無塗装。PLも残ってて、ゲート跡とおぼしき部分が処理されてる。但し、仕上げは悪い。
まあ、ブローバックモデルガンのバレルは火薬の圧力で壊れやすいので、消耗品扱いらしく、仕上げも雑なのが当たり前らしいが。
私はブローバックさせるつもりはなく、観賞用なのでPL処理して塗装したのだが



CAW コルト.32オート 初期型モデルHW
動かないように割り箸強めに挿して塗装してたら割れたorz。ABS樹脂はシンナーに弱いので、圧力かけた状態で大量にシンナーに浸すと割れる。いつもの感じで塗装してたので、すっかり失念してました。
瞬接等でがっしり接着してから塗装し直し。でもまあ、この部分の強度はかなり落ちたので、ブローバックの衝撃には耐えられそうにない。元々火薬使って撃つつもりなかったので、いいですけどね。



CAW コルト.32オート 初期型モデルHW
バレルの塗装はいつも通り。シルバー下地に黒混ぜたクリアー上塗り、乾燥後に表面軽く研磨。



CAW コルト.32オート 初期型モデルHW
元のバレルはツヤツヤ黒のABS樹脂で違和感あったので、多少はマシになった。



CAW コルト.32オート 初期型モデルHW
モデルガンなので、インサートが入ってる。
この.32オート自体、基本的にMGCの当時のモデルガンそのままなので、ブッシングもリアルじゃない。



CAW コルト.32オート 初期型モデルHW
金型はMGCから引き継いだので形状も基本的にそのままなのだが、エッジがシャープでHWなのでABS特有のヒケが少ない、そして刻印が素晴らしい。昔設計されたとは思えないくらい、出来が良い。



CAW コルト.32オート 初期型モデルHW
ホールドオープンは、ガスブロよりもずっとリアル。
ちなみに、マガジンエンプティによるスライドストップ機能は.32オートには無く、これはセフティレバーでスライドを止めている。



CAW コルト.32オート 初期型モデルHW
ガスガンとは違う、リアルなマガジン。
トリガーを引いて内臓ハンマーをダウンさせると、トリガーは引っ込んだ状態になる。
グリップセフティは、機能こそオミットされてるがライブ。MGCのは動かない。



CAW コルト.32オート 初期型モデルHW
カート7発込みの重さは、500g。



CAW コルト.32オート 初期型モデルHW
通常分解。といっても、ピンポンチでバレルピンを押し出す必要ある。
実銃はチャンバー下のロッキングラグとフレームが噛み合う構造。詳しくは、yonyonさんの「コルト・ポケット1908」のページを参照して下さい(このモデルは初期型なので、1903に相当)



CAW コルト.32オート 初期型モデルHW
内臓ハンマーの動き。
この手のハンマーレスタイプの拳銃はストライカー式が多いが、.32オートは内臓ハンマー式。
ガスブロ化に便利だと思いませんか?各メーカーさん(ストライカー式をハンマー式にするよりはずっと楽なはず)



CAW コルト.32オート 初期型モデルHW
ファイアリングプレートは固定されておらず、ブリーチからストンと落ちる。
リコイルスプリングは実銃とは違い、バレルに巻かれてる。
ブッシング&プラグを留めてるネジを外すと



CAW コルト.32オート 初期型モデルHW
ブッシングが外れてバレルが抜き取れる。



CAW コルト.32オート 初期型モデルHW(クリック拡大)
同じ32口径のワルサーPPと。マルゼンのガスブロはフレームが分厚いので、マルシンのモデルガンを比較用にチョイス。
どちらもHW樹脂。
ワルサーPPの方がずっと後から作られたので、機構的にはかなり進化してる。
でもデザイン的には.32オートも流麗で良いと思う。



CAW コルト.32オート 初期型モデルHW
あちこちのサイズが似通ってる。

ワルサーPPKシリーズはガスブロ化もされてて恵まれてるが、.32オートはMGCでモデルガンで出たっきり。CAWで再生産して下さったが、やはりガスブロで欲しくなる。最初からハンマーが内蔵されてるタイプなので、ストライカー式をハンマー式にする面倒さも無し。加えて、今でも人気が高い。
最近のガスブロではかなり小さなマガジンのでも製品化されてるので、ここは是非ガスブロで出して欲しい。個人的には、KSCからHWモデルで出してくれれば言う事無し。マルイは古いモデルは出さないっぽいし、なによりHWが無い。KSCはマカロフの実績があるので。まあ、G42のHogwardとかでも良いが、海外だとフルメタルになりそう・・・。




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Posted by Timm_MK2  at 17:54 │モデルガン

COMMENT
こんばんは。

良い物を拝見しました。当時の設計レベル、高いですね。

現代の加工技術の凄さを感じる一品と思います。

でも、型が残っていたのも驚きです。
Posted by 松本市在住 at 2016年01月15日 22:18
松本市在住さん、こんばんは。

バレルの固定方法やインナーシャーシの部分はトイガン用アレンジされてますが、外観はかなり出来良いです。というか、金型あったにせよ、これだけの製品を再現したCAWの技術力の高さにも驚きです。設計図は無い訳ですし。
バレルは段差とかあったので、当時の金型そのまま使ってる気がしますが。スライド及びフレームは、少々修正加えてるのかも?
手に取ってみると写真以上に出来の良さが伝わってきますので、もし現物を手にする機会がありましたら、ぜひご覧下さい。
Posted by Timm_MK2Timm_MK2 at 2016年01月15日 22:28
これ質感良いですね~(*^。^*)
モデルガンなので当然!?なのかな
Timm_MK2さんが手を加えてるから更に良いんですね!(^^)!
Posted by nozopon at 2016年01月21日 21:03
nozoponさん、おはようございます。

この32オートは出来が良いので、ちょっと手を加えるだけで見栄えが良くなります。
今月末の新年会で現物お見せしますので。
Posted by Timm_MK2Timm_MK2 at 2016年01月22日 07:37