CATEGORY:NE STEN MK2 GBB
2019年05月31日
NorthEast STEN MK2 T型ストック GBB 分解
まずは、重さチェック。
レシーバーの重さ:2214g。
T型ストック:491g。
空マガジン:541g。
本体重量は、2705g。
マガジン込みで、3246g。
実銃の重さが3180gなので、マガジン挿してる状態だと、ほぼ実銃と同じ重さに。
ガス注入バルブは海外仕様のままなので、国内ガスはちょっと入り難い。
ただ、マガジン内を空にして内部圧下げておけば、ある程度はチャージ出来る(これは10秒ほどチャージ)。
あとは、何発か撃ってマガジン冷やしてから、チャージするとか。
ボルト取り出し方法は、ストック外した状態でスプリングキャップを押し込みながら、反時計方向に回す。
切り欠きが真上向く程度で。
すると、リコイルスプリングの圧で後ろに出て来る。
スプリングハウジングには、ラバー製のクッションが。
ボルトをこの位置まで後退させて、チャージングハンドル(パーツリスト名称より)を引き抜く。
ボルト取り出すまでに時々引っ掛かりあるので、その都度トリガー引いてシアを下げる。
シアはトリガー同様、スチールプレス成形品。
シアの前にレバー状のパーツがあり、フルオート位置だと左に寄ってボルトに干渉せず、セミオート位置だと真ん中辺りに移動し、ボルト前進で押されてセミオート機構が働く仕組み。
ボルトはかなり軽く、171gしかない。材質はアルミダイキャストと思われる。
実際には、チャージングハンドル込みなので、208g。
この数値だけなら、トンプソンM1A1 GBBのボルトよりちょっと軽い程度でしか無いが、操作感は大分違う。
ピストンはこんな感じ。
Oリング以外の摺動部位には潤滑剤は全く塗られて無い。ボルトは内部で結構擦れてて、あちこちに塗装剥げが見られる。
シアを受ける部分には、一応スチールプレートが入ってる。
バレルの分解。
マガジンハウジングを回転させて、バレルナットのロックを解除する。
実際には、ここまで回転させなくても、穴からずらすだけで良い。
バレルナットを回して外す。
アウターバレルを引き抜く。
ホップ調整はこの状態で行うが、アジャストホイールはほとんど動かない。
チャンバーの造りは、WEのに似てる。
ホップの出っ張りは、長掛けタイプ。
インナーバレルはここまで。マズルにライフリングモールドは無い。
ちなみに、アウターバレルも磁石くっ付く材質。
アウターバレルはネジ回す要領で、チャンバーから外せる。
ここまでの分解は特に難しい部分は無く特別な技術・工具を一切必要としない。精度も高く、製品の出来の良さが垣間見える。
この銃には、タクティカルグローブよりも軍手が似合う。
と言うか、素手で握ると指が痛い。このストックのグリップ部分は単なる鉄板なので、あまり素手で握りたくない感じ。
左手でマガジンハウジング握ると、ハウジング固定のプランジャーが丁度指のレストになって、握り易い。
ただ、マガジン自体は前後に結構なガタあるので、あまりお勧めしないが・・・。
気温25℃前後で空撃ちしてみた感想は、セミだとトリガーストローク長くてプルが重めなので、レスポンスが遅く感じる。
また、両手保持で腰だめで撃つと、それほどリコイルは強く感じないが、肩付けで撃つと、リコイルがダイレクトに伝わって来る。
作動はかなり良く、WEや最近のVFC並みと言った感じ。マガジンが横向きにも関わらず、生ガス吹かない。
同じオープンボルトのCyberGun トンプソンM1A1 GBBと比べても、撃ち応えがまるで違う。トンプソンはリコイルスプリングが強めなので、トリガー引いてから発射まで結構早いが、こちらはリコイルスプリングが弱めな事もあり、ワンテンポ遅い。
ホップは、弱かったり普通だったりと、ちょっと不安定。ホップ調整が全く動かない事もあり、この辺りも詳しく調べる必要ある。
という訳で、次回はもうちょっと踏み込んだ分解を。
NorthEast STEN MK2 T型ストック GBB フレーム内部パーツ
NorthEast STEN MK2 T型ストック GBB 実射
鉄!てつ!TETSU!STEEL!! -NE STEN MK2 GBB-
NorthEast STEN MK2 T型ストック GBB 実射
鉄!てつ!TETSU!STEEL!! -NE STEN MK2 GBB-
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工具を使わずに、このところまで分解できるとは、
考えて作られてますね!
推測ですが、設計者は、几帳面な銃器好き!!ですね。
横にしても生ガスが出ないマガジン、構造が気になりますが
無理な分解はしないでくださいね!
構造はほぼ実銃通りなんですが、トイガンでここまで正確に再現してるってのが凄いですね。NorthEastって名称はブランド名らしく、製造はVFCらしいです。どうりで、高品質な訳ですね(WEがArmorerWorksってブランド展開してるような感じ)。
マガジンですが、セミで撃つ分には生ガス出ないです。まあ、ガスチャージ量にもよると思いますが。パーツリストで大体の構造分かりますが、普通の外装・中身別体式マガジンですね。まあ、内部仕切りまではパーツリストで読めないので、その辺に仕組みがあるんでしょうけど・・・。マガジン分解はちょっと面倒そうなのと、今の所ガス漏れ無いし必要性感じないので、バラす予定はありません。
滋賀のおっさんです。
私も二次ロットを入手しました。
やはりストックは錆びていましたか。
早速日本仕様の注入バルブと6.01インナーバレルに交換しました、結果壁に穴が開いてしまいました。弾速計の弾受け用ウエスと段ボールを撃ち抜いて壁、慌てて元に戻しました。ACEVDは相変わらずお飾りなのに。
こんな失敗は今までありましたか?
3000円のバレルはお蔵入りです。もったいない。
滋賀からようこそ。
鉄部品の錆ですが、鉄工所とかでは良く見かけるので、かえってリアルさが増して良い感じです(そう思い込んでます)。
初速ですが、バレル短い割に結構出てるようですよ。精密インナーでちょっと上がったのかも知れません。WEのSVDはインナー長過ぎて、逆に初速落ちてましたが。
こちらと違って気温高そうなので、それで余計に初速上がったのかも知れませんね。もっと短いインナーバレルに交換するか、切り詰めるか・・・(計測して、マズい数値の場合に限りますが)。
早速のお返事ありがとうございます。
もう少し慣らしをしてから測定して様子をみます。
アジャストホイール、私の場合は組み付けが良くなかったようで全バラシして洗浄後、ベルハンマーでグリスアップしたらスムーズになりました。中華ガンは組み直し前提ですかねえ。手元にWEのM16A1があるんですが、ACEVD並みでしょうか。あとマルシンのガス漏れも直さなければ...。マルイはやっぱり凄いですね。持ってないですが。
最後に自己紹介しますね。おっさんです。WW1~ベトナムまでのエアコキかガスガンを集めています。今欲しいのはグリースガンのガスガンとモシン・ナガンの銃剣ですかね。物欲は増すばかりです。
続きを楽しみにしております。
海外製品の中でも台湾製のは比較的マシなのが多いんですが、たまにありますよね、個体差というのが。私のは、単にイモネジで強く押されて動きが悪かった程度だったので、軽くグリス付けるのみでした。
WEのM4系は刻印が無いのでイマイチ購入意欲湧かないんですよね。刻印サービスやって貰うにしても、往復送料も加算されますし。
マルイは無調整で快調作動なので、中華に慣れてると物足りなく感じますね。まあ、FNX-45は予約しましたが。
グリースガンのガスブロ、金属製のが出たら絶対買う自信あります(ハドソンのは樹脂だし作動もイマイチ)。
Welcome.
First of all, I apologize for the misunderstanding. And thank you for reading this article in a distant place.
This STEN MK2 is great.
I look forward to future product construction. Thank you very much.
まず、勘違いしてた事をお詫びします。
とあるショップに「VFC/NorthEast イギリス軍 ステンMk.2」って商品名書かれてたので、それ鵜呑みにしてました。
わざわざメーカーさんからコメント頂いて恐縮です。
設計に携わってるのは、元従業員の方だそうです。
完成度が高くて驚きました。今後の製品造りに期待出来そうですね。
私もブログを読んでいて購入しましたが、最近、マガジンのガス漏れで困っています。
特別な技術を持っている訳でないので、どの様にすれば治るか御指導いただければ助かります。
宜しくお願い致します。
ガス漏れ対策ですが、何度かガスブロマガジンの修理経験あるのと、全く修理した事無い、あるいは海外のガスブロは初めて等、その人のスキル具合にもよりますので、一概にこうした方が良いとはアドバイス出来ません。
マガジンのガス漏れに関しては、2019年06月06日の記事(STEN MKⅡ カテゴリの最新)の最後でちょっとだけ触れてますので、参考までに。
最初から漏れてる場合、製造時のネジの締め付け具合の可能性あります。最初は漏れて無くて、最近漏れ始めた場合は、内部パッキンの劣化が考えられます。マガジン分解した記事は見当たりませんが、とある書き込みによると、パッキンのゴムは細いらしいので、劣化してのガス漏れは要パッキン交換になります。シールテープ巻くって手もありますが、それで直る場合と直らない場合がありますので(WAのマガジンは直らなかった)。
私もそこまで技術高い訳じゃなく、直せなかったマガジンは多数ありますので(マルゼンのマガジンとWAのマガジンは、一度漏れたら完全には直せない)。
これが国産品だと、メーカー修理出来ますが、海外製だとショップ対応になります。価格もその分高くなります。スペアマガジン買った方が、結果的には安く済む場合もありますので。
自分で修理する場合でも、スペアがあると、気持ち的にも楽ですし。
イマイチ参考にならなかったかも知れませんが、修理に関しては海外製品を買う際のデメリットでもありますので、ご了承ください。
ご連絡有難うございます。
スペアマガジンも購入していましたが、両方とも下のガス注入口から少しずつ漏れ始めております。
内部パッキンの劣化が原因でしょうか。
購入先のショップに相談してみます。
色々と有難うございました。
私の持ってるマガジンは、本体付属の方はまだガス漏れ起こしておらず、スペアは未開封のままです。
私のは、あまり使ってないから、劣化が進んでないのかも知れませんね。
このマガジン、かなり修理が面倒なようなので、プロに任せた方が安心ですね。
海外製の場合、気温低いとガス漏れ起こしやすくなるようです。私の持ってるWEのマガジンも、冷えた状態でガスチャージしたら僅かに漏れてて、そのままマガジン温めたら漏れが止まりました。保管時も、ちょっとだけガス入れて内部に圧かけてた方が、漏れは起こり難いようです。
ご参考までに。
自分もSTENのガス漏れに悩まされています。
分解してみたところタンクの上下に2種類3枚の非常に細いパッキンが入っていました。
グリスを塗って六角ネジを強く締め増すと一時的にガス漏れが収まりますがしばらくするとまた漏れ出します。
私見ですがパッキンの劣化が激しいのはパッキンが細いうえにタンクを締める六角ネジが中央ではなく端に寄った位置についているためパッキンの片側に負荷がかかりパッキンがダメになるためのようです。
さらにその上、ケースを留める小さいネジがボトムを持ち上げてしまうため、さらに強く締め増しが必要になり、さらに劣化が早くなる・・・という悪循環もあります。
自分もそうですがパッキンをダメにせずに締めなおすのができないのなら、多数の予備パッキンを備蓄して使うときにもれたら入れ替えるのが必要だと思います。
分解しての情報、ありがとうございます。
STENのパーツですが、ストライクアームズさんとこで取り扱ってますが、在庫切れのままなので、問い合わせてみるのが一番でしょうね。
横向きでもガス漏れない構造にした所為か、パッキンの取り回しも複雑になってるみたいで。
ガス漏れ起きやすいのは、単なる個体差か、使用頻度によるのか不明ですが・・・。私はあまり撃たずに眺めてるだけってのが多いもので。
今は時期的にも、ガスブロ作動には不向きですし。