CATEGORY:AK-47 カート式エアーコッキング
2013年05月09日
中華製 AK-47 カート式エアーコッキングガン その3
今回、かなり長いです。
カスタムした内容を一気に公開しますので。
まずは外装パーツの取り外し。
リアストック(ネジ4本)、トップカバー(ネジ1本)、グリップ(ネジ1本)をそれぞれ外す。
フレーム下の3本のネジ外すと、メカボックス(?)及びバレルAssyが取り出せる。
トップカバー外すと、錘に使ってる鉄の棒が見える。当然錆だらけw。
フレームと同時にハンドガード下も外れる。
実銃で言うガスピストンの部分には、大きな鉄の棒が入って重さ稼いでる。
こちらも錆だらけw。
グリップ内部にもぎっしりと錘が。
バレル基部のネジ外すと
バレル一式外せる。緑で示した部分のネジも外しておくと、抜けやすい。
まあ、抜くのは結構渋いので、思いっ切り引っこ抜く感じで。
青の矢印で示したレバーは外さなくても良い。単に挿し込まれてるだけの飾りパーツ。
インナーバレルは穴だらけ。こ・れ・は・ひ・ど・い。
おそらくパワーダウンが目的なんだろうけど、ドリルで抉って出来たバリもそのまま。
内側にバリ出て無いのが唯一の救い。
しかし、こんなの見たら使う気になれない。交換しないと。
見えるネジ全て取り外すとモナカ構造のメカボックスが開く。
アホほど強いスプリングが組み込まれたピストン。先端はカップ状。
トリガーメカ。
ボルトが前進しきらないとトリガーのロックは解除されない仕組み。
トリガー引くとバーを介してシアを右回転させて、ピストン解放する。
全て樹脂であの強力なスプリングを受け止めてるので、耐久性がマジで心配。
なんせ、MSR338のオリジナルスプリングより強力なのが組み込まれてるんだから・・・。
フィーディングランプには、謎の突起物が。ここでカートの尻を押し上げ、ボルトに咥えさせてるようだ。なので、ココは削ったらNG。
カートを咥えた状態。モナカ構造のボルトがちょっと開いてる。リムの厚さに対して内側の突起がぶつかってる感じ。
という訳で、突起の内側ちょっと削って咥えやすくしてみた。特に向かって右側は突起を小さくして、エジェクトしやすいように。
インナーバレルを真鍮パイプで自作。ただ、内部はかなりタイトでBB弾が接触しながら通過するので、命中精度は期待出来ない。
元のインナーバレルはチャンバーチューブ(左端の黒いパーツ)の先端約5mm程度しか挿し込まれてなく、カートからインナーまではチューブの中をBB弾が通る。内部はお世辞にも仕上げが良いとは言えない。当然、ホップも無し。
自作バレルは、外径7mmの真鍮パイプ。本当は、他の銃のインナーバレルが一番良いんだけど、この長さのジャンクパーツは持ってないので。また、ステンレスパイプを買いに行く暇も無かったので、とりあえず手持ちの真鍮パイプで。チャンバーチューブを7mmのドリルで抉って、カート先端まで真鍮パイプが来るようにした。
先端は8mmパイプ挿してマズルに合うように。
強過ぎるマガジンキャッチスプリングも交換。
インナーがまともになったので、そのままだとおそらくパワーオーバー。手持ちで合うスプリングが無いので(MSR338用より外径が細い)オリジナルスプリングを5巻カットする。スプリング弱くするのは、内部パーツへの負担軽減にも効果あるので。
ちなみに線径は1.3mm。切断もかなりきつかった。
リアサイトは、ボタンも別パーツで動くし凹凸もしっかりしてるのでロックも出来る。ただ、スプリングが組み込まれてない。あと、バリがそのまま残ってて、押す余裕が無いという・・・。
バリ、というかゲート跡は、ランナーからちぎってそのままって感じでしっかり残ってる。これは、組み立てたら外から見えない部分には、ほぼ全て残ってる(メカボックスやトップカバー内側等)。
全て力ずくでちぎったようで、ニッパー?何それ?状態。さすが、中華製。組み立ての雑さ加減は世界一と言わざるをえないw。
ゲート跡以外にも金型のバリも残ってたので丁寧に切り取る。
ジャンクパーツから合うサイズのスプリングを探し出して組み付け。ちゃんとロックが掛かるようになった。
摺動部分にはグリスを塗り、組み立て開始。モナカを左右から留めてるネジは結構多いので、ちょっと面倒。
ネジはチャンバー上とマガジンキャッチの部分以外、全て同じサイズ。ただ、トリガーのすぐ上2本のみ頭の色が違うので注意(分解前にデジカメで撮っておくと良い)。
最低限撃てる状態まで組み立てて止めておく。なんせ、パワーチェックしないといけないので。
マガジン挿して、G&Gの0.2gバイオ弾で初速測定。
・・・あれ?ちょっと高いカモ。スプリングカットが足りなかったみたいで。
スプリングのみ取り出すなら、全部のネジ外す必要無い。写真のように7本外すのみで、後ろちょっと開けてスプリング取り出せる。
4巻カット。これ以上カットするとピストンが中で遊んでしまうので。
さて、再びネジ締めて測定開始。あ、ちゃんとネジ締めないと、コッキングした時に負荷が片方に集中して折れる可能性あるので・・・。
同じBB弾で測ったら・・・。あんまり変わらず。
ハンバやけくそ気味に更に追加で6巻カット。オリジナルから計15巻カットした事になる。
このまま組むとピストンが中で遊んでしまい、撃った後のボルトの遊びが大きい。
なので、MSR338のようにダブルスプリングにしてみた。グロック用リコイルスプリングをちょっとカットしたのをジャンクパーツから取り出して組み付け。遊びはなくなった。
その状態で初速測定。G&G 0.2gバイオBB弾使っての初速は
90~91m/s。
おお、ほぼ理想通りに。オリジナルスプリングのカットはもう少し控えめでも良かった気がするが、安いエアコキでこれだけ出てれば十分じゃないかと。
なにより、コッキングが軽くなったw。最初の引き始めはガスブロ用リコイルスプリングを圧縮するので、ガスブロ並みに軽いw。最後まで引くとさすがに重いが、オリジナルよりはかなり軽くなった。これで、破損確率もぐっと減るはず。
パワーダウンにはインナーバレルカットの方が楽だが、アウターバレル内部は隙間大きく、マズル先端までいかないとインナーを固定出来ない&ピストンスプリング弱くした方が負荷が減って色々と都合が良い、という訳で。
バレル一式組み立て開始。鉄の棒を入りやすくする為、リアサイト下のネジ2本は緩めておく。錆が浮いてた部分にはシリコン吹いて拭き取り。
挿し込んだら、下のネジで固定。
インナーの先の部分は外径8mm内径7mmの真鍮パイプ。先端丁度になるように叩き込んでる。アルミブラックで染めて目立たないようにも。内径6mmの真鍮パイプはフロントサイトポスト後ろ部分までで、後はスリーブ状に。
フレーム、ハンドガード下を組み付け。
組み立て完了。
初速はまあ良いとして・・・。問題は命中精度。なんせ、タイト過ぎて内部で擦れながらBB弾通過してるのでw。
カート式という事で外では撃てない(紛失や、土・ゴミ付着するので)。なので、ホップは要らないとして。
室内5mでちゃんと狙って撃ってみたら・・・。
左右9cm、上下18.5cmという結果に。12発撃って、1発ジャム。まあ、ボルト押すコツ掴んできたのでジャムは減った。ただ、エジェクト不良はたまにある(斜めにボルトに咥えられたまま止まる。その際は、手で取り出すw)。
インナーバレルは、以前マルイハイキャパに使用した内径6mmのステンレスパイプがかなり精度良かったので、その内交換する予定。チャンバースリーブ回転しないようにすれば、ホップも組み込めるかも?
最後は、AK47設計時に参考にしたらしいMP44とのツーショットで締め!
このカート式AK47、さすが中華と思わせる出来だったが、弄ったら愛着湧いてきたw。
まあ、安価なエアコキをここまで弄る人はおそらく皆無だと思うので、インナーバレルに穴開いてても気付かないのかも?
AK-47 カート式エアーコッキングガン その後
AK-47 カート式エアーコッキングガン インナーバレル&ホップ
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AK-47 カート式エアーコッキングガン インナーバレル&ホップ
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中華製 AK-47 カート式エアーコッキングガン その1
Posted by Timm_MK2
at 06:58
│AK-47 カート式エアーコッキング
インナーバレルに穴ってw
いやーこんな状態の銃初めて見ました。驚きです。
初速良いですねー。
もしホップが組めるようになったら、それなりに使える高性能エアガンになるかもしれませんね。
パワーダウンの方法はいくつかありますが、最低の方法とったみたいでw。
まあ、さすが中華といったところでしょうかww。
日本向けにパワー下げてるんでしょうけど、あのアホほど強力なスプリングだと、あまり撃たない内にシア折れるんじゃないかとw。
もしココ見てる人でこの銃のオーナーさんいたら、即刻スプリング交換する事を勧めますw。
ホップ組んでも外では撃てないというw。室内のみなら、ノンホップの方が命中精度高いですし。
まあ、どっちにしろインナー交換しないとw。