CATEGORY:AW .38 Supercomp GBB
2018年01月11日
Armorer Works .38 Supercomp Race GBB SV 調整
この製品、国内正式名称はHI-CAPA 5.1 Razor Cat TYPEというらしいです。ウチの表題は、海外ショップの商品名から拝借してます。
ハイパー道楽さんとこでビクトリーショーの様子を記事にされてましたが、その記事見て知りました・・・(さすが、あちらの記事は詳しくて分かりやすいです。私は撮影して良いかどうか分からないので(一部で拒否された)、分かり難い記事で申し訳ありませんでした)。
シャーシ分解前にハンマースプリングのテンション無くす為、ハウジングピン抜き取る。
抜く方向が決まってるので、右に打ち出す。
グリップ上部の左右のスクリュー2本と、シャーシ内側からトリガーガードまで貫通してる長めのネジ1本外す。
グリップスクリューは樹脂シャーシに直接ネジ込まれてるので、何度も締めたり緩めたり繰り返すとネジ山がバカになりそう・・・。すでにこんな状態だし(マルイの旧M92Fのよう)。
ハンマーピンのネジ外すと、シャーシカバーが外れる。シャーシカバーは金属製。
マルイのハイキャパ5.1のコピーなので、構造は全く同じ。
ディスコネクター押し下げるハンマーの出っ張りを削り落とす。
初心者がマガジン挿したままハンマーダウンしようと、手でハンマー押さえながらトリガー引いてハンマーダウンした時に、不意にブローバックして怪我しないようにとのメーカー側の配慮だが、はっきり言って邪魔。マガジン抜いてハンマーダウンする時に空撃ちする事になるが、マガジンバルブの抵抗が無いのでパーツ同士が思いっ切りぶち当たり、パーツが痛む。
なので、私は必ずこの機能をオミットするようにしてる。
それに、ディスコネクターにはシアスプリングによる上向きのテンションが掛かってるので、ハンマーのバルブ叩く力を削減してる事にもなる。勿論、メーカーでは度重なるテストでその辺クリアしてるだろうけど、無駄な事はなるべく無くしたい。
また、海外製品は大抵ハンマースプリングが国内のに比べて強く、ブローバックの妨げにもなってる。この製品、日本向けとなってるが、軽いスライドに合わせてリコイルスプリングは弱くなってても、ハンマースプリングは強いまま。
国内ガスに合わせてハンマースプリングも弱体化するつもりなので、ハンマーの打撃力低下の原因はなるべく取り除く。
また、この製品はシャーシが樹脂なので、一体成型のハンマーピンも樹脂。なので、なるべく応力減らして長持ちさせたいって狙いも。
長く使うと、ハンマーピン折れそうな気もするが・・・。まあ、その時はなんとかするけど。
アウターバレル内側とのガタを無くす為、インナーバレルを太らせる。具体的には防振用の薄い鉛板を巻き付け。銃身周りの重さをアップして安定性高める効果も狙ってる。
あまり太くすると入らなくなるので、先端付近は1回、途中2回、後半3回巻きにしてる。ショートリコイルギミックがオミットされてるからこそ、ぎりぎりまで巻き付けられる。
ハンマースプリングは、下側を1巻半カット。
シャーシ組んでハンマーコッキングしてみると、マルイとほぼ同じ強さに。カット前は、マルイより強めだった。
マルイのハイキャパ用純正ハンマースプリング組むのが一番なんだけど、あのメーカーはパーツ注文が面倒なので・・・。
インナーへの鉛巻き付けで、元と比べて約34gアップ。
あと、スライド先端の肉抜きに詰め物して瞬接で塞いだり、刻印やセレーションへの墨入れ(スライドのみ)行ったりとかも。
マガジン込みでの重さ。WAに近い重さに。
黒いシャーシカバーをシルバーに塗装。筆塗りなので、エアブラシほど綺麗に仕上がらなかったけど。
まあ、これであしゅ〇男爵状態は解除された。
刻印墨入れで、より引き締まって見えるように。
トリガーガード下のPLも削って指への当たりも解消された。
グリップ自体は丸っこくて握り易く、トリガー後ろも丸く造形されてて、トリガー引く指が楽。ほとんどのハイキャパ系は、この辺りが角ばってて、私のように指が短いとトリガー引きにくいもので・・・。
作動はもの凄く良く、気温低くてもマガジン手で握ってちょっと温めた程度でもビシバシ動く。マルイのハイキャパより動き良いんじゃないかと思えるくらい・・・。
スライド軽いのでリコイルも当然軽いが、マガジン人肌程度まで温めると、ビシッ!!と超高速ブローバックで、スライドスピードによるシャープなリコイルを味わえる。これは確かにシューティングマッチ向けだわ・・・。素早くトリガー引いてもしっかり追従し、プロ並みの連射が出来る(ターゲット狙わない場合)。
遠距離弾道チェックの為、マガジン温めて0.2gバイオBB弾込める。遠くの林に向かって撃ってみたが、ちょっとホップ強過ぎな感じが。ホップダイヤルの位置は固定ネジの辺りで、箱出しそのまま。出荷状態では、0.2gだとホップ強過ぎなようだ。
ホップそのままで0.28g使ったら、若干弱めながらも遠くまですーっと飛んで行き、連射してもほぼ同じ弾道描く。インナー固定した成果が出てるのかも。
0.2gに合わせて若干ホップを弱め、再びマガジン温め直し。最大初速測るつもりで、人肌よりもちょっと熱く感じる程度までヒーターに晒す。マガジン表面温度が正確に測れないのが残念。その内、アマゾンで非接触レーザー温度計買おうかな・・・?
S&T 0.2gバイオBB弾使っての初速測定の結果。
・・・ハンドガンにしてはえらく高い気が。まるで、かつてのWAプロキラーのような。
これ、夏場の高温だと、ヘタしたら1J超えるんじゃ・・・。
参考までに。
改正銃刀法
0.2g 6mmBB弾
計測地点:銃口から75cmー125cmの間
温度:20℃から35℃
今回の計測
0.2g 6mmBB弾
計測地点:銃口から3~5cm
温度:36℃+α
このような感じなので、違法品と言う訳では無い。法律の条件下だと、もうちょっと初速落ちるし。
ただ、夏場にマガジンやマガジン収めてる銃本体を直射日光に晒したり、閉め切った車内に長時間放置すると、危険なパワーになる可能性もある。
パワーダウンの一番簡単な方法は、インナーバレルのカット。今の状態でもコンプのガスポートにちょっと出っ張ってるので、2~3cmカットしても問題無いし、むしろ外観上、インナー見えない方が良い。夏場前に、カットしてみる予定。
上下樹脂なので、公式競技でも問題無く使える(アウターやコンプが金属製なのは、国内向けカスタムパーツでいくらでも出回ってるし、WAのガバ系のように、メーカー出荷状態で金属アウターバレルとかもあるので)。作動性・命中精度・狙い易さも高レベル。マウント付けてドットサイト載せる事も出来るが、肝心のマウント固定するシャーシが樹脂なので、強度が不安だが・・・。あと、スチールチャレンジとかだと練習で年間数万発撃つ事もあるらしいので、樹脂シャーシの耐久性も心配になってくる。私はそこまで撃たないので、耐久性チェックは他の人にお任せします。
上から覗くと、スライド上部の賑やかさが良く分かる。
ド派手なスライド周り。
以上、ArmorerWorksの.38スーパーコンプ レースGBBでした。
海外製特有の品質管理の甘さや不具合はあるが、簡単な調整で直せるし見た目も派手で注目されやすい。競技銃としてはかなり優秀だし、命中精度の高さを生かしてサバゲーでハンドガンスナイピングも可能(0.25gバイオBB弾使って)。なにより、国産品に匹敵する作動性は撃ってて面白い。
派手な銃が好み、一風変わった銃で競技に出たいって方にお勧めです。
個人的にも、かなり気に入ってますので(私はメタルスライド至上主義ではないので。国産品に無いモデルの海外製品買った結果、増えただけって話)。
暖かくなったら、外で撃ってみたい銃がまた増えました・・・。
追加で、ちょっと気になった部分のピックアップ。
シャーシ後端の謎の穴。貫通はしてないが、ピンを挿し込む穴らしいという事は分かる。
ここに金属ピン挿して、ハンマーの止めにしてるのだろうか・・・?
ハンマーダウンすると、シャーシに当たるちょっと前で止まる。マルイの場合、シャーシにハンマーぶち当たる(なので、空撃ち繰り返すとシャーシとハンマー痛む)。
仮にここにピンが挿し込まれてた場合、ピンに当たってハンマー止まる。樹脂に当たると変形する(樹脂側が)ので、その防止策にピンが挿される予定だったのかな?
と言う事は、製造時のピン挿し忘れか?まあ、空撃ちする必要無くなったし、無くても特に問題無いけど。
スライド閉鎖時の、スライドとフレームの段差。普通はここまで段差無い。
通常、スライドはブリーチがアウターチャンバー後端に当たって止まるのだが、こちらはスライド前面がコンプにぶち当たって止まる。スライドの耐久性が心配になる。
ノズル先端にはバリ多め。
シャーシとグリップフレームは隙間多め。マルイはもっとぴったりくっ付いてる。
グリップセフティとハウジングの隙間。これもマルイは・・・。
まあ、こういった部分は海外製品だな~っと、安心感(?)もあったりしますけどね。
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ゴツイの大好きです(^^♪
お金が有ったら欲しい(゚д゚)!
けど無いんだなお金(/_;)
今自分の仕事場(事務作業&寝床にしてる自分の部屋)の改装しててデスクやら買ったんで・・・
あとサイドデスクやカーペットも買わなきゃ~(^^;)
プリンターも新調したい・・・あっ、これは経費でイケるな( ̄▽ ̄)
ここ数日は朝早いバイトが入ってるもので、寝るのも早くなってます(この後雪かきしてバイトに行く)。
この銃、イベント価格で安かったけど、普段はもっと高いんですよね。この価格で買えたのはラッキーでした。
仕事関係で色々出費があったようですね。でも環境変える事は効率アップの面でも有効ですよね。投資した分、収入も増えると良いんですが・・・。
ここのガスブロハンドガンって派手なデザインの物が多いので、ちょっと気になってました。
純正でカスタムガンっぽいのが良いですよね。
Timmさんの記事で細かい部分は?な所もあるようですが、マルイハイキャパのパーツが流用出来そうだし、そう考えると先の楽しみがあるとも言えますね。
ところで、CYBERGUNのトンプソン届きました。
今色々忙しいので実射は週末になりそうですが、かなりテンション上がっています。
この銃も今後色々楽しめそうな予感です。
アーマーワークスのは、奇抜なデザインのが多いですね。派手な銃が好みの方は、そそられるんじゃないかと。
ただ、ハイキャパ系に関しては、アマゾンとかでメタルシャーシ&メタルスライド(海外仕様そのまま)のが結構な値段で売られてますので、これには手出ししない方が無難かと。
トンプソン届きましたか。ショップでも入荷しましたってアナウンスされてる所があったり、2~3月入荷予約中とかあったりと、日本向けの出荷数が少ないのか生産自体追い付いてないのか・・・。
サイバーガンのトンプソンガスブロは、撃って良し眺めて良し分解して良しと、軽い事を除けばかなり満足度高いです。終末は撃ちまくって下さい。
現在、チャンバー取り出せないかと色々試してます。まあ、取り出せなくても、特に不都合ないですが。初速も問題無いですし。