ブリーチカバー(?)を外す。樹脂製なので、セレクターパーツを固定している爪は簡単に切除出来る。
ただ、同社G19やM&P 9cと違ってスプリングやプランジャーが組み込まれて無いので、爪折って組んだ場合、セレクターパーツが任意の位置で固定されずに左右にふらつき、セミとフルがランダムになるという・・・。それはそれで楽しそうだけどw。
スライドからブリーチAssy外す場合は、この樹脂パーツは付けたままでも問題なく外せる。
ピストンカップの形状は、下が平ら。マルイのG18Cとは逆向き。
キャップボルト、精密スクリュー2本外してブリーチ取り出し。
ノズルシリンダーリターンスプリングは、エキストラクターに組み込まれてる。ただ、組みやすいようにか、スプリングの長さが足りて無い。ノズルシリンダーがスプリングのテンションのみで完全に引っ込まないのはこの所為かと。
ピストンカップ。同社の他の機種とは違う形状している。
ブリーチの左右のアームは基部の肉厚がかなり薄く、曲がり易いので取り扱いに注意。
シリンダー内径は16mmオーバー。ただ、ピストンカップに対して左右幅が大き過ぎ&形状がきちんと合ってないので、スッカスカ。
リコイルスプリングはかなり強く、交換したいと思ってた。
フレーム側の樹脂パーツをマイナスドライバーでこじって開き、外すとスプリングが取り出せる。
下はWE M&Pコンパクトのリコイルスプリング。線径は太いが全長短いので、引きがかなり軽くなった。
組む時は、樹脂パーツをそのまま挿し込むだけ。
このリコイルスプリング、VFC M&P 9cのをWEに移植し、WEのをこちらのVFC PPQに移植とか、堂々巡りしているw。
フレームのインナーシャーシは、フレーム一体成型の樹脂の後ろに組まれてる。
なので、ブローバック時に金属同士がガツガツ当たらないので破損や摩耗の確率はぐっと減ってる。
チャンバーパッキンは、VFCのいつもの。
アウターバレルからインナー&チャンバーAssy取り出そうとしても引っ掛かりが強く、無理しないと取り出せないレベル。特に取り出す理由は無いので、今回はそのまま。
購入時から気になってたスライド各所のPL(パーティングライン)。後で処理する事に決定。
アウターバレルがロッキングされない事が不満だったので、1mmアルミ板を張り付け。
ただ、端丁度に貼り付けたらチャンバー上がらない。
なので、ちゃんと上がってロックされるように、当たる部分を削る。
強過ぎるハンマースプリングをなんとかすべく、スプリング当たる部分を削る。ただ、ちょっと削り過ぎた感が・・・w。
さて、これらの加工終えて一度組んでみる。
スライドの引きは・・・、リアルロッキングされたのでちょっと引っ掛かるが、何度も繰り返し引いてたらなんとか動くようになってきた。
その状態でマガジンめっちゃ温めて撃ってみたら・・・。ポスッと音がしただけでスライド動かない。どうやら、内部圧上がり過ぎてハンマーがバルブを叩き切れなかったようで。やはり、削り過ぎが原因か?
少しマガジン冷やしてから再チャレンジ。スライド引いてトリガー引いてみたら・・・。
ブシューッ!!
スライド止まったまま盛大に生ガス吹き。
ここで、リアルロッキングはアカンと判断し
ドライバーとハンマーで突いてアルミ板取り外し。
ハンマースプリングも、アルミの細いニューム管潰したのを挟んでテンションアップ(元の状態に比べたら弱いけど)。
ハンマーローラー(銀色の三角の部分)が当たるブリーチもちょっと削り込んで、後退時の抵抗をちょっと減らす。
そしたら・・・、まともに作動するように。
ただ、やはりマガジン温めすぎるとバルブ叩き切れない。このPPQは1発も撃たない内にバラしたので、最初の状態がどうなってるか分からないが、他の海外勢はマガジン温度が触れないくらい上がっててもちゃんと撃てる。少しテンション下げた程度で撃てなくなるって事は無いはずなんだけど・・・。
ハンマースプリングは、マルイのG18C用がベストだが、マルイはパーツ注文がすごく面倒くさい。電話で在庫確認し、送料含めた全額を現金書留あるいは定額小為替のみ。今のこの時代にネット注文及び銀行振り込み(あるいはクレカ払い)出来ないってのはどうかと。ユーザーで修理すべきではないっていう古い体質がまだ残ってるのか?ショーとかでマルイブース訪れる人達には、新製品のリクエストだけじゃなく、パーツ注文に関するインフラ整えるよう伝えて欲しい。交通費の関係で、私は気軽に会場まで行けないのでw。
さて、何度も分解・組み立て行ってる内に、とうとうスプリング飛ばしましたorz。
部屋ひっくり返さないと見つけられないと判断し、無駄な時間を費やすのも意味ないので、紛失したスプリングを市販パーツ加工して自作。
このスプリングのテンションがトリガーの重さを決定してるので、更に重いトリガープルを希望する場合は外径4mmで線径更に太いのを調達すると良いかも。
この線径で十分トリガー軽いので、これ以上細いのはNG。あと、あまり長くすると組むのに苦労する&スプリング飛ばしたり捻じれたりしやすいので、ほどほどに。
組んだ時にスプリングがあちこち向いて捻じれるのを防止する為、3mmアルミ棒と4mmアルミパイプでガイド自作。
コレも、長過ぎるとトリガー引き切れないので、適度な長さで。
この樹脂フレーム、隙間多いので鉛の錘を追加。
前側レール部分と、後ろの隙間に。
使用した錘は、模型店で買った5gと10gに仕切られた鉛、そしてホームセンターで買った防振用の薄い板鉛。
結果は次回にて。スライド仕上げ直しも有り。
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